入山して3泊が過ぎたので、そろそろ食料も少なくなってきた。天気予報では台風も発生しているようなので、下山することにする。往路と同じ道を引き返すのもつまらないので平の渡しを経て黒部湖へ下りることにする。
朝のテント場から針の木岳方面
しばらくはお花畑の木道を歩いていく
刈安峠までは急坂もあるが峠からは緩やかな下りである
ふと足元を見ると「足」が。小指がなかったので足して完璧に
10時前に平の渡しに着く。小屋は新しくきれいになっている
ちょうど10時の渡しの船が出て行く。こちらから乗る人はいないが針の木側に何人か乗客が待っているとのこと
ここからは地図で見てもほとんど勾配はなくほぼ水平道のはずなので、楽勝と思って歩き出したが、この「ほぼ」というのが曲者で、実際には細かい上り下りがあって、沢を迂回するハシゴも多くて消耗する。10年分くらい汗をかいた
根っこからほとんど土がなくなってしまっている木
何度も沢を渡るが、増水したらこんな橋はひとたまりもない
こんなところをくぐり
ハシゴも上り
きれいなキノコもあって
沢の水を飲み
水は黒部湖へ流れ
やっとダムが見えてくる
3時間かけてやっと黒部ダムの上にでる。最近はこんなところでも中国語が飛び交っていた。