のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

コドモノチカラ

2008年06月12日 23時01分11秒 | 読書歴
42.コドモノチカラ
■内容
 津軽三味線・12歳、気象予報士・15歳、ドラマー・12歳、
 危険物取扱者・10歳。その世界ではかなり凄いコドモたち30人の
 素顔を伝える。あさのあつこ、石田衣良、泉麻人ら8人のオトナによる
 コラムも収録。

■感想 ☆☆☆
 何かに秀でた人を見ると、元気をもらえます。
 それが天性の才能であっても、努力して勝ち得たものであっても
 見ているだけで、こちらも背筋を正される気持ちになります。
 天性の才能であっても、それを活かしている人は、日々、きちんと
 努力ができる人で、だからこそ、芸能人や俳優さんや歌手さんや
 アイドルさんたちは、周囲の人にパワーを与えられるのだと
 思うのです。

 この本にも、そういったパワーを持ったちびっこがたくさん
 掲載されていました。
 「楽しい。だから続ける。続けていたから、力がつく。」
 実にシンプルな法則に本能をゆだねているちびっこくんたちは
 肩肘張らず、無理をせず、自然体で、とてもかわいらしい子達ばかり。
 資格を持っていたり、一芸に秀でていたり、スポーツの才能に
 恵まれていたりする子達なのに、無理をせず、楽しいから続けているだけ
 というスタンスに元気をもらいました。
 面白かったのは、資格を持っている子達が、その資格に縛らることなく
 自分の可能性を色々と考えているところ。スポーツの才能に恵まれて
 いる子達のほとんどがひとつの道を突き進もうと、日々まっすぐと
 努力している子たちばかりで、実に対照的。
 どちらが悪い、とか、どちらがいい、とかではないけれど。

 10年後。
 この本に掲載されているちびっこたちは、どんな大人になるのだろう。
 10年後のこの子達も見たいという気持ちにさせてくれる
 本でした。有名どころでは、フィギュアスケート選手の浅田真央さん、
 女優の志田未来さんが掲載されています。かわいい。

【韓ドラ】コーヒープリンス1号店

2008年06月12日 22時49分56秒 | テレビ鑑賞
■コーヒープリンス1号店/韓国ドラマ
■ストーリ
 幼い頃に父親を失い、一家の大黒柱として家計を支える女の子
 ウンチャン(ユン・ウネ)。なりふり構わず働き、外に出れば
 男性と間違われることもしょっちゅう。訳あってまとまったお金が
 必要となったウンチャンは、イケメン男性しか雇わないカフェ
 「コーヒープリンス1号店」で男性店員として働くことになる。
 一方、ハンギョル(コン・ユ)は頭がよく気も回るが、他人に対して
 関心がなく、浮き草のように漂う個人主義者。留学先から帰って
 きたところ、大会社を経営する祖母からつぶれそうなカフェ
 「コーヒープリンス1号店」の社長をするよう命じられる。
 男として働くウンチャンに惹かれ、ゲイかもしれないと悩む
 ハンギョル。ふたりの恋の行方は?

■感想 ☆☆☆☆
 昨年、はまった「宮~クン~」のヒロイン、ユン・ウネちゃんの
 新作がまたもや好視聴率で人気が高いという噂は聞いていたので
 放送を楽しみに待っていました。
 前評判に違わない面白さ。明るいコメディタッチで、肩が凝らずに
 気軽に楽しめました。アイロンがけのお供にぴったり。

 なんということのないストーリなので、ハラハラすることもなく
 ドキドキすることもなく、でも面白い。その面白さを支えるのは
 なんといっても、天真爛漫なヒロイン。
 本当にオトコノコなのかも!?と思わせてくれるようなボーイッシュ
 かつワイルドなヒロインなのに、とてもキュート。
 ガニマタだし、すぐに手を出すし、化粧っ気がまったくないのに、
 それでもかわいらしいオンナノコに見えてしまうのは、よく笑って、
 よく泣いて、いつだって一生懸命で、まっすぐな人柄のなせる業で
 「内面の美しさ」を見事に体現したヒロインでした。
 ヒロインから目が離せなくなってしまう主人公の気持ちが
 よーく分かりましたもの。

 でもって、そんな天真爛漫なヒロインを知らず知らずのうちに
 好きになってしまい、いつのまにか感化されてすっかり人間くさく
 なってしまう主人公をコン・ユさんが魅力たっぷりに演じていました。
 今まで苦手だった殿方だったのですが(というか、未だに顔は
 好みではありませんが)演じている役の魅力で、どんどんどんどん
 素敵な殿方に見えてきました。ドラママジック。

 韓国ドラマには珍しく、ドラマ中盤で早々と思いが通じたふたりは
 ずっと仲良しで、その仲良しの様子が微笑ましくて、
 見ているこちらまで幸せ気分。こういう後味のよいドラマが大好きです。