太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

坂道

2014-07-29 07:28:14 | 日記
なぜか理由はわからないが、坂道が怖い。

下りはいいが、上りが怖い。

歩くのは全く大丈夫で、車で上るのに限って怖い。



今、ペットシッターをしている家のある場所は、全体が急な丘になっていて、

したがって、道路から建物までのドライブウェイが坂道という家が多い。

それらの家々の前を通るたびに、背筋がゾゾゾー!とする。





このぐらいでも怖い。




最初の坂を上ったあとに、2倍ぐらい急な坂が続いている。絶対ダメ。




ココもダメ。




ドライブウェイは短いけど、それだけ急。




ジェットコースター並み(私的に)



ここもなかなか・・・・



坂に加えてジャングルな雰囲気がワイルド。



夜、暗くなったらますます怖い。道から外れそうだもの。



お尻がムズムズする。



「スケートボードで降りてみたいなあ」と夫は言う。ちょっと楽しそうだけど・・・






幸い、この家は高い方に道路があるから、門から階段を下りる感じにできている。

もしこの家に坂道があったら、ペットシッターはお断りしていたと思う。



いつだったか、伊豆の伊東にあるペンションに泊まったことがあった。

インターネットで見つけて予約して、いざ行ってみたら、建物に入る手前に

笑い事じゃないぐらいの急な坂道があった。

真剣に、キャンセルして帰ろうかと思ったぐらい。

せっかく楽しみにしていたことだし、勇気を振り絞っておそるおそるアクセルを踏む。

車の前部分がガクンと持ち上がって、体重が後ろにかかる。


「あー!!!落ちる!!」


と、思う。

こんな夢を何度も何度も見た。

夢の中で私は坂道を車で上ってゆくのだが、あまりに急勾配のため前のタイヤが  ふわ・・ と

道路から離れてしまう。

「あー!!落ちる!!」

私は必死に体重を前にかけるのだけれど、車はさかさまになって、目が覚める。


この  ふわ・・・  という感覚があまりにリアル。



伊東のペンションに入る坂道で、助手席の夫にも「体重を前にかけておくように」と忠告し

いざ車がひっくり返りそうになったら、即、外に出られるようにシートベルトはせず、

「かみさまかみさまかみさま!!」

と祈りつつ、冷や汗びっしょりで坂を上った。

何度も ふわ・・・ といくのではないかと寿命が縮んだ。




私はどこかいつかの人生で、坂道で死んだんじゃなかろうか。







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