今日は鳴沢・赤沢・スバリ岳を踏んで針ノ木岳へ。そこから針ノ木雪渓を扇沢まで下る予定で0530時に出発。
朝露に濡れたチングルマの穂
50分ほどで鳴沢岳(2641M)到着。今日も剱がよく見える
鳴沢岳とこの先の赤沢岳の間には今は観光ルートになっている黒部のトンネルが通っている。もともとは黒四ダム建設の資材を運ぶために掘られたが、破砕帯にぶつかって難工事になったのがたしかこの辺りのはず
ガレ場、ザレ場、細い稜線を辿っていく。眼下に黒部湖
赤沢岳から先のスバリ、針ノ木岳方面
足元にウサギの顔が
赤沢岳の下りが急な岩場になっているので細心の注意で下っていく。次のスバリ岳まではけっこう長くタフな道だった。
黒部湖を下に見てスバリ岳が近づいてくる
赤沢岳から2時間ほどかかってスバリ岳(2752M)へ
まだまだガレ場は続くが、お花もけっこう多い
厳しい条件のところを選んで咲くコマクサ
イブキジャコウソウか
黄色いのはミヤマダイコンソウ。イワオウギも見える
ミヤマアズマギクの白いの?
1030時針ノ木岳(2820M)到着。眺めもお花もきれいだったが、なかなか気の抜けないタフな道だった。このころにはだんだんガスってくる
あとは気前よく下って11時過ぎに針ノ木小屋到着。少し休んで1125時出発。しばらくは夏道を下り途中から雪渓歩きとなる。スプーンカットされた夏の雪渓はけっこう歩きにくい。破れたり下が水の流れているところもあるので要注意
歩いていると雨が降ってくる。やはり午後からは天気が崩れた。合羽を着たいところだが落石の心配があるのであまり長く立ち止まりたくはない。そのまま歩き続けて夏道に入ったところでやっと合羽を着る。雷も鳴ってくるので早足に下っていく。大沢小屋で少し雨宿りさせてもらっている間に雨が止みホッとする。そこで地元の男性といっしょになったところ、近道があるということなのでご一緒する。おかげで思ったより早く扇沢に着き1400時のバスに乗ることができた。
バスに乗りこむと我ながら汗臭い。途中の大町温泉郷で降りてお風呂に入ってさっぱりする。今回は長距離の縦走ではなかったが、種池山荘から針ノ木岳の間はガレ場、ザレ場が続く稜線で眺めに気を取られないように細心の注意が必要だった。それでも稜線上ではお天気が崩れることなく心地よい緊張感を楽しみつつ安全に下山できて感謝
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