旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

一酒一肴 津•るみ子の酒×松坂牛レアステーキ

2022-09-21 | 津々浦々酒場探訪

 伊勢鉄道の短い旅を終えて、県庁所在地にしては良く云えば落ち着いた雰囲気の津駅前。
ほど近い懐石料理店の暖簾をくぐる。伊勢志摩の贅沢を楽しむ店にリーズナブルなランチメニューがあった。

"るみ子の酒" は、伊賀は森喜酒造の酒、注ぐ特別純米生原酒がリーデルグラスを曇らしていく。
紅が鮮やかな肉に青い刻みネギを散らして “松坂牛レアステーキ” が美しい。サッと青柚子を絞って準備万端。
松坂牛の旨みに青柚子の酸味がちょっぴりきいて美味しい。追いかける純米酒のすっきりした味わいが合う。

さて、腹ごなしに2キロほど南へ彷徨うと津城跡、丑寅櫓が復元されている。
馬上の甲冑姿は藤堂高虎公、主家を転々とした後徳川に与し、伊予今治から入城して伊勢藩主となった。
伊勢の酒肴と歴史にちょっぴり齧って、夏の終わりの伊勢鉄道の旅なのだ。


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<40年前に街で流れたJ-POP>
すみれ September Love / 一風堂 1982