のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

どちらが早いかな。

2010年11月13日 00時59分20秒 | 日常生活
久々に祖母を訪問。
ワタクシを見かけた瞬間、ぱっと笑顔になる祖母。
「なんかいいこと、あった?
 もしかして結婚が決まったんね?!」

・・・ご、ごめんなさい。期待はずれで。
ただただ単純に遊びに来ただけでホント申し訳ない。

「そーね。」
と少し(?)がっかりする祖母。
「いい話あったらちゃんと教えてね。
 こっそり結婚とかせんでね。」

しませんよ!こっそりなんて。
いい話あったらちゃんとお伝えしますよ!自慢しますよ!
むしろ、いい話なくても
「いい話あるよー!」と言っちゃいたいぐらいの気持ちですよ。
と、息巻く孫。

笑いながら聞いていた祖母が不思議そうに言いました。
「なんであんたは結婚したがらんのかねぇ。
 今はいいかもしれんけど、年取ったら寂しいんよ?
 わかっとる?
 今が楽しければそれでいい、とかいかんのやけんね。」

・・・あれ?
途中から完全にお説教モードに変換してますよね?

いやいやいや!
完全に誤解されているようなので言わせてもらいますケドネ。
(いや、ホントは言いたくないですケド!)
ワタクシ、好き好んで結婚していないわけではなくて
結婚デキナイんですからね!
そこんとこ、大きな違いですからね?!
ちゃんと分かってもらえてます?

と強く強く主張する孫に
祖母がきょとんとした顔で返しました。

「意味が分からん。
 のりちゃんが何言いよるんかちっともわからん。
 おばあちゃん、最近ぼけとるけんねぇ。」


・・・おいおい。
最近の祖母は最強です。
「分からない」こと、「忘れられる」ことが
不幸とは限らないと思う今日この頃。

というわけで、最近とみに物忘れが激しい祖母から
滞在3時間の間に20回ぐらいは
「ホントにホントに結婚してほしいんよ。」
「いつまでも若いと思っとっちゃいかんのやけんね。」
「あんた、もういい年なんやけんね。」
「なんで結婚せんのかね?」
と言われ続けました。

でもって、
「おばあちゃん!
 アタシは結婚せんのやなくて、結婚できんのやけんね!」
と10回以上、主張し。

なにゆえにこんな悲しいことを声高に、しかも真剣に
主張しとるんだ、アタシは。
と我に返りました。
そろそろ「さらっと流す」とか「大人になる」とか
そーゆーことを覚えてもいい年頃ではないかと反省しました。

もしくは。
「年いっているほうの孫が結婚していない」ことを
そろそろ忘れてもらってもいいかもしれない、
などと思ってしまったワタクシはどこまでも他力本願です。