のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

思わず叫んだ理由

2008年01月16日 22時49分27秒 | 日常生活
フロアの廊下を歩いていると、他部署の先輩が近寄ってきました。
「知っとうか?来週、仮面ライダー、最終回やぞ?」




な、な、なんですとーーーーーーーーーー?!

思わず、廊下で叫んでしまいました。

だって!だって!
ワタクシ、まだ今週分は見られていませんが、
あと2回で無事に完結しそうな展開でしたっけ?!
まだ、ハナちゃんだってコハナちゃんのままなのに!?
え?!え?!それって本当ですか?!

と頭の中、ぐるぐるで興奮するのりぞう。
わざわざ教えてくれたはずの先輩から
「お前、驚きすぎやけん。俺のほうが恥かしくなるわ。」
とたしなめられました。

そんなのりぞうと先輩の傍を
「仮面ライダーの話ですか。」
とつぶやきながら通り抜ける同じフロアの他部署の先輩。



!!!
あの先輩もライダーファンだったのね!

・・・そして。
のりぞうの声は一体、どこまで響いていたのでしょうか。
そちらも心配。

大好き!紅白☆2007

2008年01月16日 22時39分05秒 | テレビ鑑賞
のりぞう家族の大晦日の恒例行事「紅白鑑賞」。
毎年、紅白を一家で鑑賞するべく、風呂掃除を省略しようと
大晦日は家族で銭湯に向かうことすら恒例行事になっているほど、
気合いを入れて見ています。

昨年の大みそかは、思いのほか早く夕食の準備が終わり
一昨年から始まった「みんなの歌」特番の時間帯には
家族全員で鍋を囲みながら、テレビの前に座ることができました。
一昨年、「再放送を熱烈希望」していた「みんなのうた」特番ですが
今後は年末の恒例行事になりそうな雰囲気。嬉しくてたまりません。
年末以外も楽しむべく、しっかり録画。
大好きな「ぼくはくま」や「メトロポリタン美術館」
「ハーイ!グラスホッパー」が聞けて大満足。
どれも歌だけでなく、愛らしいアニメーションも好みなので
テレビ放映部分での放送に大喜びしました。
願わくば、来年は「グラスホッパー物語」をぜひもう一度!

紅白の開始時間には夕食もほぼ食べ終えて
まったりとした雰囲気の中、紅白をゆっくりと鑑賞することができました。

今年の司会者は、中居さんに鶴瓶さん。
開始からしばらくは、鶴瓶さんの時間を無視した曲紹介にはらはらし、
中居さんの適切なフォローに安心し、
最後までこの調子で大丈夫なの?!と心配半分、憤慨半分で見ていたのですが
中盤以降は鶴瓶さんの司会と曲そのものの持つ力に
涙腺を刺激されっぱなし、泣かされっぱなしの大みそか。
うとうとしながら紅白を見ていた妹は
姉が涙を流しながら紅白を見る姿にぎょっとして
一気に目が覚めておりました。

開始当初は鶴瓶さんのトークに
「話しすぎやん!」「中居くんがかわいそうやん!」
とおおいにぶうたれていたのですが、
なるほど、彼に求められていた役割は「司会」ではなく
「歌の力を伝える伝道者」のようなものだったのね、と納得しました。
特に鶴瓶さんが紅白の司会を引き受けた理由ふたつ

自分の母親にこの会場で紅白を見せてあげたかった。
喜ばせてあげたかった。
ここ数年、紅白の視聴率の低下が取り上げられているが
自分が司会をしている番組「家族に乾杯」で回っている地方では、
紅白の視聴率は依然として高い。いつも元気をもらっている
地方のお年寄りの方々に、自分が司会をすることで
喜んでもらえるのであれば、恩返しがしたい。

には、鶴瓶さんが「お客様」を適格、かつ適切に捉え
その方々を喜ばせることに徹している姿にプロ意識を感じました。
未だ40%以上の視聴率を誇る番組ならば、
それ以上の視聴率を目指すのではなく、
今見てくださっている人たちがどんな番組を望んでいるかを
きちんと捉えた番組作りをすることも大切なんじゃないかな。

ワタクシは例年通り、むしろ、例年以上に大満足でしたが。

特に天童よしみさんの「珍島物語」からドリカムさんの
「ア・イ・シ・テ・ルのサイン」までの6曲
(北島三郎さんの「帰ろかな」、コブクロさんの「蕾」、秋川さんの
「千の風に吹かれて」や一青さんの「ハナミズキ」など)は
歌本来の持つ力とその歌の力を存分に伝えられる歌唱力を持っている
歌い手さんばかりで、ひたすら感動していました。
思う存分、歌の世界に浸りました。
歌ったり、泣いたり、感動したり、一年の最後の最後まで
琴線を振るわせられっぱなしだった2007年でした。

ちなみに、正月早々、友人から
「紅白では、鶴瓶さんに感動したねぇ。」
というメールが届き、年末の感動を改めて分かち合うことができました。
こういった感覚を分かち合える友人がいる喜びも味わえたお正月。

金の糸・銀の糸/石坂洋次郎

2008年01月16日 22時29分17秒 | 読書歴
4.金の糸・銀の糸/石坂洋次郎
■ストーリ
 雪深い北国に生まれ育った姉妹、民子と加奈子。二十歳を過ぎて間もない
 その青春は、金・銀二本の糸のように、明るく美しい。それは時にもつれ
 時に離れながらしかも一様に青空に向かって、けなげに成長していく。

■感想 ☆☆☆*
  年末の大掃除の際に、本の在庫整理を試みた。
  しかし、すべて思い入れのある本ばかりで、なかなか処分を決断できない。
  ようやく何冊か選んだものの、すぐに捨てることができず
  再読後の処分を決定した中の一冊だ。
  文庫本の定価が260円のこの小説を私がどこで手に入れたのかも
  覚えていないのだが、かなりの年代物の作品で、前回読んだ際には
  その時代特有の感覚ののズレが与えるギャップを面白く感じながら
  読み終えた記憶がある。
  そんな曖昧な記憶しかない状態で再読した今回、「面白い」というよりは
  「なるほど」と納得させられることが多かった。正確に言うならば
  納得はしていない。けれども、あの頃の日本が持ち続けた伝統的な考えが
  どういった思想のもとに続けられていたのかが理解できた気がした。

  例えば、夫の両親との同居について。私は嫁姑関係なるものに
  絶大な不信感を抱いていて、「うまくいくわけがない。関係よく
  付き合っていくためには、ある程度の距離が必要だ」と考えている。
  けれども、ヒロインが作中で語った言葉には考えさせられた。
  「それぞれ異なった環境の中で育ったもの同士、一緒に暮らすと
   いうことは、人間的にいい影響をしあって、生甲斐があることだと
   思うわ。それに、おたがいに、人は寛大でなければならないこと、
   辛抱強くなければならないこと、人と人が親しみ合うことは、
   人生最大の楽しみであることなどを学ぶこともできると思うの。」

  確かに一人暮らしの気ままな生活と比較すれば、家族との同居ですら
  辛抱を必要とするときがある。まして、他人ならなおさらだ。
  生活スタイルを合わせて暮らしていると、必ずぶつかるときがある。
  誰かと一緒に暮らす以上、何もかもが自由ということはありえない。
  そして、自由は簡単に「堕落」に置き換わる。マイペースとわがままの
  境目も簡単にあいまいになっていく。
  衝突を避け、我慢を排除し、自分自身の快適な生活を求めた結果
  確かに私たちは、少なくとも私自身は「自由を履き違えた生活」に
  シフトしてしまっている感は否めない。
  そういった現代への警鐘を感じさせる箇所がいろんなところに
  感じられて、前回読んだ時とはまた異なる読後感を味わえた。
 
  また、文章自体はまったく古さを感じさせない現代文だが
  そこかしこで描写されている風景や洋服は見事に失われた時代を
  感じさせるもので、前回読んだ際にはその部分を読み飛ばしていた
  自分自身にも驚きを感じた。前回は女性の貞操観念の部分にのみ
  着目して読んでいた気がする。その部分のズレも勿論、面白いのだが
  そこはやはりどうしても「男性作家の視点」から抜け出せていないような
  印象を抱いた。それとも、それは現代の私だから抱く感想で
  当時の「新しい」女性はこういった感覚を持っていたのだろうか。
  そういった戸惑いも含め、作品自体はもちろんのこと、
  再読の醍醐味も楽しむことができた作品。
  再読後処分するという決意を翻し、本棚に戻してしまいそうだ。

3の会開催

2008年01月15日 23時07分35秒 | 日常生活
旅行中、大学時代の友人つんちゃんから突如、電話がかかってきました。
「火曜日に福岡で会議があるけん、のりぞうの部屋に泊めてもらえんかいな。
みいこちゃんにも声掛けてみるけん、久々にいつもの3人で集まろうよ!」

というわけで、いつもは旅から帰り着くと同時に座り込んでしまうのりぞうが
帰り着くと同時に、旅の荷物の整理をし、旅行鞄を片付け、
部屋の整理をざっと行い、夕飯の買い物に出かけ、準備を始める
という驚異の働きっぷりを発揮。

・・しようとしたのですが、
部屋の整理と夕飯の準備は途中で飽きてしまい、放置。
21時頃到着したつんちゃんに
「ここまでしたけん、あとはお願いね☆」
とバトンタッチするというサイテーのおもてなしっぷりを発揮しました。
笑って、バトンタッチしてくれたつんちゃん、ありがとう☆

大学卒業後も、頻繁にではないものの
こうやって定期的に集まっては語り合っている3人。
みいこちゃんはまだ到着していませんが
前回の集いから起こった出来事を早速報告しあいます。

22時にはみいこちゃんも合流。
いつものことながら、元気なみいこちゃんが合流した途端
その場の空気がぐっと華やぎ、一気にテンションが大学時代へ逆流します。

つんちゃんがお土産に持ってきてくれた長崎名物角煮まんを
メインディッシュにほうばりながら、改めて近況報告をしあう3人。
仕事のこと、後輩のこと、結婚のこと、結婚に対する考え。
語り合うテンションは大学時代のままなのに
語り合う内容は年相応に少しずつ移り変わっていて
そういった変化を感じられるほど、付き合いが長く続いていることに
喜びを感じながら、角煮まんをほうばります。
ふたりがそれぞれの職場で信頼を得て働いている姿や
誇りをもって、仕事に取り組んでいる姿勢
恋愛も仕事も正面から向き合って取り組んでいる姿が
言葉の端々から伝わってきて、自分のことのように誇らしい気持になりました。

食事の後は、勿論、デザート。
みいこちゃんが持ってきてくれたグランドハイアットの
ホールケーキをみんなで囲みます。
「30代直前の3人の会ってことで、蠟燭3本飾っとく?」
とノリノリで蝋燭をケーキにさすみいこちゃん。
その時その時を目いっぱい楽しんで目をキラキラさせている
みいこちゃんのおかげで、3人のテンションも急上昇し
ケーキを囲んでの記念写真大会が始まります。
しかし、いかんせん、手にしているのは携帯です。
小さな画面に3人の姿とケーキを納めるのに苦心惨憺する二人と、
それを見守るだけののりぞう。
見守るどころか、写真を撮ろうと頑張っている二人を横目に
ケーキを三等分しようとするのりぞう。
あまりの傍若無人振りに「こらっ!!」と怒られました。

何度かつんちゃんの顔が入っていなかったり
のりぞうの頭が切れていたり、ケーキが入っていなかったりを繰り返し
ようやく3人+ケーキ揃っての記念写真を撮ることに成功したみいこちゃん。
「よし!撮れたよ!やったー!
きれいに3人が入ったよ!!」
と大喜びしながら携帯を見せてくれるみいこちゃんの目の前で、
無情にも充電が切れる携帯。

「んきゃーーー!!」

・・ケーキを食べる前に大騒ぎです。
30代直前の女性3人で大騒ぎです。

大騒ぎした後に食べたケーキの美味しさと来たら!
クリームもスポンジもあっという間に口の中で溶けていきます。
心もお腹も幸せいっぱいの夜を堪能しました。

あっち側の指し示す場所

2008年01月14日 21時23分14秒 | 日常生活
せっかく関東地方に来たのだから、と
3日目の晩は友人達と別れて、知り合いの家を訪問。
翌日は仕事だという方も巻き込んで、明け方まで大いに語り合いました。



・・・まさか、関東地方を訪れて、
深夜過ぎまで時代劇について熱く語り明かすとは。
福岡を旅立つときは、予想だにしていなかった展開です。
予想だにしてはいませんでしたが、大興奮の一晩でした。
「必殺シリーズ」や「三匹が斬る」や「水戸黄門」などの話について
こんなにも詳しく、こんなにも楽しそうに付き合ってくださる方々がいるとは。
一緒に育ったはずの妹でさえ、このカテゴリに関しては
語り合うことなんてできないのに。たのしー!!

と、興奮冷めやらぬのりぞうを眺めながら
知り合いがしみじみと言い放ちました。

「・・・・そら、彼氏ができんはずやわ。
 あんた、確実にあっち側の人間や。」

・・・なんのことやら。
ワタクシには「あっち側」がどこを指しているのかすら、わかりません。

まあ、そんなわけで、
とにもかくにも楽しい旅でございました。
四日間の旅でお付き合いいただいた方々、
本当にありがとうございました。
今回お会いできなかった方々、のりぞうの飛行機恐怖症は
未だ克服されていませんが、楽しい旅の思い出を得た今は
「待ってろよ!関東!」という気持ちでいっぱいです。
ぜひ、次回訪問の際は、お時間許す限り、お相手お願い致します。
今回お相手してくださった方々も
ワタクシの計画性のない旅に懲りることなく
またのお付き合いお願い致します。

パラレルな世紀への跳躍/太田光

2008年01月14日 20時50分29秒 | 読書歴
3.パラレルな世紀への跳躍/太田光
■内容
 爆笑問題の太田による初の単独エッセイ。
 日々の様々な思索を綴り、時に革命的な主張を、時に叙情的な短編小説を
 記し、みずみずしく新鮮なイメージ世界を広げる。
■感想
 爆笑問題は大好きなのだが、太田さんはやや苦手だ。
 彼の芸に対する考え方や姿勢には共感するし、尊敬している。
 だからこそ、少し怖いのだと思う。爆笑問題の笑いは、田中さんの
 人当たりの良い突っ込みによって、幅広くみんなに受け入れられやすい
 身近な笑いになっている気がする。

 そんな太田さんへの印象はこの作品を読んでますます強められた。
 他人に惑わされず、全体的な視点で物事を判断し、誤解を恐れることなく
 自分の意見を明快に伝える厳しい姿勢。一転、合間合間に挟まれる
 抒情的で幻想的な物語風の小品が普段は奥に隠れている太田さんの
 異なる一面を映し出す。鋭く攻撃的、偏りや思い入れを嫌い
 常に公平に平等に時代を見つめようとする繊細な視線。
 彼のものの見方に深く感銘を受けた。
 久々に「好きだ!」と思える文章に出会えた幸せな一冊。

自分の好みを再確認

2008年01月14日 20時49分08秒 | 日常生活
横浜旅行二日目は、「鎌倉に行こう!」という計画を立てておりました。
正確に言うと、「鎌倉に行こう!」という計画しか立てておりませんでした。
横浜在住の友人から
「せめて、一番最初に鎌倉のどこに行くのかだけは決めておいてね。」
と申し渡され、初日に中華街を散策しながら決めた訪問先が建長寺。
しっとりとした風情のある佇まいと迫力の竜の絵に惹かれ、いざ出発。

関東地方とは思えないような大変のどかな北鎌倉駅では
あまりののどかさに駅員さんを見つけられず、切符を渡せなかった友人。
確かにこのたたずまいは大学時代をすごした田川の無人駅を思い出します。
ちょっぴり懐かしいなぁ。

霧雨がしとしとと降る静寂な空気の中、
友人達とその空気を堪能し、居心地の良い無言の世界を楽しみました。
霧雨の落ちてくる音すら聞えるような素敵な散策でした。

が。そんな空気の中でも食欲は健在。
あと少しで建長寺、という地点で、友人がずっと気になっていたという
シチューのお店を教えてもらい、そこでお昼ご飯をいただきました。
アンティーク食器のコレクションを壁一面に飾っている素敵なお店で
食事が来るまでの間は、お店の中のカップにうっとりと見とれることができます。
1800年代、1900年代のカップばかりですが
どれもまったく古さを感じさせず、今見ても素敵なものばかり。
「どれが好き?」「コレも素敵ね☆」
と、オトメ心を刺激された会話を展開していると、
おいしそうにほこほことした湯気で包まれたビーフシチューと
肉の厚さが1センチはあるのではないかというような
ベーコンと野菜のサンドイッチが到着。
お腹もオトメ心も大満足のお店でございました。

パワーとぬくもりを頂いて、いざ建長寺へ。
土曜日は三門下にて法話があるという看板を見て
友人に断りもなく、三門下へ向かうのりぞう。
・・・ごめんよ。協調性のない人間で。
でも、法話を聞くのも大好きなのです。
まして、毎週、法話をしているということは
話し慣れているにちがいないお坊様。楽しみ!!
予想通り、話し慣れている風のお坊様のお話は
誰もが聞きやすいように適度に笑いも取り入れつつも、
身近な話題から私達の現代の生き方について再考を促される
展開となっており、目からウロコが落ちるような感覚を味わえました。

「人に言葉で注意をしても伝わらない。
 自分の態度でしてほしいことを示さなければいけない。
 「ごみを捨てない」と張り紙をするのではなく
 毎日、こまめに掃除をし、ゴミを見かけたら、自分が拾う。」

「草花は誰かのために花を咲かせているわけではない。
 ただ生きている。そして、その姿に人間は元気をもらえる。
 私達も何かのために、とか、誰かのために生きる必要はない。
 ただ毎日を精一杯、生きる。そのことが結果として
 何かのためになることもある。」

法話の後は、広い建長寺内をのんびりと散策し、
美しさを計算しつくされて作られ、整備されている庭を眺めたり、
パキスタンから贈られたという断食しているアシュラ像の迫力に圧倒されたり
垣根というものが存在しない建長寺の造りに感銘を受けたり
と、300円の拝観料で大いに楽しみました。
人の少なさといい、建物の作りといい、お寺の方々の対応といい
訪れるのなら、京都よりも鎌倉だなぁ、と一日で鎌倉ファンになりました。

広い広いお寺の中を歩きながら
私は結局のところ、キリスト教に限らず、
宗教というものが好きなんだなぁ、と実感。
宗教が、というよりは、「人の力の及ばないものがある」ということ
その「人の力の及ばないもの」を「神様」に理由を求め
敬虔な態度で、神様に敬意を払っている人間の姿勢が好きなんだろう
と思うのです。うーん。言葉で説明しようとすればするほど
自分の考えとずれていっている気がするけれど。
「神様を求める人間」が好きなのかな。
だから、その心が形となって表れているもの
教会や仏像や仏閣や神社が好きなんだろう、と思うのです。

そんな自分自身を再発見した鎌倉。
今度は鎌倉で2、3日過ごしたいほど、好きな町となりました。

勿論、食い倒れも堪能。
口の中でとろけるクリームブリュレや
厚さ10センチほどもあるホットケーキに大興奮。
旅から帰ったら粗食で過ごそうと決意した横浜?旅行二日目。

寝ずの番/中島らも

2008年01月14日 20時11分18秒 | 読書歴
2.寝ずの番/中島らも

■内容
 希代の咄家、橋鶴が最期までオチをつけてオッチンだ。
 今宵は弟子たちが集まる通夜だけに艶っぽい逸話も飛び出す無礼講。
 粋でホロリとさせる咄家模様を描く『寝ずの番』3部作ほか、
 Hで笑撃的な“らもテイスト”満喫の短編集。
■感想 ☆☆
 下ネタが苦手、というわけではないけれど
 妄想力が極端に発達しているせいか、文字での下ネタは
 より生々しいように感じられて、やや苦手だ。
 そのため、この作品も若干、作品世界には入ることができずにいた。
 けれども、下ネタオンパレードで故人の思い出話をしながら
 「寝ずの番」をする登場人物たちのつながりはどこかあたたかい。
 三部作最後では、怒涛の下ネタ対決が繰り広げられるのだが
 その後に用意されているオチは見事に静謐で、男女の粋なやりとりと
 その根底にある誠実な想いが清々しい。余韻にひたれるラストだった。
 作品を読んでいると、現在のテレビの笑いはつくづくわかりやすく
 反射的、即物的なのだなと実感させられる。下品なのにどこか粋、
 知性と教養という言葉がどこか似合う世界を堪能した。

 全体的に少し苦手なテイストだったのだが、本書に収録されている
 「えびふらっとぶるーす」は心の底から楽しんだ。短い作品ながらも
 終盤に向けて、鳥肌が立つような盛り上がりと感動を用意してくれている。
 ぜひ、映像で見てみたい作品だ。

 PAQさん。ありがとう。堪能しました☆

食い倒れツアーと心の準備

2008年01月14日 20時09分45秒 | 日常生活
昨年から横浜で働き始めた友人を訪ねて
三連休は横浜に行ってきました。
なにせ九州を出ることが、というよりは
福岡を出ることがほとんどないひきこもり体質ののりぞう。
前日からどきどきしっぱなしでしたが、
やはりたまには旅に出るもんだ、としみじみ思った4日間でした。

日本は広いです。
そして素敵な場所がたくさんあります。
福岡大好きですが、たまには旅に出て
人からの話やニュース、テレビや書籍などで見たことがある風景を
実際に見て触れて、思いを馳せることって必要だなぁと思いました。

なんて、高尚なことを言いつつ
4日間のほとんどが食い倒れツアーでしたが。

まず、東京に到着して早々、何をとち狂ったのか
九州にもいたるところにあるロッテリアを目指し
関東先行販売だというおいしいチーズバーガーで腹ごしらえ。
「旅」の醍醐味をまったく無視した一食目でしたが
なるほど、噂になっていただけあって、大変おいしく
肉肉しいチーズバーガーでした。
関東「先行」販売、ということは、夏ごろには福岡にも来るんだよね!
と友人と興奮しながら語り合い、もう1回ぐらいは食べるぞ!と決意。

その足で横浜中華街に向かい、ずっしりと重い肉まんを食します。
肉たっぷり!ずっしり!の迫力の重さなのですが
野菜もたっぷりと入っていて、あっさりめ。んまーい!!
さっきチーズバーガーを食べたとは思えない興奮ぶりで
あっというまに肉まんを食べ終えます。

肉まんを食べ終えた後は、さすがにおなかいっぱい。
しばらくは食べ物を見たくないかも、
食べ物の匂いすら苦しいかも、というような状態に襲われて
中華街の雰囲気をひたすら楽しみました。
日本にいながらにして味わえる異国の雰囲気が珍しくて面白くて
ぼーっと人を眺めながら、端々で聞える中国語を楽しんでおりました。
飛行機が苦手なのりぞうは異国訪問なんてほぼあきらめの境地ですが、
横浜中華街のおかげでほんの少し異国訪問の気持ちを味わえ、満足。

お次は海の近くにあるというカトリック山手教会を訪問。
1880年代にフランスから渡ってきたというマリア像と
荘厳なのに親しみやすく開放的なカトリック教会の空気を堪能しました。
のりぞうが通っている教会はプロテスタントで、宗派が違うのですが
それでも神様を思って集う人々の気持ちは同じなんだな、と
厳粛で暖かく幸せな気持ちになりました。

その後もオンナノコらしく、横浜元町のお洒落な空気に刺激を受け
「わざわざここで買う必要ないんじゃないの?!」というような
革小物に惹かれてお店で散々迷ったり、迷った挙句
そのお店に戻って、結局、小物を買ってしまったり、
一旦は帰りかけたものの、またもや戻ってブーツを試着してみたり、
と相変わらず、物欲まみれの初日。
旅先で「素敵♪」と思えるものに出逢えると、
「運命?!縁?!」と大きな勘違いをして
いつも以上にテンションがあがるのです。

そして、初日のメインイベント。
計画性のまったくないのりぞうが横浜に到着するまでに唯一出した希望
「みなとみらいで観覧車に乗る!」を達成すべく、
みなとみらいへ移動したのでした。
福岡にも観覧車は勿論、あるのですが、
横浜の夜景をぜひ、観覧車から見てみたかったのです。
というか、単に久々に観覧車にゆっくりと乗りたかったのです。

予想以上に大きな観覧車にも関わらず、頂上付近の観覧車と
同じ高さにいくつもの高層ビルがある横浜という都市に圧倒されました。
これが正常な状態とは思えないけれど、でも、こういった都市を
作り上げようとする人間のパワーはすごいな、としみじみ。
そんなことを思いつつもきらきら光るイルミネーションには
オトメ心を大いに刺激され、うっとりしてはいたのですが。

当初の目的を果たし、目的以外にも素敵な場所に巡り会え
美味しい食べ物にありつけて、大満足の初日。
幸せな気持ちで一日が終えようとしていたのですが
同行している友人の
「せっかく観覧車に乗っている間、観覧車を揺らしもせずに
 おとなしく乗っとったっちゃけん、あれにも付き合って!」
という要求をかわすことができず、最後の最後に
ジェットコースターを堪能・・・・できませんでした。
ジェットコースターから降りた直後、目をキラキラさせながら
「ジェットコースターが水の中に突っ込んでいくところは
 やっぱり圧巻やったねぇ!きれいやったよね!!」
と相槌を求めてきた友人に、力なく
「へ・・・?!水の中とかいつ入ったっけ?」
と聞き返したのりぞう。
「一緒に経験したことなのに!思い出が共有できとらんやん!」
と友人に大いに憤慨されました。

・・・ジェットコースターには心の準備が必要なんだってば。
本日ののりぞうは観覧車分の心の準備しか持ち歩いてなかったんです。

とにもかくにも美味しく楽しく刺激的な横浜での一日。
夕食は「コンチネンタルホテル」なる高級ホテルにて
優雅な気持ちでディナーを満喫してきました。
ホテルでの夕食というだけで貴婦人のような気持ちになれるのりぞうです。
優雅な気持ちで食を味わいながら、友人達との話のあまりの面白さに
笑いをこらえることが全くできず、水戸黄門並みに高笑い。

一日目の夜は笑いすぎて疲れてしまい
ぐっすりと眠りにつくことができました。

久々の遠出

2008年01月11日 09時49分57秒 | 日常生活
久々に飛行機に乗りました。
ひとりで手続きするのは、多分、7、8年ぶりで、
乗り込むまでは、無事に手続きできるのか
そもそもチケットは取れているのか、不安盛り沢山だったのですが
拍子抜けするほど、難なく乗り込み、乗り込んだ後に
心配するところは他にあったことを思い出しました。

ワタクシ、飛行機なるものと根本的に相性が悪かったんだわ・・・。

乗り物に乗ると、必ずや健やかな睡眠を取れる体質ですが、
飛行機だけは別。徹底的に別。
今回も親切なアテンダントさんが「車椅子を用意しましょうか?」
と申し出てくださいました。丁重にお断りしましたが。

来たばかりですが、既に今から帰りが憂鬱。むぅ。

とはいえ、久々の遠出!
無事に到着できたし、今からは熱さ忘れて楽しみます♪