太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

わたしの懐メロ

2013-02-03 21:22:49 | 日記
職場では、常に何か音楽がかかっている。

日本語の本やCDも売っているから、日本のJポップもよくかかる。

CDのジャケットを見て

「セキジャニって人気あるの?」と同僚に聞いて呆れられた私でも(カンジャニが正しいらしい)

Jポップの歌を聴いてしみじみすることだってあった。



特に人生模様が激しく変動して心もとなかった頃によく聴いた歌は、

まるで私の為に書かれた歌詞であるかのようで、

胸の奥がしびれたようになって、何度も何度も聴いた。

これは生涯聴き続ける歌になるだろうとさえ思った。



その頃の歌が、ときどきかかるのだが、

懐かしいというだけで、あの頃の感動はまったくといっていいほどないことに驚く。

いい歌には違いないけど、なんであんなに感動したのかわからないのだ。

古くは、ぐちゃぐちゃにこんがらがっていた時期に聞いた「恋に落ちて」だったり

「雪の華」とか(歌手はなんていう名前だったっけ)、ドリカムの歌とか、平井 堅とか、

じっくり歌詞を聞いても、なにも響いてこない。



平井 堅が ♪今たしかにきみは僕のものだよねー♪ と甘く歌えば、

あの頃はキュン、としたものが、

今は「け、なぁにを言っとるか」と思う。



私の母は懐メロ番組が好きで、美空ひばりが出てくると夢中で見ていた。

「昔の歌はよかった」から始まって、

「昔の歌手は歌がほんとうにうまかった」になり、美空ひばりが好きだった学生の頃の話になる。



私には、そうやってしみじみ懐かしむ歌がない。



苦しくてやるせなくて不安だった私のツボにはまった歌達が、私を支えてくれたことを忘れたわけじゃない。

胸の奥をしびれさせて何度も聴いたあの感動を懐かしく思い出したいと思うのに、

その歌を聞くと、違和感を感じてしまうのは、なんとも寂しい限りである。









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