太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

顔文字

2016-04-17 15:44:22 | 日記
何人か、地元の友人とメールをやり取りしている。

そのうちの、普段はテキスト主流の友人に(テキストは、電話番号に直接送るメール。

日本語で何ていうのだろう)、会った時に言われた。

「ね、シロがときどき使うあれ、なにさ?」

聞けば、顔文字のことだった。

「何って、気持ちを現すアイコンだよ」

そう言っても、彼は腑に落ちない顔をしている。

私は携帯電話で顔文字をいくつか出して見せ、

「ほら、これが(^o^)笑ってるでしょ、( ̄^ ̄)ゞこれは威張ってるし、

。・°°・(>_<)・°°・。これなんか泣いてるように見えるでしょ」

「どこが?」

どこって…どう見たってそうしか見えないじゃないか。

Eメールと違ってテキストメールは、チャットやラインみたいにコメントが即座に並ぶ。

返信を打ち込んでいる間に、話題が変わることもある。

だから時間を短縮でき、かつ気持ちを伝えられる顔文字は便利なのだ。

時には文字より効果があることだってある。

文字だけだとキツく受け取られかねない言葉が、(^o^)を付けることで和らぐ。

こんなふうに、相手がどう思うかを気にする心理は、日本的ではある。



その前日、確か私は彼に、♪───O(≧∇≦)O────♪を送った。

三角なのが口で、これが目で、丸いのが拳で…なんて説明したら顔文字の意味がない。

「顔文字って世界共通かと思った」

「似たようなのはあるけど、簡潔だしこんなのはないよ」

日本語の文字パレットには必ず顔文字もたくさん選べるようになっている。

英語でメール文を作る時、わざわざ日本語のパレットに飛んで顔文字を選ぶ。

楽しいからこれから僕も使おう、と言ってくれるかと思いきや、

「なるべく文字で送ってくれないかなあ」

日本人の心を理解しないガイジンめ。

忘れた頃、チョイチョイ送ってやることにする。



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