「夢をかなえるゾウ」には第2巻がある。(「夢をかなえるゾウ」の感想はコチラ)
今回は、売れないお笑い芸人の前に、ガネーシャが現れる。
2巻ではむっつりスケベの釈迦も出てくるし、貧乏神も登場する。
全体の濃さと勢いでいえば、最初の本のほうが上だ。
しかし、2巻の中でも、なかなかいい言葉が出てくる。
そのほとんどは、ガネーシャじゃなくて貧乏神の台詞。
最初の話が、『生き方・人生』というテーマで、
2巻は『豊かさ』がテーマになっている。
貧乏神は言う。
「私たちが好きな人、つまり貧乏になりやすい人というのは貧乏神の中では18314通りに分類されて
いますが、大きく分けると3つになります。
まず『ドリーム貧乏』略してドリ貧。
『ガネーシャ貧乏』略してガネ賓。
そして『お駄賃貧乏』」
この中の『お駄賃貧乏』についての説明が興味深い。
「あなたは子供の頃、両親から『お使いに行ったらお駄賃をあげる』とか、『宿題をしたら
おこづかいをあげる』と言われたことはありませんでしたか?」
「言われたけど、それがなにか?」
「それが貧乏のはじまりなんですよ」
「そういう形でお金をもらってしまうと『お金=嫌な作業をすると貰うもの』という考えをもつようになります。
しかも作業する前から貰える金額が決まっているので、『いかに楽をして作業を終わらせるか』ということばかり
考える人になるでしょう。
こうして『お駄賃』はアルバイトの『時給』になり、会社の『給料』になります。わかりますか」
そしてもうひとつ。受け取る、ということ。
友人を救うため自分の望みを捨てようとする主人公に、「いい人になろうとするな」と貧乏神は言うのだ。
「『いい人』というのは、他人を喜ばせるのではなく、他人に嫌われたくない気持ちから
自分の欲求を抑えつけてしまう人です。でも、そういう人が何かを手に入れることはありません。
なぜなら、自分の欲求を抑えつけることでどんどん「ヤル気」を失ってしまうからです」
「自分が望んでいることを口に出してください。そして他人を喜ばせるのと同じだけ
自分を喜ばせてください。
自分の欲求を口に出すと、他人の欲求とぶつかります。
いい人ではいられなくなります。でもそうやって欲求をぶつけながら、
それでもお互いが喜べる道をみつけてゆくこと、それが成功するための大事な秘訣なんです」
豊かな人生とは、
足りないものにフォーカスしないでいられることであり、
自分を幸せにしてあげようという愛が不可欠なんだろうかな。
「夢をかなえるゾウ 2」 水野敬也 飛鳥新社
にほんブログ村
今回は、売れないお笑い芸人の前に、ガネーシャが現れる。
2巻ではむっつりスケベの釈迦も出てくるし、貧乏神も登場する。
全体の濃さと勢いでいえば、最初の本のほうが上だ。
しかし、2巻の中でも、なかなかいい言葉が出てくる。
そのほとんどは、ガネーシャじゃなくて貧乏神の台詞。
最初の話が、『生き方・人生』というテーマで、
2巻は『豊かさ』がテーマになっている。
貧乏神は言う。
「私たちが好きな人、つまり貧乏になりやすい人というのは貧乏神の中では18314通りに分類されて
いますが、大きく分けると3つになります。
まず『ドリーム貧乏』略してドリ貧。
『ガネーシャ貧乏』略してガネ賓。
そして『お駄賃貧乏』」
この中の『お駄賃貧乏』についての説明が興味深い。
「あなたは子供の頃、両親から『お使いに行ったらお駄賃をあげる』とか、『宿題をしたら
おこづかいをあげる』と言われたことはありませんでしたか?」
「言われたけど、それがなにか?」
「それが貧乏のはじまりなんですよ」
「そういう形でお金をもらってしまうと『お金=嫌な作業をすると貰うもの』という考えをもつようになります。
しかも作業する前から貰える金額が決まっているので、『いかに楽をして作業を終わらせるか』ということばかり
考える人になるでしょう。
こうして『お駄賃』はアルバイトの『時給』になり、会社の『給料』になります。わかりますか」
そしてもうひとつ。受け取る、ということ。
友人を救うため自分の望みを捨てようとする主人公に、「いい人になろうとするな」と貧乏神は言うのだ。
「『いい人』というのは、他人を喜ばせるのではなく、他人に嫌われたくない気持ちから
自分の欲求を抑えつけてしまう人です。でも、そういう人が何かを手に入れることはありません。
なぜなら、自分の欲求を抑えつけることでどんどん「ヤル気」を失ってしまうからです」
「自分が望んでいることを口に出してください。そして他人を喜ばせるのと同じだけ
自分を喜ばせてください。
自分の欲求を口に出すと、他人の欲求とぶつかります。
いい人ではいられなくなります。でもそうやって欲求をぶつけながら、
それでもお互いが喜べる道をみつけてゆくこと、それが成功するための大事な秘訣なんです」
豊かな人生とは、
足りないものにフォーカスしないでいられることであり、
自分を幸せにしてあげようという愛が不可欠なんだろうかな。
「夢をかなえるゾウ 2」 水野敬也 飛鳥新社
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