のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

本バトン!

2006年12月17日 02時54分28秒 | バトン
いろんな理由で改名を繰り返し
そのたびにセンスある名前を選ばれているタマ子さんから
久々にバトンがまわってきました。

語り甲斐がありそうな「本」バトンです。
語っちゃいます。

1.いつ頃から本が好きになりましたか?
  物心がついた頃には好きでした。
  記憶にありませんが、母の話では
  鉄腕アトムの絵本がお気に入りで何度も読み返してたそうです。

2.家族に本好きな人はいますか?
  父が本好きですね。
  物心ついたときには、週末に父親と
  図書館へ通っていました。
  寝る前に本を読む習慣は父親譲りです。

3.幼い頃に読んだ絵本は?
  「鉄腕アトム」「ななこSOS」
  なぜかアニメの絵本を数冊持ってました。
  あとは古典もの。
  「シンデレラ」「舌切り雀」「かちかち山」
  「からすのパン屋」
  でも、このあたりは本当に記憶が曖昧です。
  絵本を読んでた頃の記憶があまりないのです。
  幼稚園の頃の愛読書が既に抄訳版の「秘密の花園」
  「若草物語」「クレオパトラ」でした。
  
4.学生時代、読書感想文を書くのは好きでしたか?
  大好きでした。今も好きです。
  今のほうがよりいっそう好きですけど。
  小学校一年のときに作文で褒められて以来
  書くことが大好きなのです。・・・・なんて単純な。

5.毎号チェックする雑誌はありますか?
  ダ・ヴィンチ。日経エンタ。コーラス。野生時代。
  OGGI。anan(とりあえず表紙だけは)。
  サンキュ。saita。婦人公論。

  ・・・まだまだありますが、すべて立ち読みです。
  特にお気に入りなのは「婦人公論」。読み応えがあります。

6.ベストセラーは読む方ですか?
  ベストセラーになる前に自分で目をつけておいたり
  昔から好きだった作家さんのものはすぐに読みます。
  後は図書館で運良く出会ったら借りることが多いです。
  既に「昔の」 ベストセラーですが。
  ベストセラーを購入するのは気恥ずかしいので
  図書館での出会い待ちです。

7.本は書店で買いますか、それとも図書館で借りますか。
  まず図書館で借ります。読んで気に入ったもの
  手元に置いておきたいと思ったものを購入します。
  コレクター気質なんです。

8.あなたは「たくさん本を買うけど積ん読派」?
  「買った本はみんな目を通す派」?

  目を通した本を購入する派。。です。
  但し、無条件で「この人の作品だったら読んでなくても
  購入決定!」という場合もあります。そういった方の
  作品に自分の読書量が追いついてないこともしばしば。

9.本を捨てることに抵抗がありますか?
  あります。でも、売ることにはありません。
  切ない気持ちにはなりますが。

10.本をよんでる人は”目力”があると耳にしたことが
  ありますが、そう思いますか?

  初めて聞きました。
  のりぞうの目力のなさは驚異的です。
  目にまったく力が込められてません。

11.本屋さん、何時間いられますか?
   平均は2時間です。足が疲れなければ
   いつまででも平気です。

12.お気に入りの本屋さんがあったらおしえて♪
   なし。でも、もっともよく訪れるのは近くにある
   こじんまりとした黒木書店です。
   小さいお店なのに、立ち読みばかりしてすみません。。。

13.本屋さんへの要望・リクエストがあったらどうぞ。
   特になし。むしろお礼やお詫びを伝えたいぐらいです。

14.気になる箇所にはラインを引く派?隅っこを折る派?
   ひきません。折りません。
   ・・・図書館の本が多いですし。
   時間が有り余っていた学生時代は好きな箇所を
   ひたすらノートに書き写してました。

15.速読派と熟読派、あなたはどちらですか?
   早いほうかと。遅くはないです。
   あまりじっくりとも読みません。
   でも気に入った本は何度でも読み返します。

16.本を読む場所で、お気に入りなのは?
   乗り物の中。(電車、バス、地下鉄)
   ベットの中。
   お風呂の中。
   トイレの中。
   晴れてあったかい日の陽だまりの中。

17.無人島1冊だけ本を持っていけるとしたら。
   ・・・1冊?選べません。。。。
   「モモ」かなぁ。秘密の花園、かな。

18.生涯の1冊、そんな存在の本はありますか?
   ありません。選べません。
   でも「サンタがいるって本当ですか」は
   小学二年のときに初めて読んで感動し、それ以来
   何度も何度も何度も読み返してます。

19. あなたのお気に入りの作家は?
    北村薫さん、宮部みゆきさん、若竹七海さん
    加納朋子さん、京極夏彦さん、井上荒野さん、
    江國香織さん、久世光彦さん、向田邦子さん、
    吉本ばななさん、オルコットさん、
    ミヒャエル・エンデさん。
    絶対に漏れがあります。確信してます。

20.本を選ぶときのポイントやこだわりはありますか?
   特にありません。
   あえて言うならばタイトルと装丁、そして最後の一文。
   明らかに悲劇と分かったときは本棚に戻します。

21.本はどこから読みますか?
   カバー解説→解説→あとがき→目次→最初の一文

22.昔、読んでた漫画   
   小学校低学年:ハッピーまりちゃん
   小学校高学年:星の瞳のシルエット、
          ときめきトゥナイト、
          ハンサムな彼女
   中学校:僕の地球を守って、こどものおもちゃ
       天使なんかじゃない

23.学生時代にハマった本
   なんだろー。小学校のときは伝記にはまってました。
   好きな人の伝記は何回も読んだな。
   紫式部やナイチンゲールなど女性が多かったです。   
   高学年になってルパンとホームズにはまり
   王道ですが、赤川次郎さんを読破し

   中学に入ってからは、アイザック・アシモフ、
   アガサ・クリスティ、エラリー・クイーンに傾倒。
   その後、中学の終わりに宮部みゆきさんと出会いました。
   それからは日本人作家ばかり読んでます。

   高校時代に北村薫さんに出会いました。
   今も最も好きな作家さんです。

24.つまるところ、あなたにとって本とは。
   食欲の次に優先させるもの。
   時間があると手にとってしまうもの。
   時間を作ってでも手にとってしまうもの。

   ・・・でも、ホンモノの本好きではありません。
   「何でもいい」っていうわけではないので。
   読む本の偏りもはなはだしいですから。

25.バトンを回す5人
   本に対する情熱が沸騰しているゆきのさん
   私以上に好きな本にこだわりがあるgitchoさん

   もしよろしければ。ぜひ。お願いします。
   お忙しいときはスルーしてやってください。

・・・ふう。好きなものなので思わず力が入りました。
1時間近く書いてますよ。

早く寝なさいってば。。。

スパルタ教育

2006年12月17日 02時06分21秒 | 日常生活
文章を書き始めたら、止まらなくなってしまったのりぞうです。
いい加減、眠らんと!と思いつつ、ブログを書き続けているのです。
何を興奮しているのやら。。。

さて、本日、母親から電話がかかってきました。
昨日の朝に二回、夜に一回、電話がかかってきていたのですが
電話に気付かなかったり、友人と遊んでいたりして
用件が聞けていませんでした。

ようやくゆっくり話せる段になったのに
突然、電話の向こうでもじもじしだす母親。

「どうしよう。
 これ言ったら、絶対にあんた怒るけん。
 ・・・怒らんで聞いてね。
 あー。でも怒るだろうなぁ。」

もう、早く言いなさいってば。

「あのね。
 あんた、今年も寂しいクリスマスやね。」


・・・・はい?
迷いに迷って口にした言葉がそれですか?
昨日から何度もかかってきた電話の用件がそれですか?

しかし、ご安心ください。母上。
今年のクリスマスイブは日曜日。
朝からクリスマス礼拝、夕方からはイブ礼拝が行われるため
のりぞうは一日中、大忙しです。
おそらく一日中、教会です。
しかも月曜日は友人と食事の約束もしているのです。
ちっとも寂しくありません。

丁寧に説明してあげたところ
「そういうのを寂しいクリスマスって
 世間一般では言うんよ。」
と、諭されました。いえ、せせら笑われました。

くっ。
そこにまったく価値観を見出していないのに
せせら笑われると悔しく思ってしまう
自分の負けず嫌いっぷりが恨めしい。

これも母親のスパルタ教育のおかげでしょうか。

私の頭の中の消しゴム(2005年韓国)

2006年12月17日 00時58分17秒 | 映画鑑賞
■ストーリ
 物忘れが激しいスジンは、忘れ物を取りに戻ったコンビニで
 チョルスという青年に出会う。偶然に再会を重ねるうち彼らは
 愛し合うようになり、やがて結婚。しかし、その時すでに
 スジンは若年性アルツハイマー病に冒されていた。病状が
 日々悪化し、夫が誰かすらも忘れてしまうスジン。

■感想 ☆☆☆☆☆
 鑑賞2回目です。
 昨年は妹と試写会で見て号泣しました。
 1回目の感想はコチラ

 今回は吹き替え版です。
 谷原章介さんと小西真奈美さんというのりぞうの大好きな
 俳優さん、女優さんが声を担当するため、
 楽しみにしていました。
 が。本日は後輩の結婚式で外出していた上、
 妹からの指令により「たったひとつの恋」を録画していたため、
 最後の30分のみの鑑賞と相成りました。

 最後の30分のみにも関わらず、号泣しました。
 何度見ても泣けます。それぐらい主役二人の演技は切ないです。
 大好きなのに、忘れてしまう。
 愛している人から忘れられてしまう。
 どちらも同じくらい哀しいけれど、
 やはり残されるほうが辛いなぁ、としみじみ思いました。

 生きている限り、「どうしようもないこと」は
 必ずあると思うのです。
 けれど、その「どうしようもないこと」に左右されないほどの
 強さで想うことが「好きになること」なのだと信じたいのです。

 どうせ理想論です。
 でも、「好き」という思いは、
 理想を追い求めるべき感情だと思うのです。
 それぐらいの強さが必要な感情だと思いたいのです。

ラッシュです。

2006年12月17日 00時41分43秒 | 日常生活
ラッシュです。とうとう来ました。
結婚ラッシュ。
同期の男性陣が続々と結婚してます。
後輩も続々と結婚してます。

しかし、同期女性陣の結婚の噂は頓と聞きません。
同級生の女性陣もまったく結婚しそうにありません。
安心していいのやら不安に思ったほうがいいのやら
のりぞう、フクザツな気分を抱えております。

そんなのりぞうに、年末年始の予定を確認するため
電話をかけてきた幼馴染が妙な確信を持って言い放ちました。

「53年生まれの女性は結婚が遅いとって。」

・・・・え?
53年生まれの女性、と断定しちゃいますか?
そこまで仲間を増やしちゃいますか?

まあ、のりぞうの周辺を見る限り、
断定できちゃうわけですが。
それにしても広げすぎでは?

「いいとって。仲間は多いほうが。」

そういう問題ではない。はず。・・・たぶん。

とりあえず、身近なところに
結婚ラッシュはまったく来ていないのりぞうですが
年末飲み会ラッシュは襲い掛かってます。
今はそれで十分です。

地下室からのふしぎな旅

2006年12月17日 00時14分16秒 | 読書歴
■ストーリ
 人けのない地下室に、黒いマントの見知らぬ男が現れた。
 彼の名前はヒポクラテス。となりの世界から土地の契約更新に
 やってきたのだった。
 アカネとチイおばさんは、彼につれられて
 地下室の壁をすりぬけ、隣の世界の木の芽時の国へ
 行くはずだったが、待っていたのは思いもよらぬ場所だった。

■感想 ☆☆☆*
 アレックス・シアラーの児童書を読んでいると
 日本の作家さんのファンタジーが読みたくなった。
 そこで手に取ったのがこの本だ。
 初めて出会ったのは小学校四年生のとき。
 幼馴染の家で見つけて借りて帰り、貪るように読んだ作品だ。
 彼女に借りた記憶は一度しかない。
 たった一度しか読んでいないのに、話の筋も読んでいるときの
 高揚も鮮明に覚えている。だから、社会人になってから
 古本屋で再会すると、迷わず購入した。

 私にとっては、地下室自体が珍しい場所、わくわくする
 場所だ。まして、そこが別の世界につながっていると
 聞けば、わくわくしないわけがないのだ。
 ちょっぴりのんびりやのアカネと好奇心旺盛な
 チイおばさんが繰り広げるふしぎな旅は
 今読んでも心踊るひとときだ。

ひと恋しくて~余白の多い住所録~/久世光彦

2006年12月17日 00時05分47秒 | 読書歴
■概要
 日本の文化の流れに欠かせない人、残ってほしい人
 忘れられない76名の横顔を偏愛のひとによる文章で記す。

■感想 ☆☆☆☆☆
 久世さんの随筆が好きだ。
 特に向田邦子さんとの思い出を書き綴っている随筆が好きだ。
 久世さんの向田さんに対する尊敬、愛情、友情が
 たくさん詰まっていて、向田さんの魅力が
 しっかりと伝わってくるのだ。

 この作品はそんな久世さんが向田さんだけではなく
 「自分の好きな人」について語っている文章だ。
 紹介されている人は、小説家、俳優、女優、漫画家、
 音楽家と多岐にわたる。既に亡くなっている方、
 ここに書かれた時点では元気だったものの、その後
 亡くなった人、まだまだ元気で活躍している人、と
 現在の状況も、また久世さんとのかかわりの深さも様々だ。

 しかし、そのひとりひとりに対する愛情のかけ方には
 まったく偏りがない。時には友情、時には憧れ、
 ときには尊敬の念、とその思いの種類は様々だが
 久世さんが一目を置いていたり、影響を受けたりしていて
 だから、みんなにも忘れないでいてほしい、と
 切実に思っている。
 その想いが伝わってくる文章の数々だった。

 その中には久保田万太郎や島田清次郎のように
 既に一般的には忘れ去られている人も多い。
 久世さんの紹介文を読んでいると、
 彼らについてもっと知りたくなる。
 作家ならば、彼らの本を読みたくなる。
 女優なら、彼女が出ている作品を見たくなる。
 久世さんは見事に私と彼らの橋渡しをしてくれる。

 「私の住所録には、年々死者たちの名前が増えていく」
 と嘆いていた久世さんも今年の始めに亡くなった。
 私も久世さんがかみ締めてきた寂しさを実感している。