今年の梅雨の雨の降り方、その継続期間の長さは尋常ではない。日本は地理的に雨や雪で水に恵まれ、普段はその恩恵を受けているがひとたび許容量を超えれば負の面が出て、最近はその頻度が増えてきている。
今回も九州の洪水、土砂崩れなどの被害がひどい。気象庁も驚く異常気象ではあるかもしれないが、それでも「想定外」で片付けられては被害に遭った人はたまらない。川の傍に住まないというわけにもいかず、いったいどうしたらいいのやら。
雨の直後、たっぷり雨を含んだ六甲山から流れる住吉川の流れ
神戸は昭和13年に大水害があって大変な土砂災害の被害があったようだ。その後山には多くの堰堤が造られ治水が進み、今回も大きな被害は出ていないが、須磨区、長田区の山の斜面の一部崩れたところがあったとのこと。最近の異常な雨の降り方を見ているとこの先また大きな被害が出るのではと心配になってくる。
せめてもの罪滅ぼしに雨でコロナウィルスを流して一掃してほしいところだが、そうもいかず感染者は一時より増加傾向が続いている。新型肺炎だけでも大変な災害なのにこれに自然災害が加わるのではあまりにもつらい、と思わずタメ息がでてしまう。