ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

特別展古代ギリシア

2017年01月05日 | その他

神戸市立博物館で鑑賞。紀元前数千年前から紀元前数百年前ぐらいの展示品は300点あまりあったので軽く観るだけでもかなり時間がかかった。

器を観てカレーを入れるによさそうとか、きれいな金貨を観て1枚欲しいなとか、男性裸像のお尻の線がきれいとか。他にも、ほとんどの競技は男性が全裸でやっていたという古代オリンピックは女性も観られたのかなとか、硬い大理石が磨かれるとどうしてあんなに柔らかに見えるのかとか、まったくの門外漢は実に雑で下世話な感想を持つのだった。多種多様な展示品は当然手作りされたものだが、それを作る道具をそんな前からすでに手にしていたのだからすごいと単純に感心してしまう。

何年か前に金融危機に陥ってEUのお荷物になった今のギリシア。あの時も元祖ヨーロッパとしての矜持を捨てられなかったのかもしれない。昔誇った隆盛も21世紀までは続かないのが世の習いか。

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MERU/メルー

2017年01月02日 | 映画

インドの6500M峰メルーのシャークスフィンと呼ばれる壁を登る3人の男たちの物語。といっても俳優によって演じられるのではなく実際の記録映画である。それだけに映像には迫力がある。

さらには、1回目の挑戦に敗れて2回目に挑戦する間のドラマがすごい。雪崩に巻き込まれて無傷で生還する者あり、頭蓋骨骨折、頸椎損傷の瀕死の状態からすさまじいリハビリで半年後に再挑戦に復帰する者ありといろいろのドラマがある。せっかく助かった命をまた賭けようとするのだからロッククライマーという人種は本当に業が深く、全面的に共感するのは無理だが、少なくともその映像は魅力的だ。

人の命はあっけないほどはかない場合もあるが、恐ろしく強靭でしぶといこともあるのだとつくづく思ってしまう。

ただもし日常的に命の危機にさらされているような紛争地域の人たちがこの映像を観たら、ただただ「登りたい」ということのために命をやりとりするというのはものすごく贅沢なことと受け止められるのではないかとふと考えてしまうのだった。

 

 

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酉年に鳥を観た

2017年01月01日 | 散歩

明けた、明けた、今年も明けた。12月はバタバタと過ぎ、年々加速度がついてあっという間に新年を迎えることに。さして感慨もなし、平穏無事な年であってほしいと思うだけである。

お天気は穏やか、お餅で重い体を軽くしようと住吉川を散歩。今日はカモたちも出払って見るものがないと思っていたら、カメラを持った数人が熱心に撮っているところに遭遇した。近づいてみると小さな鳥をめがけて皆シャッターを押しているが悲しいかな鳥の名前がわからない。小声で訊いてみるとカワセミだそうだ。背中が青い小さな体で狭い範囲をあちこち飛び回りギャラリーをしっかり引き付けている。

私のコンデジではこの程度にしか撮れなかったがとりあえず酉年の元旦に見られたことは幸先がいいのかもしれない。

 

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