ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

イタリアは呼んでいる

2015年06月10日 | 映画

イギリスの俳優2人による「弥二さん喜多さん道中記」のイタリア版。実際のイギリス人俳優ロブとスティーブがそのままの設定でイタリア5泊6日を旅するのだが、脚本に基づいた物語ではなく実際の彼らの道中に観客は付き合わされる形になっている。

旅は車で移動するのだが、その車内、訪問地、レストランでも2人はしゃべる、しゃべる。それも実際の映画に出てくるマイケル・ケインだのロバート・デニーロだの俳優の物まねを交え、人生論やら様々なうんちくやらをひたすらしゃべる。観てるこっちはその物まねがどれほど似ているかよくわからないし、どこまでが物まねでどこまでが自分の意見なのかわかりにくい。それぞれの人生について真剣に語りあったりもしているのだろうがあまりにも多弁で思わず「うるさい!」といいたくなってしまう。男は寡黙がいいとはいわないがあまりに多弁だとその中身が薄まってしまう気がする。

別に男に限ったことではないけれど、人との会話は節度があった方が楽しいし、心にも響くということを改めて心しておきたいと思ったのだった。


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