富士山は登るより眺める方がいいと思っていて実際登ったことがない。しかし近くから眺めたこともない。そこでこの時期雪化粧した富士を近くで眺めてみようと思い旅に出た。
富士山の西、田貫湖に隣接した休暇村富士に泊まって長者ヶ岳(1335M)とそのすぐ南の天子ヶ岳(1330M)に登る。
天気はいいが気温は低い。今朝はマイナス7度だったとのこと。
駐車している車の表面にきれいな霜が
8時過ぎ、休暇村脇の登山道入り口から登り始める。1時間ほど上ると少し雪が出てくる。天気はいいが風が吹くと震えあがるほど寒い。
長者ヶ岳からの富士。少し雲がかかっているのが残念
いったん下って登り返して天子ヶ岳へ
寒いので、ゆっくり眺めてお昼でもとはいかずすぐに下っていく。
誰が作ったのか、木の株から削りだした椅子。持ってかえるのは大変そう
林道の脇に何やら白いものが見える。これはなんというのだろう。枯れた草の根の部分に花のような、飴細工のような面白い造詣ができている
いろいろな条件が揃うとできるのだろうが初めて見る自然現象だ。
ダラダラと長い林道と車道歩きに辟易して1330時やっと休暇村に戻る。冷えた体にお風呂が心地よい。
休暇村からの富士。結局今日はずっと雲がかかっていた
追記:白い花のような氷はシモバシラというシソ科の植物にできるものだと後日知った。茎は枯れても根が水を吸い上げそれが凍ってできる現象とのこと。シモバシラという名の植物があるとは知らなかった。