■ストーリ
18歳、高校三年生になった星泉。高校卒業を間近に備え、
できるだけ普通の女子高生として生活したいと願っている。
しかし、星泉の名を騙る「偽者」が現れたり、強引な
地上げに苦しむ街から「街を救ってほしい」と頼まれたり
周囲が落ち着かない日々を送っている。
「セーラー服と機関銃」の続編。
■感想 ☆☆*
長澤まさみ版のドラマを見、薬師丸博子版の映画を見、
残るは赤川次郎版の原作を読むだけだ、と思い
図書館で探したところ、続編しか見つけることができず
手に取った。
毎度毎度の赤川節でさっくりと読める作品だ。
しかし、意外にもドラマ版との違和感はあまりなかった。
私の頭の中では、ドラマ版の武さんや星泉で、
このお話も再現されていたが、ぴったりと
合っていたように思う。ドラマ版はコミカルな部分も
多かったため、赤川作品と似通っている部分があるのかも
しれない。そういう意味では、映画版は小説の設定を
借りているものの、まったく異なる作品と
言い切っていいのだと思う。
組をたたんで、普通の女子高生に戻った星泉だが
生まれついての気質なのか、親分を経験したためなのか
常に「他人のために」動く。
困っている人を放っておくことができない。
自分よりも周囲を優先し、腹にぐっと力を入れて
ひとりで困難に立ち向かっていく。
しびれるようなかっこよさだった。
単純でいつも似たような話ばかりの赤川作品だけれど
常にヒロインは「正しいこと」「人の道をはずれないこと」
を追い求める。自分にとっての損得では動かない。
その明るさ、まっすぐさが、多くの人に
読み継がれている赤川作品の魅力の真髄なのだと思う。
水戸黄門のように安心して読むことができる作品。
だから疲れると、私は赤川作品に戻ってくるのだ。
18歳、高校三年生になった星泉。高校卒業を間近に備え、
できるだけ普通の女子高生として生活したいと願っている。
しかし、星泉の名を騙る「偽者」が現れたり、強引な
地上げに苦しむ街から「街を救ってほしい」と頼まれたり
周囲が落ち着かない日々を送っている。
「セーラー服と機関銃」の続編。
■感想 ☆☆*
長澤まさみ版のドラマを見、薬師丸博子版の映画を見、
残るは赤川次郎版の原作を読むだけだ、と思い
図書館で探したところ、続編しか見つけることができず
手に取った。
毎度毎度の赤川節でさっくりと読める作品だ。
しかし、意外にもドラマ版との違和感はあまりなかった。
私の頭の中では、ドラマ版の武さんや星泉で、
このお話も再現されていたが、ぴったりと
合っていたように思う。ドラマ版はコミカルな部分も
多かったため、赤川作品と似通っている部分があるのかも
しれない。そういう意味では、映画版は小説の設定を
借りているものの、まったく異なる作品と
言い切っていいのだと思う。
組をたたんで、普通の女子高生に戻った星泉だが
生まれついての気質なのか、親分を経験したためなのか
常に「他人のために」動く。
困っている人を放っておくことができない。
自分よりも周囲を優先し、腹にぐっと力を入れて
ひとりで困難に立ち向かっていく。
しびれるようなかっこよさだった。
単純でいつも似たような話ばかりの赤川作品だけれど
常にヒロインは「正しいこと」「人の道をはずれないこと」
を追い求める。自分にとっての損得では動かない。
その明るさ、まっすぐさが、多くの人に
読み継がれている赤川作品の魅力の真髄なのだと思う。
水戸黄門のように安心して読むことができる作品。
だから疲れると、私は赤川作品に戻ってくるのだ。