昨日の夕方の雨は夜には止んでいた。それでもテントは夜露で濡れていた。気温も予想以上に低く、夜中にシュラフの肩口をなんども引っ張りあげた。
今年は剣岳は映画人気で人が多く、昨日もすれ違った人が「登るのに数珠繋ぎになっていた」といっていた。ということで今回は眺めることに徹し、今日はまず奥大日岳に登り、時間があれば雄山にも登ってみることにする。午前中早い時間なら奥大日からはガスに邪魔されず見られるのではと期待する。0615時出発、8時前に到着。荷物はサブザックだけなのでさすがに足が軽い。
剣の全貌が見えた!が、ちょうど朝日を背にしているので逆光になってしまい黒々とした塊に見え、岩肌がはっきり見えない。1時間ほど待って太陽が動くのを待つことにする。
奥大日から大日岳方面
剣岳 まだやはり逆光気味
雄山、大汝山方面
剣岳を眺めながら雷鳥沢へ下る
テント場に戻ってみると隣のテントが撤収されていたのでそちらへ引越し。こちらの方がテーブルが付いていて使いやすい。
引越しを終わってもまだ11時なので一の越から雄山に登ってみることにする。雷鳥沢から一の越へは室堂を経由せず通称「神の道」を登る。
一の越に着くと、そこから雄山への登りは老若男女でいっぱい。今日は特に小学生の団体が多い。山の原則「登り優先」など期待できないので、人並みを縫って登っていく。こういうときは落とすのも落とされるのも落石に神経質になる。ようやく雄山頂上に着く。
同じ道を下りるつもりだったがこの混雑では大汝山方面に回って「大走り」を下りたほうが安全で早いと判断して、大汝山に向かう。
立山では雄山も剣も3000Mには少し届かず、大汝山が3015Mと一番高い
富士の折立手前の分岐で「大走り」を下りていく
賽の河原まで下りてくるとその下は「小走り」の名がついているが、走れば当然コケます
テント場に戻っても日が長い時期なので、ゆっくりお風呂を楽しみ食事の支度をする
続く