1月2日
今日はオアフ島の東部の海岸線を通ってノースショアまで行く。ダイアモンドヘッドを過ぎた辺りから海側、山側ともすばらしい眺めの連続となる。ハワイといえば海という漠然としたイメージしかなかったが、切り立った峰、急峻な谷と、眺めを変える山側の景色のすばらしさは、山好きの私にとってはうれしい誤算である。ワイキキ周辺にいたのでは想像もできないオアフ島の違った一面を満喫する。
Haleiwaの町で昼食後、島の中央を縦断しているKamehameha hwyとKunia rdを通って帰宅。夜は近くのParadise Coveでluau(ルアウ)の夕食。ルアウはnative hawaiianが豚の丸焼きなどで人を招いて行う正餐をいうらしい。夕刻まだ明るいうちに会場に入ると、レイをかけてもらい、夕食までのひと時を、スタッフたちがレイの作り方、椰子の木の登り方、漁のやり方などいろいろ実演をしてくれ楽しませてくれる。私たちもレイを作ったり、アウトリガーに乗せてもらったりする。暗くなるとフラのショーが始まり、バフェスタイルの食事となる。ポリネシアン文化センターではもっと大掛かりなものが楽しめるらしいが、ここでも一人40ドルほどで十分に楽しめた。
コオラオ山脈の一角
前を走る車に犬発見
ノースショアのサーファー
ルアウの行われるParadise Coveの夕日
優雅なフラ
1月3日
車でアラモアナSCへ向かう。、ドライバー役の友人もハワイでは道に不案内なので、私が助手席で地図を片手にナビゲータを務めるが、高速を降りると、一方通行に引っかかったり、通りを変わるための車線変更のタイミング遅れなどで、なかなかたどり着かない。ぐるぐる大回りの末やっと到着、友人2人を降ろす。私とドライバー役の友人はここでの買物には興味がないので、私の希望でマノアの滝に向かう。
マノアの滝はハワイ大学の北にある滝で、駐車場から歩いて40分ほどのところにあるようなので、ハイキングにはちょうどいいと思い、行ったのだが、途中から雨が激しくなって、駐車場に着いた頃には土砂降りになる。これでは無理と判断して引き返す。アラモアナの友人たちをピックアップするまで時間が余るので、パールリッジのSCに行き、別荘の備品で足らないものを買い足す。スーパーやホームセンターが好きな私は見るだけで大いに楽しめる。
途中で出会った犬。胸に星のマークあり
1月4日
今日は広島から来ていた友人が帰国するので空港まで送る。そのあともう一度マノアの滝を目指す。今日は合羽と着替えも用意して万全の態勢である。案の定、現地は雨がちらつき、奥へ行くにつれ激しくなってくる。滝はさほど大きくないが雨の中、滝つぼで泳いでいる若い女の子がいてびっくりする。滝のさらに奥まで歩いてみるがキリがないので引き返す。
駐車場で、濡れたものを着替え、近くのライオン植物園を見に行く。熱帯の派手な植物がにぎやかに咲いている。あとで調べてわかったのだが、オアフ島でもこのマノアの辺りは有数の多雨地区であるらしい。
植物園の花
1月5日
本土から来ている友人の友人がオアフ島に住んでいるので、彼女の案内で、山越えの道Pali hwyや、タンタラスの丘などあまり観光客の行かないところへ案内してもらう。あいにく雨模様で丘からの眺めは雨に煙っている。
タンタラスから雨に煙るダイアモンドヘッド
1月6日
今日は東京から来ていた友人が帰国、空港まで送る。その足でホノルルのサルベーション・アーミー(日本では救世軍)に行き、買物。ここでは寄贈された家具、食器、衣類等を格安で販売している。古着4着を6ドルで購入。帰宅後、別荘の掃除、シーツなどの洗濯。終わってから家のすぐ裏にあるプールで泳ぐ。1組だけ親子連れがいたが、ほとんど貸切状態。水中メガネをして本気で泳ぐ。そのあとはジャグジーに入ったり出たりして、夕刻のひとときを過ごす。明日は家主である友人が本土に帰ることになっているので、別れを惜しんで夕食。
1月7日
本土に帰る友人を空港に送る。私はワイキキのホテルに移ることにするが、空港で車を返したので、空港からはバスでワイキキまで戻る。時間はかかるが自分の意思で動けるバスも悪くない。バスでは大きな荷物の持込が禁止されているが、見ているとかなり大きな荷物でも持ち込んでいる人がいる。ホームページに持ち込み手荷物のサイズ制限が出ているが、多少は運転手さんの裁量で許されるようだ。ワイキキが近づくと乗客はほとんどが観光客になる。
チェックインしたホテルはワイキキのど真ん中で便利はいいが、、あまりきれいとはいえない。一泊100ドル程度ならこんなものかもしれない。もっとも、これまでいた新築の家と比べれば見劣りするのは当然といえば当然だが。 夜は近くのデニーズで食べる。日本のデニーズとはまったくメニューが違う。日本のは日本風の洋食なのだろう。
アラモアナ近くの斬新なビル
1月8日
ビショップ・ミュージアムへ行くことにする。ここへはバスを利用する人はあまりいないようだ。降りたのは私一人。ミュージアムではハワイ王朝の歴史がよくわかるが、一部改築のため閉鎖されていて、日本関係の資料が見られなくなっていたのが残念。中を見終わると中庭でフラの実演がある。
午後は山越えのpali hwyを通って、Kaneoheの町まで行く。バスはエンジン全開で登山バスになる。山間の道は土砂降り。オアフ島は小さな島だが西部と東部ではまったく気候が違うようだ。これまではバスの乗客のマナーのよさに感心していたが、帰りのバスで高校生の女の子の集団と出くわすと彼女たちのうるさいこと。これは日本と同じだった。
ミュージアム中庭でのフラ実演。最後は観客も踊るように指導がある。
ミュージアム正面。
1月9日
明日は帰国するので実質的には今日が最後の日。ハワイでの日本人移民の歴史について知りたいと思い、Waipafuにあるプランテーション・ビレッジを見に行くことにする。43番のバスは途中高速をノンストップで走るので早い。ここへも観光客はツアーのバスか車で来るらしく、バスを降りたのは私だけである。
87歳になる日系2世のボランティアの方に案内していただく。第2次大戦にもアメリカ兵として従軍、日本へも駐留軍としておられたとの由。いろいろ貴重な話を聴かせていただいた。
ビレッジを見終わり、バス停からバスに乗ろうとしていたら、女の人が「ワイキキに帰るのか」と訊いてくる。「そうだ」というと、丁寧に乗り換え方法を教えてくれる。前もって自分でも調べていたのでわかっているのだが、ありがたく教わる。途中乗り換え地点でも、私は近くの店に寄りたくて、そこへ行きかけたのだが、さっきの女の人が追いかけてきて、「そっちじゃない」と教えてくれる。わかっているのだが、せっかくの親切に水を差すのも悪いので、店には寄らず、そのままバスにワイキキへのバスに乗ることになる。バスの中でも外でも、ローカルの人はやさしくてありがたい。
ワイキキに戻りハワイ・マリタイム・センターを見学。ハワイと海の歴史を知るためのいろいろな資料が興味深い。
夜は近くのショッピング・プラザで無料のショーを楽しむ。ダンスはニュージーランドからやってきたマオリのもので、ハワイでのフラとはまた違う趣がある。
プランテーションで使われていた蒸気機関車
マリタイムセンター内部。クジラの骨格標本が吊り下げられている。
マオリ族のダンス
1月10日
ホテルをチェックアウトし、予約しておいたリムジンを外で待っていると、ごみの収集車が来る。どうやって収集するのか見ているとホテルから出る大きなごみ箱を、車についている大きなクレーンで持ち上げさかさまにして豪快に収集車にほおりこんでいる。それにしても小さな島で観光客の出す大量のごみはこのあとどう処理されるのだろう、気になるところである。
まだまだこの地にいたいところだが、そうもいかず帰国の途につく。
ごみ収集車
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