今日は南岳のテント場を出発して槍方面に向かう。日本には標高3000Mを越す山が21座あるのだが南岳(3032M)と槍ヶ岳(3180M)の間は中岳(3084M)、大喰岳(3101M)があり、短い区間に4座を踏んで歩くことになる。南岳から穂高方面は難易度も高いが、こちらの稜線はそれほど危険箇所があるわけではないので快適に3000Mの稜線歩きを楽しむことができる。
中岳から槍を望む
高度計も律儀に3000M、710HPを指している
大喰岳頂上で
槍ヶ岳が近づき肩の小屋が見える
槍ヶ岳の穂先を拡大してみると頂上への最後のハシゴが見える。高所恐怖症の人にはちょっとつらいかも。
3時間半ほどで肩の小屋到着。お天気は最高、早朝で気温も低く、大して汗もかかず快適に歩くことができた。ここからは東鎌尾根、喜作新道を歩くことになるが、いったん500Mほど下らなければならずそのあとの上り返しもきつい。できれば大天井まで行きたいと思うのだが。
大槍方面からの槍
槍へのバリエーションルート北鎌尾根もくっきり見える
北穂の後方に奥穂と前穂の吊り尾根もきれいに見える
大槍ヒュッテに10時前に到着。ここは食事がおいしいと評判なので早い昼食でも思ったが10時半にならないと開店しないということでがっかり。手持ちのパンで我慢する。
ここから水俣乗越までの下りはハシゴも多く消耗する。ハシゴは上るのも下るのも緊張を強いられる
お天気がいいのはうれしいのだが、全く影のない上り下りの稜線歩きに、「少しぐらい雲ってくれれば」と贅沢なことを思ってしまう。喉が乾くが水は小屋で補給した天水だけ。沸かさずに飲むのは最初抵抗があったがもうそんなことはいっていられない。大天井まで行きたかったが、その手前の西岳で今日も沈没
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます