のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

王様の耳はーっ!

2010年11月07日 17時33分15秒 | 日常生活
嬉しかった出来事はみんなに言って回りたい願望が強いタイプです。
お得だった買い物も然り。

というわけで、昨日、枝光教会のバザーで購入した洋服たちが
いかにお得だったか、皆さんに言ってまわりたくてたまりません。
「なんと今日着ているこの洋服!上下で○○○円やけん!!」
と、自慢したくてたまりません。
なにせ、10着ほど購入しても1000円に届かなかったのです!安いーっ。

「捨てるより、誰かに使ってもらったほうがみんなにとって幸せですから」
とおっしゃってくださった枝光教会の方々。ありがとうございますっ。

しかしながら。
さすがに32歳会社員的に、「いかに安く手に入れたか」は
なんとなく自慢にならない気がしないでもない。かも。
いや、私が「自慢」と思って吹聴してまわっても、
周囲の方々は「自慢」と受け取ってくださらない可能性大。かも。
特に、会社内のジョシ社会ではまったくもって
「自慢」と受け取ってもらえない可能性大。かも。
いや、社内のジョシ社会では「可能性」の問題ではなく、
確実に「自慢」としては受け取ってもらえないだろうなー・・・。

と思ってはいたのですが。
ワタクシの性格を実によく見抜いている母上からは
先回りして厳重に釘を刺されてしまいました。
「くれぐれも、いくらで買ったとか、安かったとか自慢してまわらないように。
 自分を安売りしちゃいけんのやけんね。」

・・・あー。なんか。
そう言われると、なんか悔しいというか。
なんとなく負けてなるものか。と思ってしまうというか。
普段は体内に1ミクロたりとも存在していない反骨精神が
無駄にむくむくと沸き起こってくる辺り、
アタシの天邪鬼ぶりは徹底しているな、と思うのです。

でも、今回ばかりは我慢。我慢。
それぐらい安かったのです。
というわけで。終わったばかりではありますが。
来年も教会バザーが楽しみでなりません。

子どもたちは夜と遊ぶ(上)(下)/辻村深月

2010年11月07日 17時28分43秒 | 読書歴
139.子供たちは夜と遊ぶ(上)(下)/辻村深月

■ストーリ
優しく触れようとしても壊してしまう、大人になりきれない子どもたちは、
暗い恋の闇路へと迷い込んでしまう。同じ大学に通う浅葱(あさぎ)と
狐塚(こづか)、月子と恭司。彼らを取り巻く一方通行の片想いの歯車は、
思わぬ連続殺人事件と絡まり、悲しくも残酷な方向へと狂い始める。
掛け違えた恋のボタンと、絶望の淵に蹲る殺人鬼の影には、どんな結末が
待っているのか。

■感想 ☆☆☆☆☆
何度読み返したか分からないこの作品。
最近、「読書したい!」熱が高まっている母上に勧めたところ、
見事にはまってくれました。で、母上が夢中で読んでいるのを見て
私もつられてしまい、またもや再読。

相も変わらず、読み返すたびに辛く切ない気持ちになります。
しかし、今回初めて「あぁ、この作品はアンハッピーエンドというわけじゃ
なかったんだな。」と思えました。そう思いつつも胸がはりさけそうな想いは
消えないままでしたが、それでも今まで読み返すたびに抱いていた
「なんでこの結末にたどりついちゃったんだろう。
 どこでどの選択肢を間違えたんだろう。」
という後悔のような感情はようやく解消できました。

「彼」にとっては、私がこんなにもやりきれない感情を抱くこの状況ですら、
「ようやく手に入れた幸せ」だったのだと受け入れることができました。
この状況を「幸せ」と感じてしまう彼の状況は、やはりどう考えても
悲惨で切ないけれど、ラストで彼がヒロインに伝えた
「君は彼について色々と聞くかもしれない。
 けれど覚えておいて。彼は本当に幸せだった。
 彼は決してかわいそうなやつなんかじゃなかったんだ。」
という言葉は大きな救いでした。

「彼」に「その後」があることが嬉しいし、幸せと感じられるようになった
彼ならば、「その後」に広がる未来で、きっと幸せをつかみ取っただろうと
思いました。

ところで、今月(10月)の「今夜も生でさだまさし」(通称ナマサダ)では
この作品でインパクトあるアイテムとして登場している蝶「アサギマダラ」の
写真が紹介されました。予想通りの美しさに納得。
うん。
アサギは(アサギマダラも)華やかで華奢で美しい生き物だと思ってました。
そして「美しい」は「悲しい」にとても似合うな、とも思いました。

ちなみに、珍しく作品世界に入り込んでしまった母上。
上巻を読み終えた後、下巻は1日で読破しておりました。
これ、母上にとっては画期的な出来事なのです。すごいことなのです。
「本」って合う、合わないが本当にあるんだなー、好みの本に出合えたら
読むという行為はまったく苦痛ではなくなるんだな、としみじみ思いました。

まだまだよろしく。

2010年11月07日 00時38分18秒 | 日常生活
さらば!ブラウン管!と勇ましく電気屋へ出発した今朝。
テレビについての知識が何もなかったワタクシが
妹夫妻と従兄弟のおかげで、無事にテレビを購入することができました。
テレビについての知識が何もないくせに
テレビ大活用生活を送っているワタクシは、
これを機にブルーなレイさんにも我が家に来ていただくことにしました。
ハードなディスクさんとブルーなレイさんの違いは
未だに「ブルーなレイさんのほうが『すごい子』なんだよね?」
というぐらいよく分かっていないわけですが
なにせ、我が家のハードなディスクさんはここ3ヶ月ほど、
非常にご機嫌ななめなのです。
なんとも独占欲が強い子になってしまい、
録画はしてくれるものの、録画したものを囲い込む始末。
自分の外に出しやがらないのです。

というわけで、
私だって、その子とこれからもずっと仲良くしたいのよー。
できれば、ずっと我が家にいてもらいたいのよー。
と思ったドラマさんたちとも、ここ数ヶ月は短期間でお別れする羽目に。
あまりの切なさに思い切って録画機購入に至ったのでした。

それにしても。
恐るべし、エコポイント効果。
「さらば!ブラウン管!」と大見得を切って家を出たわけですが
みなさん一様にかけこみ購入をされているらしく
(そういうワタクシもエコポイント打ち切りを知って
 駆け込んだわけですが。考えることはみんな同じね。)
新しい美しいテレビさんはすぐには我が家にやってこない模様。
一番早い到着ですら、来週の水曜日、と言われてしまいました。
その上、現在、配達大混雑で時間指定がまったくできないため
誰かがまる一日在宅できる日を配達日指定にしてください、
とお願いされてしまいました。

・・・まる1日ですかー。
まる1日、家にいられる日ですかー。


と、いうわけで。
しばらくの間「ただいま!ブラウン管さん。」の日々です。
ちょっぴり拍子抜け。
ちょっぴり拍子抜けではありますが、よくよく考えると、
今のテレビさんには実に10年もお世話になっているわけで、
そのうえ、ブラウン管さんとの日々もおそらくこれが最後で
もう二度とこの立体感あるどっしりとしたボディには
お会いできない可能性が高いわけで、
「お別れを惜しむ期間」があってよかったかも、と思いました。

でも。
早く我が家で新しい美しいテレビを見てみたいなー。
ブラウン管さんとの違いを如実に実感してみたいなー。

意外と(?)別れはあっさり受け入れられるタイプです。
「去るものは追わず」がモットーです。