のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

みんなお疲れ

2006年12月01日 01時40分39秒 | 日常生活
最近、のりぞうの部署はのりぞう以外、大忙しです。
もっとも、のりぞう以外の方が忙しいのは
最近に限らず、いつもです。
のりぞうは、いつも申し訳なく思いながら
(ええ、一応、申し訳なくは思っています。)
でも、うきうきと定時退社をしています。

しかし、最近の忙しさは尋常ではありません。
今朝も先輩は朝から既におつかれ顔でした。
あまりにお疲れのようなので
「昨日、何かあったんですか?」と尋ねると
「いつものことです。」との返事。

・・・・いつものこと?

「ええ。昨日、ちょっと2時過ぎまで
 頑張っただけです。平気です。」

と、哀しそうに言い募る先輩。
・・・に、に、にじ?!
のりぞうはぐっすり眠ってましたよ!

そういうわけで、最近ののりぞうは
社内でとても孤独です。
部長も上司も先輩も取締役もお忙しく
のりぞうの相手をしてくれません。

・・・早くみんなの仕事が一段落つけばいいのに。
そろそろ寂しくなってきました。

桜宵/北森 鴻

2006年12月01日 01時25分48秒 | 読書歴
■ストーリ
 一度たずねてみてください。わたしがあなたに贈る
 最後のプレゼントを用意しておきました。そう綴られた
 亡き妻の手紙だけを頼りに、ビアバー「香菜里屋」に
 やってきた神崎。
 おいしい料理とビールが魅力的なお店「香菜里屋」を舞台に
 マスター・工藤が客から持ちかけられた謎の数々を解明かす。
 連作短編集第二弾。

■感想 ☆☆☆
 立て続けに北森さんの作品を読んでいる。
 どの作品も、読みやすい文章の中に豊富に知識が
 盛り込まれていて、こちらは頭を使うことなく、
 純粋に小説の中の世界を楽しめる。
 しかし、この連作短編シリーズでは豊富な知識はお預け。
 そのかわり、おいしい(おいしそうな)料理が
 フルコースで出てくる。
 読んでいるだけでおなかがすいてくる。
 おいしい料理とおいしいお酒と笑顔の素敵なマスター、
 ミステリではあるけれど、謎ときではなく
 この空間を楽しむことに専念した。

 北森さんの作品はシリーズとシリーズでリンクが
 張られていて、ある場面で、ひょっこり他の作品の
 主人公が顔を出すことがある。そういった
 ゲストを探すのもまた楽しみのひとつだ。

触身仏―蓮丈那智フィールドファイル〈2〉/北森 鴻

2006年12月01日 00時57分17秒 | 読書歴
■ストーリ
 「わが村には特殊な道祖神が祀られている。」
 美貌の民俗学者・蓮丈那智のもとに届いた手紙。
 彼女は、さっそく助手の内藤三国と調査に赴くが、調査を終えた後、
 手紙の差出人が失踪してしまった。
 那智がいにしえの悲劇の封印を解き、現代の事件を解決する
 民俗学ミステリ連作集。

■感想 ☆☆☆
 1冊目でもひたすら作者の知識量とその発想の豊かさに
 驚き、その知識の洪水に楽しく身をゆだねることができたが
 2冊目もその知識量は相変わらず豊富である。
 どのように知的好奇心が発達したら、これほどまでに
 民俗学に関する情報を網羅できるのか。
 そもそも、民俗学という学問は本当に実在するのか。
 一冊目を読んだ際に感じた感嘆と疑問を
 改めて頭に浮かべながら、楽しく読み進めることができた。
 古代世界や古典への知的好奇心を刺激される。
 刺激されただけで終わってしまうのではなく
 この好奇心を行動に移さなければいけないのだけれど。
 読んでいるだけで頭が良くなったような気分を
 味わってしまうのは、私の幸せなところでもあり、
 悪い癖でもある。そう思いつつ、お手軽に賢い気分を
 味わいながら、今、三冊目に手を伸ばしている。