のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

祝女

2010年11月10日 20時13分09秒 | テレビ鑑賞
大好きだったバラエティ「祝女」の第2シーズンが開始されました。
わーい!わーい!
サラリーマンNEOも好きだったのですが、
第4シーズンあたりから私の中ではちょっぴりマンネリ化。
すっかりご無沙汰しておりました。
そのため、久々のコント番組です。

アラサ―、アラフォーあたりの「永遠のジョシ」たちが
にぎやかにキュートに毒舌を吐き、現実から目をそらして
妄想世界で生きています。それでいて、女性ならではの
的確な突っ込みを武器として手放してはおらず、
ストレスフルな「現代社会」をオトナジョシらしく現実的に、
妄想ジョシらしく奔放に快適に生きようと奮闘する姿が
コミカルに再現されています。

ジョシなら「ある!ある!」と思わず手をたたく場面多し。
「あ。私かも。」と半笑い、苦笑いするネタも多し。
でも、殿方たちがご覧になって面白いのかどうかは疑問です。

特に先週の「不倫じゃ、ない」は秀逸で
思わず「名作だわ!」と叫びました。
ひとりのジョシが「相談したいの。ありえないことが起きた。」
と友人たちを呼び出し、自分の身の上に起こった「ありえない
出来事」について説明するコント。客観的に見て、その状況は
どう考えても「よくあるタイプの不倫」なのに、友人たちも
「不倫、だね。」「不倫、だよね。」と突っ込み続けているのに
「ううん。不倫、じゃ、ないの。」と否定し続けるジョシ。

「よくあるパターンの不倫とかじゃなくて。」
「ただ好きになった人に奥さんがいただけっていうか。」
「不倫とか安っぽい感じじゃなくて。魂レベルの結びつき?
 特別なパターンだと思うの。」
「何度も奥さんに別れ話をしてるんだけど、
 翌朝には奥さんがまるで何もなかったかのように過ごしていて
 その神経が信じられないよーって彼は言ってるんだけど。」

アタシ、この会話を何人もの人から聞いたー!
でもって、このコントの中の友人たちと同じ突っ込みを
(心の中で)したー!!
これ、実話なんじゃないかな。
誰かの経験談なんじゃないかな。

と、大興奮で感銘を受けました。
ものすごいリアル。リアルだけどコミカル。
コミカルなので、笑えないはずなのになんとなくおかしい。
そんなラインすれすれの部分を絶妙にコントとして
まとめています。
こういうシニカルな題材、大好き!


出演陣はともさかりえさん、市川美和子さん、友近さん、YOUさん
入山法子さんなど安心力満載の女優さんたち。
みなさん躊躇なく楽しそうに「困ったさん」を演じています。
照れなく思いっきり演じててとても素敵。
それに、コメディって科白のテンポが面白さへ如実に反映されると
思うのですが、みなさんポンポンポンポン、よく口がまわるなー、
と感心してしまうぐらい、テンポよく小気味よくしゃべってます。
このテンポが女子だけが集った時のテンポ、
女子会のテンポなんだろうなー、とにやにやしてしまいました。