太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

なくしもの

2015-10-07 10:19:58 | 日記
携帯電話をなくした。

1週間前だ。

お昼休みに、メールをチェックして、バッグに戻したところで記憶は消えた。

ほんとうにバッグに戻したのか、戻したつもりで落ちたのか。

店のオフィスに届けたけれど、拾ったという申し出はない。


ほんとうに必要なものは、必ず出てくる。

でも今回は、出てこない。

だからたぶん、もうあの電話は私には必要なくなったということなんだろう。




とりあえず、使えないように止めてもらって、

なくした2日後に、新しい電話を買いに夫が出かけてくれた。

私は土日とも仕事で時間がとれなかったし、

こういう細かいことは、私のつたない英語よりも夫のほうがずっとスムーズにいく。


ところが、シュートメがいないと再登録できないという。



というのも、

義両親と私たちの4人でファミリー契約をしていて、その名前がシュートメであるので

本人が来ないと手続きができないというのだ。

肝心のシュートメはバカンス中。



夫が一旦家にもどり、本土にある、その電話会社のメインオフィスに確認したところ

義両親と夫は決済を共有できることになっているので、夫だけでも手続きできると言った。

再び電話会社に行って、その旨を話すと、30分以上も待たされた挙句、

やっぱりできない、と断られた。


夫は気が長いほうじゃないから、プチっと切れて帰ってきた。

まったく、言いたくないけど、ハワイはこういうことが多い。

融通がきかない。

尋ねた店員によって、言うことが違う。

それでもって「悪びれない」(またこれだ)。



というわけで、夫の両親が旅行から戻ってくる2週間先まで電話なし。




予感はあった。

ふとしたときに、わけもなく

「もし電話を換えることになったらめんどくさいなあ」

という思いがよぎることがあった。



電話が替わるということは、私のエネルギーと、古い電話のエネルギーが合わなくなった

ということでもある。

予感があったのに、それを採用しなかったら、忽然と消えた。

友人に、電話をなくしたと伝えたら「友達の電話番号とか控えてあったか」と聞かれた。

そんなもの、あるわけがない。

この私が、マメにバックアップするはずがないのだ。

ほんとうに近い人たちのものは手帳に書いてあるけれど。

これは、交友関係の見直しの時期でもあるのかもしれないなあ。




と、自分のズボラさを正当化してみる・・・







とにかく、今は電話がない。

携帯電話なしで暮らしていたのは、それほど恐ろしい昔ではない。

20代の頃は、電話を持っている人が少なかったし、

30歳を過ぎても、まだ携帯電話は今ほど普及していなかったと思う。

それが今は、電話がないと不安になる。

もし何か電話が必要なことが起きたら、と思うとザワザワしてくる。

電話がなくてスッキリした、という心境になってみたいものだけど。









にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村