起きて外を見るがやはり雨とガス。
昨日の夕食時1900時前の天気予報を観たいと思っていたら「天気予報が観たいのでテレビを点けてほしい」と他の登山者がいってくれた。それに対して小屋の人は「点けません、今日と同じガスの天気だから」という。そういわれると信用しないのかといわれそうでそれ以上何も言えなかった。持っているラジオを点けてみたが電波が入らず結局わからないまま朝を迎えた。やはり小屋の人がいったとおりなのかと諦め下山にかかる。
地蔵の頭から地蔵尾根を下りるが上部は濡れた岩場なので慎重に下っていく
1時間ほどで行者小屋に着く。あとは来た道をダラダラと下っていけばいいので気は楽だが、雨は止み天気は回復しているように思える。もちろんこの辺りと稜線が同じ天気とは限らないが、なんとなく釈然としない。天気予報を観て自分で判断したのなら納得できるが、天気予報ひとつ見せてくれなかった小屋のスタッフに腹が立つ。
八ヶ岳は別名「小屋ヶ岳」と揶揄されるようにやたらと小屋が多い。競合しているので食事とかトイレはよいのだが、天気など情報提供についてはあまり熱心でない気がする。北、南アルプスの小屋では天気図を張りだしたり、衛星放送のお天気チャンネルを見せてくれたりするところがけっこうあるのだが。
もうここまで来て引き返す気もなく、こういうときもあるさと着ていた合羽も脱ぎ捨て下る。
マニュキュアみたい
岩を支えているのは一本の丸太、なわけはないか
ハナビラダケか
美濃戸口まで下りてバスの時間までお風呂に入り今回は終了。濡れた岩場で事故もなかったのだからよしとしよう。でもなんとなく釈然としないなぁ、八ヶ岳、しばらく来るのはやめておこうかな