のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

そろそろ鬼も笑わない頃じゃないかな。

2010年11月05日 00時25分18秒 | 日常生活
今年も残すところ2ヶ月を切りました。
毎年恒例、来年の手帳選びのシーズンです。

手帳と言っても、スケジュール管理をするのではなく
起こった出来事を書き留めるもの。
1冊は毎年恒例。新潮社さんの「MY BOOK」です。
こちらは妹との交換用。

そして、もう1冊も毎年恒例。ほぼ日手帳です。
こちらは友人との交換用。

つまるところ、私にとってはどちらも手帳というより交換日記。
新潮社さんの手帳は迷うこともなく、来年分を購入するのみですが
ほぼ日さんのほうはカバーがとてつもなくたくさんあるのです。
そして、カバーによって、微妙に価格が違うのです。
現在、3種類のカバーで迷い中。
ナイロンカバーの無地で優しいピンク色のもの。
鮮やかな黄色の裏地がキュートなポイントとなっているファブリックのもの。
そして、ディズニークラシックミッキーとコラボしている
薄灰色のファブリックのもの。

どれも「かわいい!」と思っているので、見れば見るほど迷うばかり。
価格は若干違うものの、革製品のように
「はい!ムリ!」と即効で選択肢から外すほどでもなく。
それに、なんとなく「一番安いから」という理由で選ぶのは
悔しい気もするし。
だからといって、ファブリックを選ぶと布製品だけに
1年間、汚さず使いこなせるのか、それもまた不安だし。

それに何より今年のナイロンカバーは
色使いがとても淡く優しくオンナノコ心がくすぐられるのです。
どうしよう・・・と迷い中。

このカバー選びに迷う期間も毎年の楽しみです。

さようなら、らぶ子 その他/よしもとばなな

2010年11月05日 00時02分04秒 | 読書歴
132.さようなら、ラブ子―yoshimotobanana.com(6)/よしもとばなな
133.大人の水ぼうそう―yoshimotobanana.com 2009 /よしもとばなな
134.なにもかも二倍―yoshimotobanana.com 2007 /よしもとばなな

■内容
⇒さようなら、ラブ子
わが子、通称「チビラ」は1歳になりました。そして12年連れ添った
ゴールデンレトリバー「ラブ子」との別れが近づいてきて。
家族との最後の日々。忘れることは一生ないと思う2004年の記録。
⇒大人の水ぼうそう
チビからもらって、初めてかかった水ぼうそう。
カラフルでしましまな2009年の毎日を1年分。
⇒なにもかも二倍
ハワイで奇跡のような夕陽に照らされ、ローマで憧れのダリオ監督に出会う。
旅と大切な人との出会いを重ねながら、新作小説の完成を目指した
2007年の1年間。よいことも悪いこともどかんときた出来事の数々。

■感想 ☆☆☆☆
よしもとばななさんがWEB上で公開している日記を1年分まとめて
文庫化したもの。あまりの表紙のかわいらしさに思わず全てまとめて
借りたくなりましたが、たくさんあり過ぎて断念。
「公開するもの」と割り切って、話題は取捨選択していると思うのですが、
それでも書くことを選んだ話題に関しては飾ることなく、
自分の思いを言葉にしていて、その潔さに圧倒されました。
スピリチュアルなことに関する部分など、内容すべてに共感している
わけではありませんが、意見の違いは違いとして受け入れつつ、
感銘を受けながら読むことができました。
日記から垣間見える彼女は、作品世界から受ける印象よりもう少し情熱的。
好きなもの、嫌いなものがしっかり確立していて、
嫌いなものは嫌いとはっきり言う。その嘘をつかない正直な感じが
読んでいて感じる心地よさにつながっているのかな、と思いました。

「なにもかも二倍」のあとがきに書かれていた文章が印象的で
非常に心に残りました。


「自分には関係ない、どうでもいいかもしれないと思うことを
気を抜いてだらだらと読んでいると、中に自分にとってとんでもない
大事なことが入っていた、宝探しみたい」というふうに書こうと
意図しています。がらくたが多すぎるときもありますが、
いいことばかり抜粋した教訓っぽい本っていうのが
たいていあんまり面白くないと思うので、たぶんがらくたが
好きなんでしょう。


うん。私もそういった気持ちでばななさんの本を手にとっています。
エッセイ、小説、ジャンルにこだわらず、ばななさんの作品を
読んでいると、どこかで「あ、この言葉好きだな。」と思える
言葉に出会える。その瞬間が大好きです。