さて、新しい職場の話。
一言で言うなら、平和。
初日、大型観光バスが26台、ツアーバスが30台、それに加えて乗用車がひっきりなしだった。
店内に一度に200人いる状態もあった。
それでも最初の1週間は、入り口あたりと外でお客様を迎えるポジションなので、
店内はてんやわんやでも、私だけは平和というわけだ。
澄み渡った青空、心地よい風、走り回る野良の鶏、鳥のさえずり、青々とそびえる山、向かいのファームで放牧されている牛たち、
一面の緑、自然のままの土、風に揺られて木々がたてる音を聞きながら、こういう仕事もあったのだとしみじみ思う。
本屋で、外の温度も天気もわからず、きりきりしながら働いていたのに比べて、
いや、そもそも比べようもないか。
あれはあれで、結構好きだったのだし。
通勤は、10分。その間に信号機が1個。
朝晩1時間かけて通っていたことを思うと、夢のようだ。
しかも朝晩のラッシュとは反対方向で、混みようがない。
マネージャー達も、同僚らも、みな気さくで良い人ばかりだ。
15人ぐらいいる中で、白人は二人、あとは地元の人達。
ハワイに住んでいると、人種を特定するのは困難だ。
ほとんどが、その血のどこかにハワイアンやサモア、フィリピンや日本、ポリネシアなどの遺伝子を持っているといっていい。
だから、肌の色が多少濃くて、顔立ちがはっきりしているというだけでは、単に「ロコ」と呼ぶしかない。
こんな大自然の中にあるから、ランチを買う店なんか1件もない。
だからみんな家からランチを持ってくる。
前の職場では持参派は日本人だけで、他のみんなは外食で済ませていた。
新しい職場のみなさんは、私のランチに興味津々。
「そのランチボックスはどこで買ったのか」
「その緑色のものは何か」
「ごはんの上のものは何か」
お弁当箱は日本のキッチン小物店で買った、木に見せかけた長方形プラスティックの二段重ね。
中身はほぼ夕飯の残りで、あとはしそふりかけのご飯と、必須の卵焼きが入っているだけである。
ほかのみんなのお弁当は、深めのタッパーにご飯がドカっと入っていて、
その上に何か具いりのスープのようなものがかかっているものだったり、
家の近所で買ったらしいパスタランチだったり。
驚くべきは、午後の15分休憩のとき、テイラーが大きなプレートランチを食べていた。
彼女は確か、ランチタイムにここで一緒に食べたはずである。
昨日は、お米の話で盛り上がった。
お米を毎日炊いているのかと聞くので、1度にたくさん炊いて、小分けにして冷凍していると言うと
「おおーーー!!!」
「冷凍して大丈夫なの?」
「ていうか、炊き立てをすぐ冷凍するのが1番風味が落ちないんだよ」
「おおーーーー!!そんなやり方があったなんて!!」メモメモ・・・」
「どのぐらいずつ小分けするの」
「お弁当に入るぐらい」
「おおおーーー!!」
みなさんはどうやってご飯を保存しているかというと、
残りご飯は、タッパーに入れて冷蔵庫に入れる。そうすると乾いてぼろぼろになるから、
食べる前に水をかけてチンする。
やっぱり。
夫の両親も、同じやり方をしていた。
暇といえば、暇。
けれど、たとえばどこかのお店で、ぼんやりとお客が来るのを待っている暇さとは違う。
すべての瞬間、私は自分が知らなかった自分を発見するようで、
それはとても興味深い。
英語漬けはストレスではないけれど、やはり日本語で冗談を言い合ったりするようにはいかない。
だから定期的に日本人の友達と会う機会を作りたいと思う。
にほんブログ村
一言で言うなら、平和。
初日、大型観光バスが26台、ツアーバスが30台、それに加えて乗用車がひっきりなしだった。
店内に一度に200人いる状態もあった。
それでも最初の1週間は、入り口あたりと外でお客様を迎えるポジションなので、
店内はてんやわんやでも、私だけは平和というわけだ。
澄み渡った青空、心地よい風、走り回る野良の鶏、鳥のさえずり、青々とそびえる山、向かいのファームで放牧されている牛たち、
一面の緑、自然のままの土、風に揺られて木々がたてる音を聞きながら、こういう仕事もあったのだとしみじみ思う。
本屋で、外の温度も天気もわからず、きりきりしながら働いていたのに比べて、
いや、そもそも比べようもないか。
あれはあれで、結構好きだったのだし。
通勤は、10分。その間に信号機が1個。
朝晩1時間かけて通っていたことを思うと、夢のようだ。
しかも朝晩のラッシュとは反対方向で、混みようがない。
マネージャー達も、同僚らも、みな気さくで良い人ばかりだ。
15人ぐらいいる中で、白人は二人、あとは地元の人達。
ハワイに住んでいると、人種を特定するのは困難だ。
ほとんどが、その血のどこかにハワイアンやサモア、フィリピンや日本、ポリネシアなどの遺伝子を持っているといっていい。
だから、肌の色が多少濃くて、顔立ちがはっきりしているというだけでは、単に「ロコ」と呼ぶしかない。
こんな大自然の中にあるから、ランチを買う店なんか1件もない。
だからみんな家からランチを持ってくる。
前の職場では持参派は日本人だけで、他のみんなは外食で済ませていた。
新しい職場のみなさんは、私のランチに興味津々。
「そのランチボックスはどこで買ったのか」
「その緑色のものは何か」
「ごはんの上のものは何か」
お弁当箱は日本のキッチン小物店で買った、木に見せかけた長方形プラスティックの二段重ね。
中身はほぼ夕飯の残りで、あとはしそふりかけのご飯と、必須の卵焼きが入っているだけである。
ほかのみんなのお弁当は、深めのタッパーにご飯がドカっと入っていて、
その上に何か具いりのスープのようなものがかかっているものだったり、
家の近所で買ったらしいパスタランチだったり。
驚くべきは、午後の15分休憩のとき、テイラーが大きなプレートランチを食べていた。
彼女は確か、ランチタイムにここで一緒に食べたはずである。
昨日は、お米の話で盛り上がった。
お米を毎日炊いているのかと聞くので、1度にたくさん炊いて、小分けにして冷凍していると言うと
「おおーーー!!!」
「冷凍して大丈夫なの?」
「ていうか、炊き立てをすぐ冷凍するのが1番風味が落ちないんだよ」
「おおーーーー!!そんなやり方があったなんて!!」メモメモ・・・」
「どのぐらいずつ小分けするの」
「お弁当に入るぐらい」
「おおおーーー!!」
みなさんはどうやってご飯を保存しているかというと、
残りご飯は、タッパーに入れて冷蔵庫に入れる。そうすると乾いてぼろぼろになるから、
食べる前に水をかけてチンする。
やっぱり。
夫の両親も、同じやり方をしていた。
暇といえば、暇。
けれど、たとえばどこかのお店で、ぼんやりとお客が来るのを待っている暇さとは違う。
すべての瞬間、私は自分が知らなかった自分を発見するようで、
それはとても興味深い。
英語漬けはストレスではないけれど、やはり日本語で冗談を言い合ったりするようにはいかない。
だから定期的に日本人の友達と会う機会を作りたいと思う。
にほんブログ村