太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

整頓下手

2018-09-04 18:35:55 | 日記
思い立って、私のデスクの上を片付けた。





普段持つバッグの中が、いつのまにか雑多なもので一杯になるように

デスクの上もいつのまにか物が増えていく。

片付ける前にデスクの上にあったものは、


・仕事に持ってゆくバッグ

・明日、ウォーキングのときに履こうと思っているソックス(5日以上ある)

・ハンガー2個

・いつか1階に持って行こうと思っている、1階にあるべきものたち(半月はたっている)

・返信を書こうと思っておいてある手紙(10日はある)

・別の引き出しを片付けた時に、メモ用紙にしようと思って出した紙の束

・写真たてが5個

・ペン立て

・電動鉛筆削り

・使用前か後かわからん乾電池数個


これだけのものがあると、何か作業をしたいときに、まずスペースを作らなければならない。

物をどかしてみると、このデスクはこんなに広かったのかと思う。



私は整理整頓が得意ではない。

整頓された場所は好きだし、整頓するのも嫌いではないはずだが、キレイが長続きしない。

先日、1階の階段下のクロゼットを思い立って片付けた。

けっこうな数の、夫のヘビメタのCDが詰まったラックや、猫のキャリーケース、ラッピングに使うリボン類、

アイロンや掃除機、最も場所をとるのは、キャンバスや絵の具などの私のアート関係の荷物。

それらを全部外に出し、床をアルコールで拭いて、不要なものは捨て、

使う頻度が少ないものは屋根裏に移動。

デスクもクロゼットも、きれいになった状態を保とうと強く思う。

半月ぐらいは、なんとかもつ。

しかし、「とりあえず」の何かを置いたが最後、あっというまに元の木阿弥だ。




夫の両親の家に行くと、いつどんなときでも、モデルルームのようだ。

キッチンのカウンターにも、テーブルにも、物が一切出ていない。

棚の上の装飾品のたぐいもなく、ベッドはホテルのように完璧に整えられており、

棚の中をあけると、必要なものが、余裕の隙間をあけて美しくおさまっている。

どの引き出しも、6割ぐらいしか物が入っていない。

常になにか余計なものが載っているダイニングテーブルや、物であふれかえっている我が家の収納を眺め、

つくづく自分の整頓下手を思い、溜息がでる。



「両親の家は、人が住んでるのかどうかわからなくて落ち着かないよ。

人が毎日生活しているんだから、生活感があって普通じゃないの」



そう言う夫のベッドサイドのテーブルは、本や紙類がつくねてある。

引き出しの中は、物は少ないがごちゃごちゃだ。

私にはただ適当に置いてあるだけにみえるが、実は夫は何がどこにあるのか把握している。

そしてあるとき、一気にきれいに片付ける。





整頓下手の先生は、私の母だ。

私は実家を離れるまで、母が整頓下手なことに気づかなかった。

階段の1段目に、靴下が入った四角いカゴがあるのは普通の景色で、

階段の半分ぐらいまでは何かの置き場になっていた。

その上、物を捨てられないタチだから始末が悪い。

母は片づけができないけれど、編み物も洋裁もプロ顔負けだ。

直線縫いしかできない私には、逆立ちしたって母の作るようなものは作れない。

人は誰でも、得意なこともあればそうでないこともあり、

不得意なものの中には、努力してもいかんともしがたいこともある。

母が反面教師になってくれたおかげで、私達姉妹は人より努力して家の中を片付けて暮らしている。

それでも、こうして折に触れて整頓できない自分に気づく。





さて、私のデスクは、あとどのぐらいこの状態でいられるだろう。










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