のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

遠慮のない関係

2006年02月12日 22時45分19秒 | 日常生活
おさななじみと買い物を楽しんで
飲み会を楽しんで、近況報告を楽しんで
と濃密な時間を過ごした土曜。
お互いに元気少なめで、会話は滞りがちでしたが
なにせ出逢って19年の関係。
少々の沈黙は気になりません。
ていうか、居心地がよいのー、ってなもんです。

まあね。毒舌を吐きあう関係ですから
「その体型、そろそろどうにかしなきゃね。」
と、笑顔で言われたりなんかもしましたけど。

というわけで、二日目の本日は
二人で美しくなろう、と岩盤浴を初体験。
夜ちゃんに感動的な体験を聞いていたものの
なかなかひとりではふんぎりがつかず未経験でした。

フロントで色々と説明を聞いた後は
別室でお着替えです。
ロッカーの傍にカーテンルームがあって
その中で着替える模様。


・・・ふと、隣を見ると、
既に幼馴染はすっぽんぽんでした。

わあ・・・。さっすが出逢って19年。
と、言いつつ、実は既にのりぞうも
遠慮なく開放的にお着替えしてたんですけどね。
19年の重みをひしひしと実感したひととき。

その後はふたりして体重を図り、読み上げます。

でもね。これは反則だと思うの。
19年の関係とは言え、
さすがに華奢な幼馴染の前で
体重を読み上げるのはちょっぴり恥かしい。

と、母親に伝えると、珍しく
「年頃の女性なんだから、
 どちらも恥かしがって欲しいわ。
 あ、でも体重は堂々といえる体型になって欲しいわ。」
と、ものすごくまっとうな反応を返されました。

ま、そのあたりはおいおいとね。。。。


それにしても岩盤浴は至福のひとときでした。
こんなに気持ちいいと知ってたら
もっと前から通ってたのに!!
夜ちゃんの感想を真摯に受け止めていなかった自分を叱咤。

とにもかくにも楽しい週末でした。
幼馴染に託して、父と幼馴染の父様ふたりに
バレンタインのチョコレート、ならぬ
和三盆を渡せたしね。

・・・・チョコ売り場には近寄れませんでした。
女性が怖くって・・・・。

新カテゴリ

2006年02月12日 22時28分03秒 | 音楽鑑賞
新カテゴリを作ってみました。

「音楽鑑賞」。

えっと。音楽は好きです。
ほぼノージャンルで聞いています。
どかすかうるさい音楽も
しっとり音の世界に浸りこめる音楽も
脱力系のほのぼの音楽も
歌って踊りたくなる若手アイドル音楽も
好き嫌いなく聞いています。

というわけで、友人からのお勧め音楽も
ありがたく拝聴しています。

しかし、なにせりズム感も音感も
音楽に対しての知識もなにひとつないので
音を楽しむことはできても
その感想を伝えるのは、ほとほと無理。

というわけで、今まで避けてましたが
とある筋からの要望により挑戦。

売られた喧嘩はきっちり買います。
(ちょっと違うか。)

でも、小難しい感想は到底無理ですし
音楽に対するセンスもありません。
そこのところを踏まえて読んでくれたまへ。
・・・と、強気で白旗を揚げてみました。

というわけで、このカテゴリは
「こんな音楽も聴いています。
 だから似たジャンルの音楽を手に入れたら貸してね。」
という宣伝に使わせていただきたいと思います。

周囲の方々、よろしゅう。

スクールデイズ/2005年日本

2006年02月12日 22時23分33秒 | 映画鑑賞
■ストーリ
 0歳で芸能界デビュー、天才子役として一世を風靡したのち
 8歳で「普通の子供に戻りたい」と言って引退した相沢晴生。
 それから8年、家庭でも学校でもロクなことがないまま
 高校生になった晴生は、再起をかけて超人気学園ドラマ
 「はみだし!スクール☆デイズ」のオーディションを受け、
 見事合格!ドラマの中の熱血教師・鴻ノ池先生の教えに
 感銘を受けるうちに、なんと現実世界にも鴻ノ池先生が
 登場するようになる。

■感想 ☆☆☆
 予告編で田辺誠一さんのはじけた演技に惹かれて鑑賞。
 一緒に予告編を見た友人と
 「空っぽのペットボトルを渡されると思っていたら
  ビール瓶を渡されたような裏切られ感だよね。」
 「とにかく重い・・・・。」
 と感想を伝え合った。

 映画中盤まではいじめられっこ晴生の生活を織り交ぜつつ
 それでもコミカルにストーリーは進んでいく。
 しかし、ドラマの役柄にのめりこんでいく晴生と共に
 ストーリーは大きく方向転換を図り始める。

 現実世界が虚構世界に侵され始める晴生。
 はみ出し先生の声が聞こえ、彼のアドバイスに感動し
 そのアドバイスに従う晴生。
 その一方で虚構世界があくまでも「ニセモノ」でしかないことも
 きちんと実感している晴生は、虚構の世界に
 現実世界を求め始める。

 階段落ちの場面をスタントなしで演じ、ナイフでさされる場面では
 ホンモノのナイフを使わせて欲しいと頼み込む。
 「ニセモノでは意味がないんだ!」
 吐き出すように訴える晴生。

 合間合間に挟み込まれる晴生の両親。
 豆腐だけを食べ続ける母親。
 豆腐を壁にたたきつけ泣き崩れる母親。
 浮気を続ける父親。
 母親が生のハンバーグを出し続けてもおとなしく食べる父親。

 どこかが壊れている現実世界と
 どこまでもまっとうで正しく楽しい虚構世界。

 その境界を崩そうとする晴生が
 狂っているようでまともな神経を保っている様子が
 最後まで痛々しい。

 彼が求めていたのは、彼の姿を認め受け入れてくれる存在。
 「天才子役」という肩書きを取り戻したかったわけでも
 現実世界を変えようと思ったわけでもなく
 ただ、自分がここに存在していること、
 現実世界で実感をともなってもがいていることを
 両親や友人や片想いの相手や先生に
 見つけて欲しかっただけ。認めて欲しかっただけなのだろう。

 ラスト、担任の一言に顔をくしゃくしゃにさせ
 両親と久しぶりに同じ食卓を囲み、同じものを食べる
 晴生の姿にほんの少し希望が見える。

 けれども、この現実と虚構のあいまいな線引きが
 あまりに「時代」と合っていて、薄気味悪さを感じた映画だった。



 【追記】
  もっとも、前半のコミカルな部分はかなり笑えます。
  特に「キン○チ先生」のオープニングを忠実に
  再現して笑わせてくれたハミダシ先生には脱帽。
  仲間内で楽しく作ったような部分も多いだけに
  終盤のブラックな展開にくらってしまったのかもしれません。