のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

分かっていても騙される

2013年06月12日 17時56分24秒 | 日常生活
義弟君が出張のため、妹さんと甥っ子君が遊びにやってきました。
妹さんいわく、保育園の帰り道
「今日はばあばとじいじのところに遊びに行くよ。
 うれしいねぇ。」
と伝えたところ、甥っ子君も素直に
「うれしいねぇ。」
と答えたんだとか。最近、語彙がとみに増えています。
なにせ、人が好きで、人と話すことが大好きな
父上(義弟くん)と母上(妹さん)に育てられているのです。
そりゃ、語彙も、そして感情表現も豊かになっちゃうわ。

じゃあ、一回、おうちに帰って保育園の荷物なんかを置いてこようね。
と妹さんが自宅に帰ったところ、
甥っ子君は我が家の方向を指差してぎゃん泣きしたんだとか。
「ここちがうー。あっちー。」

ちびっこってどんどん成長するんだな、と思いました。

そんなこんなで今朝は起きたら母上と妹さんに囲まれてました。
破壊的に寝相の悪い甥っ子君は、どこにいるのかちっとも分からず
ふと足元を見たらいたような。

「じゃあ、行ってきまーす!」と出かけようとすると
妹さんが律儀に玄関まで見送ってくれました。
気遣い上手の妹さんは、甥っ子君も一緒に見送らせようと抱き上げ、
その瞬間、「いやあぁぁぁぁっ!!」とぎゃん泣きされました。
どうやら目の前にある朝ごはんに夢中だった模様。
朝ごはんが目の前から消えて朝からパニックです。

というわけで、私の地位なんて甥っ子君の中では朝ごはんより断然下だと分かりました。
「ねえね、好き。」という甘い言葉にはだまされませんとも。

譲れないもの

2013年06月11日 18時03分52秒 | 日常生活
「幼馴染三人衆で鹿児島に行こうぜ!」と私が思いつきで言い出したのは、
そして、優しい幼馴染ふたりが「いいねー!」「行くよ!」と賛同してくれたのは、
確か・・・3月の終わりでした。

で、「鹿児島楽しみだよねー。」とか
「温泉でまったりするよー!」とか
「黒豚は食べたいんだよねぇ。」とか言っていたら
むしろ、言うだけ言って、なんにもしていなかったら
なんと旅行が来月に迫ってました。わたわた・・・。

そうだった。そうだった。
「行こうぜ!」と提案した人がきちんと準備をしなきゃ
話が進むわけがないのです。

いつも一緒に旅行する高校時代の同級生グループに
いついかなるときも、何を任せても安心!の友人がいて
その友人がいつもまったく嫌な顔をせずに
「調べたよー。」とか「このプランから選んでー。」とか
ツアーコンシェルジュ並みに至れり尽くせりの準備をしてくれるため
その環境にすっかり慣れきってました。
いかん。いかん。
友人の優しさに慣れるなんてもってのほか。慣れちゃだめー!

というわけで、自分の甘えた(舐めた、とも言う。)態度に気付かされながら、
そして、幼なじみのひとりから「ホントに旅行に行くんだよね?」とせかされながら
鹿児島旅行の準備を開始したのが先週末の深夜でした。

準備を始めた途端、仕事中は影を潜めている優柔不断な気質が
普段、押さえ付けられている反動なのか、勢いよく表舞台に飛び出して来ました。
ぴょんぴょーん。

どの旅館がいいのかなー、とかー
どのぐらいの価格までだったらおっけーなんだろー、とかー
そもそも、ホントに鹿児島でいいのかー、とかー
朝弱い人もいるけど、何時に出発するよー、とかー
決めることがやったらめったらあるのね。旅行って。

そもそも、私にはこだわりなんてものがないのですよー。
・・・とも思ったのですが。
よくよく考えたら、わたくし、旅行に関してはそれなりにこだわりがあるんだった。

いわく、飛行機には乗りたくない。とか
いわく、温泉でゆっくりしたい。(温泉は絶対にはずせませんっ。)とか
いわく、旅館は少し高くてもいいから小奇麗なところに泊まりたい。とか
いわく、旅行の間はプランを詰め込み過ぎずにできる限りゆっくり過ごしたい。とか

・・・旅行先が鹿児島に決定すると同時に
どれもこれも満たしちゃったんですけど。
ちっともプランを確定出来やしないんですけど。

というわけで、軽ーーーーーーーく調べるだけ調べて、
決断すべてを幼馴染ふたりに丸投げしました。ふぅ。
ちゃんと自分の意見を言ってくれる幼馴染たちでよかったよかった。

来月には、久しぶりの鹿児島です。
ふくれ菓子といこ餅は絶対に買って帰るのです。

あ。
お土産(主にお菓子)買う時間も絶対に譲れないなー。

2013年1月~6月上旬に読んだ本

2013年06月10日 21時44分47秒 | 読書歴
もう本当にただのメモです。
しかも自分でも読んだ本をすべて網羅できていない。
(全然、覚えていないのです。どれだけ記憶力皆無なんだか・・・。)
やはり地道にメモはとっておかないと。


1.大草原の小さな町/ローラ・インガルス・ワイルダー
2.この楽しき日々/ローラ・インガルス・ワイルダー
3.はじめの四年間/ローラ・インガルス・ワイルダー
4.わが家への道―ローラの旅日記/ローラ・インガルス・ワイルダー
5.大きな森の小さな家/ローラ・インガルス・ワイルダー
6.大草原の小さな家/ローラ・インガルス・ワイルダー
7.プラム・クリークの土手で/ローラ・インガルス・ワイルダー
8.シルバー・レイクの岸辺で/ローラ・インガルス・ワイルダー
9.農場の少年/ローラ・インガルス・ワイルダー

おもしろかったー!
そして、このシリーズすべて揃えたくなりました。
食べること、家を整えることが一日の大半を占めていた時代は
シンプルで今より大変なことが多い分、喜びが大きい時代だったんだろうなぁ、と思いました。

10.凍りのくじら/辻村深月
11.スロウハイツの神様(上)(下)/辻村深月

年に2,3回は辻村さんの作品を読み返してます。
どんだけ好きなんだろう・・・。

13.クリスマス・キャロル/ディケンズ

なぜにクリスマス前によまなかったんだろう・・・。
古本屋さんで見つけました。
文体が古いところがお気に入り。

14.不倫の恋で苦しむ男たち/亀山早苗

おもしろかった!
なんだか色々と考えさせられるルポでした。でも、不倫は反対。

15.不如帰/徳冨蘆花

明治時代の作品らしいのですが(うろ覚え。)まったく古さを感じさせませんでした。
時代だな、とは思うけれど、今でも十分に昼ドラにできそう。

16.ホームレス暴行死事件~少年たちはなぜ殺してしまったのか~/吉田俊一
17.街場の大学論~ウチダ式教育再生/内田樹

内田さんの論旨は明快でわかりやすかったです。

18.豆腐小僧双六道中ふりだし/京極夏彦

豆腐小僧がかわいらしくてかわいらしくて・・・。こんなペットがほしいなぁ、と思いました。
確かアニメ映画化されて、フカキョンが声をあてたのです。ぴったり!

19.東京に暮らす/キャサリン・サンソム

これまたおもしろかった!!
わずか100ねんほど昔の日本がまるで別世界のように見えます。
でも、今も変わってないな、と思うところもある。
変わらないで欲しかったな、と思うところがありすぎて、少々切なくなりました。

20.咲くやこの花/藤本有紀

大好きな成海璃子ちゃんが主演をしたドラマのノベライズ本。
百人一首が題材で、これまた親近感に満ち溢れた作品でした。

21.愛の旅だち~フランバーズ屋敷の人々(1)~/K・M・ペイトン
22.雲の果て~フランバーズ屋敷の人々(1)~/K・M・ペイトン
23.めぐりくる夏~フランバーズ屋敷の人々(2)~/K・M・ペイトン
24.愛ふたたび(上)(下)~フランバーズ屋敷の人々(3)~/K・M・ペイトン

おもしろかった。
けれど、「そしてふたりは幸せに暮らしました。めでたし。めでたし。」のその後が
とても現実的に描かれていて、そのリアルな感触に少し重たい気持ちになりました。

26.悼む人/天童荒太
27.元気が出る言葉/早坂茂三
28.ジミーと呼ばれた天皇陛下/工藤美代子
29.そうだったのか!アメリカ/池上彰
30.だまされることの責任/佐高信

31.黄金の都の癒し姫 「そして花嫁は恋を知る」シリーズ/小田菜摘
32.白銀の都へ旅立つ姫 「そして花嫁は恋を知る」シリーズ/小田菜摘
33.紅の沙漠をわたる姫 「そして花嫁は恋を知る」シリーズ/小田菜摘
34.緑の森を拓く姫 「そして花嫁は恋を知る」シリーズ/小田菜摘
35.緑の森を統べる姫 「そして花嫁は恋を知る」シリーズ/小田菜摘
36.黄土の大地を潤す姫 「そして花嫁は恋を知る」シリーズ/小田菜摘
37.大河は愛をつなぐ 「そして花嫁は恋を知る」シリーズ/小田菜摘
38.青の大河をのぼる姫 「そして花嫁は恋を知る」シリーズ/小田菜摘
39.黄金の都を興す姫 「そして花嫁は恋を知る」シリーズ/小田菜摘
40.黄金の都を受け継ぐ姫 「そして花嫁は恋を知る」シリーズ/小田菜摘
41.薔薇の想いは海を越える 「そして花嫁は恋を知る」シリーズ/小田菜摘

ひっさびさにライトノベルにはまりました。
表紙がキラキラしていて図書館で借りるのが少し恥ずかしかったかな。
ついつい他の文庫本ではさんで借りる、という男子中学生のような行動をしてしまいました。
でも、ハッピーエンドが絶対に待ち受けていると分かっている本は単純に面白い。
読んでいて幸せな気持ちになりました。

42.どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか/みうらじゅん・リリー・フランキー

めちゃくちゃかっこいい対談集でした。
いたるところに共感してしまったな。
特に女性の胸に対する考察
「男性の大きさの違いなんて、たかだか数センチで外から見たら分からないのに、
 女性の大きさの違いは、数十センチに及んで他の人が見てすぐに分かる。
 そんな環境でずっと生きているから女性はメンタルが強いんだ。」
というものは、なんだか思わず納得してしまったのでした。

43.牢の中の貴婦人/ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

後味の悪さにびっくりした作品。
思わず「え?これで終わり??」とラストを3回ぐらい読み返しました。
そして、そ
れで終わりでした。そんなー!!

44.桃色トワイライト/三浦しをん
45.くすぶれ!モテない系/能町みね子

おもしろい肩のこらないエッセイでした。
二作品とも妙に自分と重なる部分があったような。

46.うちの一階には鬼がいる!/ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

ダイアナ・ウィン・ジョーンズらしい作品。
彼女の作品は大人になれない大人がたくさん出てくる気がします。
少しずつ分かり合い、家族を形成していく様子がほほえましい作品でした。
こういう作品が好きさー。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品はすべてこんな感じだと思ってたさー。

47.イキルキス/舞城王太郎
48.短編五芒星/舞城王太郎

舞城さんの舞城さんたるべき作品。
彼の作品の魅力を言葉で伝えられる気はまったくしません。
芥川賞候補策だったらしいです。(短編五~のほう。)
舞城さんと芥川賞・・・。うーん。

49.えりなの青い空/あさのあつこ
50.ほたる館物語1~3/あさのあつこ

昔ながらの旅館、ほたる館を舞台にした物語。
ヒロインたちの10年後、20年後を覗いてみたいな、と思った作品でした。

51.一芸一談/桂米朝

さすがです。さすが米朝。
言葉の重みが違う。けれど、存在感はとても軽やかなのです。

52.古書ビブリア堂の事件簿

おもしろうございました。そして私、もっと本を読まなきゃな、と思いました。

53.シアター2/有川浩
54.クジラの彼/有川浩

最近は有川作品も折に触れ、読み返してます。
読み返すたびに幸せな気持ちになります。

55.悶絶スパイラル/三浦しをん

笑った。声出して笑いました。

56.消された一家―北九州・連続監禁殺人事件/豊田正義

重い重い実に重いルポでした。
こんなにも残虐な事件が我が家のすぐ近くで起こっていたとは。
すぐ近くなのに、同じ世界とは思えない。
その距離感に果てしなさを感じました。
読んでいて、とても辛い気持ちになりました。
「もう無理だ」と思う瞬間が何回かありました。

57.ビジネスマンのための行動観察入門

58.いしいしんじのごはん日記
59.三崎日和 いしいしんじのごはん日記2

いしいさんのごはん日記。シンプルです。そして、とても面白いです。
淡々とした文章のつづり方、素直な感情表現は少し吉本ばななさんを髣髴とさせられました。

60.前進する日もしない日も/益田ミリ
61.桃色トワイライト/三浦しをん
62.お針道具~記憶の断片~/宮尾登美子
63.県庁おもてなし課/有川浩

読み終えて幸せな気持ちになりました。
ヒロイン、ヒーローがともにとてもかわいらしいのです。

64.「べてるの家」の恋愛研究

「べてるの家」とは、北海道浦河町にある精神障害等をかかえた当事者の地域活動拠点だそうです。
当事者研究が盛んで、ことあるごとにメンバー同士で集まり病気や共同生活の事について会議をしています。
自分の病気にオリジナルの病名をつけて毎日の経過をまとめ、報告するのが定例化しており、
病気が悪くなることも、生活や活動に支障が出てくることもすべてあるがまま受け入れるんだそうです。
この本は、その当事者研究の中から「恋愛」に関する研究をまとめたもの。
あるがまま受け入れて、「こんなことがあって。」ととても深刻な症状を笑いながら
報告しあう当事者たちに強いな、と思いました。
そして、私の知らず知らずに抱いていた偏見に気づかされました。

65.ユルスナールの靴/須賀敦子

須賀敦子もマルグリット・ユルスナールという作家もどちらも初めて知りました。
どちらも潔くかっこいい。文体に知性ってにじみ出るんだな。

日頃の行い総決算

2013年06月09日 23時03分31秒 | 日常生活
高齢でどんどん元気がなくなってきている祖父とここらでゆっくり過ごしておきたいね、
ということで親戚一同での旅行を企画しました。
親戚一同と言ったものの、ひ孫世代まで入れると人数が膨れ上がるため
(総勢40名ぐらい。年2回集まっているというのに、
すぐすぐには正確な数字が出てきません。それぐらい多い。)
みんなの予定を合わせるのも一苦労。
そのため、今回は母上の兄弟姉妹に声をかけ、孫世代の参加は同居している人のみ。
ただ、幹事家族の特権として、どれにでもなんにでもいつでも参加したい妹
(とそれに巻き込まれる運命にある義弟君、甥っ子君)も参加メンバーの一員として、
予定を調整しました。

なんとかかんとかみんなの予定を調整し、部屋割りを考え、
宿を予約し終えたというのに。3週間前、伯父が緊急入院。

それでもこんな機会はめったにないことだし、
祖父が外出できる時間もあまり残されていないのだから旅行は決行しよう!
と準備を進めていたところ、先週末、祖父まで圧迫骨折で緊急入院と相成りました。
・・・主賓だったのに!

でも。
せっかくみんなの予定を合わせたことだし
仕事をしている人たちは休暇も取ったことだし
親戚旅行は決行しましょうよう!
でもって、伯父や祖父が退院したら快気祝いの旅をまた企画しましょうよう!
とりあえず、旅行には行きたいんですよう!!!と話を強引に推し進めていたところ。
ニュースにて、今週末、九州には台風がやってくるらしいことを知りました。

・・・私たちなの?
私たちの日頃の行いが悪すぎるの?
なんなの?この乗り越えても乗り越えてもやってくる次のハードルは!と憤慨し。
ふと昨年秋の大阪旅行のことを思い出しました。

たしか、あのときも台風に巻き込まれて。
最終日はどこの施設もお休みのため、屋内で楽しめる水族館に行き
傘を差すこともできないような暴風に見舞われ
電車も新幹線もダイヤが乱れ
私たちがようやく乗れた新幹線の直後の新幹線は
福岡まで戻ることもできなかったんだっけ。

「思い出に残る旅行になったよねー。」と叔母たちには笑われたけど、
妹と私は過去を振り返りながら
「わたしたち、しょっちゅう、こういうハプニングに巻き込まれるよね。
 家族旅行に限らず、家族四人が集まったとき、晴天に見舞われたことがないよね。」
と冷静にハプニングを受け止めたんだっけ。

・・・うん。
まちがいなく私たちです。
私たちの日頃の行いの成果です。
さてさて。今週末、無事に旅を決行できるのか。
一週間、ハラハラドキドキの日々です。

薬飲みますよキャンペーン

2013年06月08日 23時08分57秒 | 日常生活
定期健診に行って来ました。
検査結果を聞くべく、診察室に入ると、お医者様が顔をしかめて
「よくないですねぇ・・・」とおっしゃいました。

あれ?よくないですか?ホントに?

「ええ。数値が悪くなってます。なんでかなぁ。薬ちゃんと飲んでます?」

・・・えっと。・・・飲んでないです。

だって!
だってだって!!
あまりに自覚症状がないんで、ついつい忘れちゃうんですよ。
それに順調に体重も増えてきてるし。
あ、これ、治ったなって。つい油断してしまって。

そもそも。
薬嫌い、病院嫌いの母上に育てられたのです。
薬の効能を今ひとつ信じることができていなくて、
前回の検査で数値が順調に下がったので
「あ。次で全快だな。
 薬、飲まなくてもいけるな。」
と、ついつい思ってしまったんですー。出来心なんですー。

「まったく理にかなってない。」と憤慨するお医者様。
ごめんなさいー。

「とにかく、薬はちゃんと飲んでくださいよ!
 もうね。朝食後じゃなくてもいいです。昼でも夜でも寝る前でも。
 一日のどこかで飲んでくれれば、それだけでいいですから。」

というわけで、私の性格にとてつもなくフィットした
ゆるゆるのお薬計画が提示されました。
うん。これなら続けられそう。薬、毎日飲めそう!
次こそは!まじめに飲みます!
とお医者様に(もう少し謙虚な感じで)宣言し、病院を後にしたのでした。

あーあ。
今日は全快のお祝いに、靴(パンプス)を買うつもりだっただけどな。
ほしかったなー。あの靴。

・・・かくなるうえは。
「薬飲むんだよ!がんばれよ!」っていう応援の気持ちを込めて
新しい靴、買おうかなー。

もしくは、まっくろくろすけとか。

2013年06月07日 23時25分04秒 | 日常生活
甥っ子君が我が家にやって来ました。
どうやら今日は「やんちゃ坊主」の日だったらしく、
私が帰りついた頃には、母上へとへとでした。

「もう、何回寝っ転がって、泣いたかわからんぐらい泣いたんやけんねー。」

甥っ子君は実に由緒正しい駄々のこね方をするのです。
あ!見たことある!こんな子!という感じの駄々のこね方。

勿論、私が帰り着いた後もその傾向に変わりはなく
本日は徹頭徹尾「やんちゃ坊主」を貫きました。

だというのに。(むしろ、だからこそ、か。)
夕食中に妹さんがお迎えにやって来た途端、またもや「いやぁ。」を連発。
家に帰ろうとしません。
ちょっと!あなた、いつもはあんなにパパママ大好きっ子なのに!
パパとママに囲まれるだけで、きゃっきゃっきゃご機嫌になるってのに!
なして、おうちに帰るのをそんなに嫌がるかなぁ。

学習能力が高いうえに、実におおらかな性格をしている妹さんは
すでにあきらめモードで苦笑し、
「お風呂まで入れてもらう?ママ、寝る前に迎えに来ようかな。」
とすでに方針転換の構えです。
・・・え?それで、いいの?

「うん。
 たぶんね。うちには、この子にしか見えない
 ちっさいおっさんみたいなものが住んでるんだと思う。
 だから怖がって帰ってきたがらんのよ。きっと。」

あー。なるほどねー。ちっさいおっさんかー。
ちょっと納得。

なんせ甥っ子君ときたら、とてつもないびびりなのです。
お隣から犬の鳴き声がした途端「こあい・・・」としがみついてくる始末。
(ちょっとかわいいじゃないか。)
かべちょろなんて見た瞬間に泣き出しました。
(ちょっと情ない・・・。)
いつもはやんちゃ坊主オーラ満開で騒いでいるってのに!

そんなこんなで感受性豊かでいろんなものが見える(らしい)甥っ子君は
本日、我が家にお泊りです。
やんちゃの限りを尽くした甥っ子君は、お風呂の後、ぱたりと倒れたのでした。

満足尽くしの一日

2013年06月06日 23時32分35秒 | 日常生活
本日は部門の歓迎会。
月曜日からなんとも素敵な美人さんがうちの部署にやってきたのです。
わーい!美人さん大好きー!

というわけで、定時のチャイムが鳴ると同時にそそくさと会社を飛び出しました。
なんせ本日の歓迎会。開始時刻が18時だったのです。
お店まで徒歩20分程度。急がなきゃー!!
大急ぎでてくてく歩き、やっとこさ着いたお店で
「えっと、山田(本日の幹事。仮名)で予約してるものですけど。」
と伝えたところ、なんとも怪訝な顔で迎える店員さん。

あれ?ということは・・・社名で予約?
「じゃあ、もしかすると、株式会社田中(仮名)かもしれません。」
とお伝えすると、やはり微妙な顔の店員さん。

・・・あれぇ?

「本日はうちのお店、予約がまったく入っていませんが・・・。」

あ。そゆことね。
もうね。35年もうっかり人生を歩み続けているので、
これぐらいのことじゃ、これっぽっちも動揺なんてしないのです。
ふーん。なるほどねー。ここじゃなかったかー。
と、軽ーく受け止められちゃうのです。どうだ!
と強がりつつ、大人対応モードのにっこり笑顔を引き出して
「あ。どうもお騒がせしましたー☆」
とさわやかに挨拶をしてお店を出たのでした。ふぅ。

大急ぎで後輩に電話をして確認したところ、
本日の歓迎会の場所はマックの2階にあるお店でした。
後輩に「マックの上にあるお店ですよー。」と聞いた瞬間に
そうだった。そうだった。今日のお店はマックの上って聞いてたんだった!
ということを思い出し、そそくさと松屋の上のお店を離れたのでした。

マックと松屋。
・・・似てなくもないような気がしないでもない。(全然似てないか。)

そんな紆余曲折を経たものの、お店にたどり着いたのは幹事に次いで2番。
ふふふん。歩くのだけは得意なんです。
意外とすたすた歩くのです。
なんせバスを待つのが苦手なくらい、せっかちなものですから。
おかげで、余裕の表情を浮かべて皆々様をお迎えできました。
とりあえず、時間通りにたどり着けたし
なんなら主賓より先に到着できたのです。大満足。


飲み会では、本日の主役の美人さんにうっとり見とれ、
そのくせ、あまりにどストライクで好みだったので緊張してしまい、
ほとんど美人さんとは話すことができませんでした。
まったくもって親睦を図れてません。
なんせ今まで妙齢の女性と一緒に仕事をすることがほとんどなかったのです。
つい半年前まではひたすらにおじ様方とお仕事をする日々。
おかげで、妙齢の女性への免疫がまったくなくなってしまいました。

とはいえ!
主賓の顔と名前を覚えられたし。
にっこり笑顔もかわせました。(ただし、会話はなし。でも!)満足。

帰りの地下鉄で、ぐったり疲れてうとうとしていたところ
近くから聞き覚えのある声が降ってきました。
ん??と上を見上げると、なんと寄寓にも友人を発見。
こんなところで、こんな至近距離に知った人を見つけるなんて!!
とうれしくなってしっぽをパタパタ振る勢いで友人を覗き込みます。
福岡市民の人数を考えると、果てしない確率での遭遇ですよー。わーい。
にこにこと「こんな偶然ないよねー。」と言い合いながら
たった一駅だけの逢瀬を楽しみました。わずか2分です。

短すぎるっ!短すぎますよーっ!
とは思いましたが。
でも、「次はロイホね!」と堅く約束を交わせたので満足です。
何より、ほんのちょっととはいえ、顔を見ることができたのです。大大大満足!

ろくろ首になる季節

2013年06月05日 23時36分54秒 | 日常生活
下期の評価が確定したため、面談が行われました。
今回の面談は「あなた、この評価ですよ。」と言い渡されるもの。
もう「これしましたよ!!」とアピールする必要がないのです。気が楽!!
なんせ私、アピールしようにもアピールする材料がてんで見つからないのです。
一生懸命、1の成果を大きく見せるよりも
潔くきっぱりはっきり「やってません。」と宣言するほうが非常に楽なので
「これ、やってません。」「あ。これ、半分しました。」「あ。これほとんどやってません。」
とお伝えしては部長に「もう少し取り繕ってよー。」と嘆かれる始末。

準備は楽だけど、精神的には(結局)疲れちゃう面談なのです。
なんでやんなかったんだっけ?とこの6ヶ月間の自分に疑問を抱きつつ
とりあえず、今年の面談も乗り越えました。
面談さえ乗り越えちゃえば、こっちのもん。
どう評価されようと、おわっちゃったもんは終わっちゃったもんでいっ。
(↑喉元過ぎると完全に熱さを忘れるタイプ。何度熱さを忘れて失敗しなおしたことか・・。)

そういうわけでひっじょーに楽な気落ちで下期の評価を伺うことができました。
評価を伺うついでになぜか「変な男にだけは捕まらんように。」という注意もいただきました。

・・・そうかなぁ。
何もない人生よりアクシデントのある人生のほうが豊かに見えるけどなあ。
と、常に隣の芝生が青く見える私はちらりと思ったのでした。
なにせ、波風ひとつたりとも吹かない(ぴくりとも海面が動きゃしない)
穏やかな生活を送っている私の周辺には、
「何をどうやったら、そんなふうにいろんなことが起こっちゃうの??」
と胸ぐら捕まえて問いただしたくなるような方々がたくさん生息しているのです。

そんな方々に囲まれていると。
なんというか。
あ、わたしの人生、オモシロミというものに欠けているんじゃなかろうか。
と、穏やかな日常を心から愛しているにもかかわらず、ふと不安になる瞬間があるのです。

少しぐらいハプニングがあるほうが面白いですよう。
悪い男に一度ぐらいひっかかってみたいですよう。

と真剣に部長に訴えそうになりましたが。
そこは大人なのでぐっとこらえました。

なにはともあれ。

賽は投げられたのです。
あとはボーナスさんの到来を待つばかり。
はよ来ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいっ。

早寝早起き三文の得

2013年06月04日 08時07分00秒 | 日常生活
朝起きて、ふらふらしながら着替えました。
眠ーい。目が開かーん。

そのままふらふらしながら顔を洗いましたが、目が開かず。
化粧水、乳液、乳液、乳液、と乳液3回ぐらいつけました。
もう、何が何やら。とにかく眠い!

あまりに眠いので苛々しながら、目が開かない状態で化粧をしたら、
仕上がりの顔がとんでもないことになっていて、
びっくりしたあまり、ようやく少し目が開きました。

新聞とって、珈琲を作り、新聞をパラパラめくりながら珈琲を飲んでいるとまたもや襲い来る睡魔。
ね、ね、眠いんですけどー!
と、時計を見ると5時5分でした。



ごじごふんですと!?え?あの時計あってる??
あってるなら・・・そりゃ眠いよね。
と納得しましたが!
なんでこんな時間に目覚めたのかは納得いかず。(いや、目覚められなかったんだけど。)

すると母上が「私が起きて台所で動き始めたからじゃない?」と言い出しました。
そんな馬鹿なー。
台所の音なんて、眠ってる私に聞こえるわけありませんがなー。
どんなに煩い場所でだって、お休み3秒で眠りにつけるのにー。

でも!となおも粘る母上。
「でも、私が起きて1時間半後にもそもそ起き出しとったんよー。
 それって、いつものタイミングやん。
 私、せないかんことがあったんで、今日は早起きしたけどね。」

と言うので、んじゃ何時に起きたのさ?と問い掛けると、

「いつもより1時間半早く起きて3時かな。」
と言いやがりました。

3時!!
その時間、世間では「夜」なんじゃないかな?
それで、私もいつもより1時間半早く4時半に起き出したってわけね。
うんうん。納得ー。
んでもって、迷惑!と朝から母上に八つ当たり。

今日は昼過ぎ力尽きるんだろうな。
「僕、もう疲れちゃった。」と目を閉じないようにがんばる。つもり。なのに自信がないのです。
・・・どーしよー。

疑惑

2013年06月03日 23時35分06秒 | 日常生活
妹さんが仕事で少し遅くなるというので、甥っ子君を預かりました。
歩くのが嫌いな甥っ子君は「抱っこ」とねだってくるものの
最近、めきめきと成長盛りの甥っ子君を抱っこをする体力が私にないため
「いやです。」とお断りしたところ、甥っ子君が完全にはぶてて
道路の真ん中でストライキを始めました。
正座で座り込み、一歩たりとも動かない甥っ子君。

「帰るよ!」と怒るも「いやぁ。」と拒否。
「じゃあ、私は帰るからね!君は帰らないんだね?」と確認すると
「うん」とうなずく甥っ子君。
なにせ、甥っ子君は両親も認める「折れない子。」
置き去りにされようが何しようがまったくもって平気の平左で
(ではないとは思うものの、完全ポーカーフェースで感情を表に出さないのです。)
ひとりで遊び始める子なのです。

本日もてこでも動かず。
ちょうど座り込んだ道の前方10メートル先にあるお米屋のおじさんが
「あの子、まだ座りこんどるよ!!」とお店の奥のおばさんを呼びに店へ戻るくらい
根気強く、粘り強くストライキを実施し、見事勝利を勝ち取りました。

・・・はいはい。私が悪かったよ。
抱っこしてあげるから帰ろ。
と譲歩し、甥っ子君に近寄っていくと、
ポーカーフェースのまま(そして口はへの字のまま)
「いやぁ。」と逃げ出す甥っ子君。

これ!!
どんだけ、怒ってんのさ!!

なんとなくその「強情っぱり」なところとか
「(折れたくても)折れない(折れるタイミングがわからない)ところ」とか
自分自身を思い出して嫌なんですけどー。
いくら親族とはいえ、そういったところは似なくてもいいんですけどー。
と、やるせない気持ちを抱えながら逃げ出した甥っ子君を必死で追いかけ
(結局、素直に抱っこするより体力を使いましたとも・・・。)
捕まえたところ、普段の3倍ぐらいの力でしがみついてくる甥っ子君。
・・・やっぱり折れるタイミングがわからなかっただけなのね。

というわけで、甥っ子君。
本日は、いつも以上にべったりと私の傍から離れませんでした。


・・・かわいいじゃないかっ。なんなの?!ツンデレ商法なの?!

妹さんが仕事から「遅くなってごめんねぇ。」と謝りながら戻って来ても「いやぁ。」
「さ、帰るよ。」と謝りながら戻ってきても、「いやぁ」。
「いやあ」しか言えない甥っ子君。

「いやじゃない!帰るよ!!」と詰め寄られ、
「いやいや!!」と逃げ出した甥っ子君を見て
「ちょっと!あなたどんだけ家につらいことが待ち受けてるのよ。」
と妹さんが苦笑しました。・・・確かに。

結局、甥っ子君と妹さんは「帰るよ!」「いやぁ」のやりとりを10分ほど繰り返し、
甥っ子君がお菓子に気持ちが奪われたところを見計らって家路へ着いたのでした。

やれやれ。大騒動だったよ。
と、ほっと一息をついたものの、「かわいかったなぁ。」
とにまにまする気持ちのまま。一日を終えることができました。

はー。明日からは「日常」です。
うまく「日常」に戻れるか、不安でたまりません。