太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ホラー映画

2015-10-23 21:53:57 | 日記
瞼の裏にできた ものもらい の手術をした。

思えば、5月の雨が降った朝、ウォーキングから帰ってきたら

右の瞼が腫れていた。あれから5ヶ月。

一般眼科に3回、そこに紹介された眼科に1回、ようやく手術の日を迎えた。

手術のあとは眼帯をすることになるだろうから、夫が半休をとることに

なっていたのだけれど、どうしても抜けられない会議が入り、

その前日に旅行から帰ってきていた夫の両親が、付いて来てくれた。


ゆで卵みたいな、トニー田中ばりのDr.が、思いがけず定刻通りに登場。

シュートメが個室にも入ってくれて、見守っている。

視力を調べ(なんとまだ両目とも1.5だ)、ナース達が粛々と手術の用意をする。

器具をなるべく見ないように、シュートメと話をしていた。

手術の同意書(最近はこれもペーパーレスレスなのだね)にサインをした。

トニー田中がシュートメに、手術の間、外に出ていたいかどうか聞くと

「いえ、私はナースなので大丈夫よ。どうぞ」

と、キッパリと言った。さすが鉄のオンナ。シュートメは元はナースで、学位をとって

大学教授になったのだ。



まず、感覚を鈍らせる目薬をさす。

そして瞼に、3本の麻酔を注射した。痛くないかと言われれば、痛い。

トニー田中が、ソフトボイスで説明をしながら進めてゆく。

瞼と眼球の間に、なにか硬いものが差し込まれて、かなり圧迫感がある。

シェル、と言っていたから、貝の様な形の器具なんだろう。

そして瞼をひっくり返して、裏側にできているものを掻き出した。

ものすごく痛いというのではないが、やっぱり痛い。

「あなたは強いねー」

と、やりながら褒めてもらう。

だって我慢するしかないじゃあないか。

30分ほどで終了。

「今夜は普通に顔を洗ったりシャンプーしてもいいからね」

「え、濡らしていいの?」

「目は閉じてよ」

ナースの一人が、普通の時だって目は閉じるわよねえー、と言って

一同大笑い。



個室にある鏡を見ると、目から血の涙がツツーッと流れてきた。



まるでホラー映画だ………



場合によっては瞼を切開することもあって、そうなるとかなり腫れて

眼帯も必要らしいのだが、私の場合は裏側から掻き出しただけなので

表面には傷は残らなかった。なにごともなければ、術後の診察も必要なし。

赤みと、多少の腫れはあるが、あとはもう治っていくだけだ。


ああ、ヤレヤレ。

これで鬱陶しいものもらいともおサラバ。

一緒に来てくれた両親に感謝。

翌日は、職場の同僚達に説明をして、おおいに怖がらせた。





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