太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

友、旅立つ

2018-09-17 08:55:18 | 日記
ミレナが夫ケリーの仕事の関係で、ボルチモアに行くことになった。

ケリーが昇進したから、喜ぶべきところなんだけれど、

何でも話せる友達が遠くに行くのは、寂しいことこのうえなし。

ミレナとヴィッキと私、いつも3人でつるんでいたのに。




ミレナの隣家に住む夫婦が、お別れパーティを開くというので夫と一緒に出かけた。


「今日こそは私特製のマルガリータを飲んでもらうわよぅ」

お酒が苦手な私は、一緒に食事に行っても水しか飲まない。

でも今日は、夫が運転してくれるし、飲んでみた。

氷と、テキーラと、なにかもうひとつ違うお酒と(透明のやつ)、たくさんのライムを搾って砕く。

「このテキーラは特別で、すんごく美味しいんだから」

ショットグラスにほんの数滴ほどのテキーラを垂らして、私に飲めという。

一気に喉に流しこむ。

アルコール度数40%だというから、喉が焼けるようかと思えばそうでもない(まあ、量が量だけど)。

私はウィスキーとかバーボンの、あの匂いが好きじゃないのだけれど、

飲んだテキーラは、その匂いがまったくしなかった。

「だってこれは良いテキーラだからよ」

ミレナ特製のマルガリータも、すいすいと喉を通って、うっかりすると飲みすぎてしまう。

「なんでもっと早くに教えてくれなかったのよ」

「だからずっと、飲め飲めって言ってたんじゃないのさ」





二人の子供達はもう独立しているので、ボルチモアには夫婦だけで行く。

私は行ったことがないが、ボルチモアはワシントンDCの近くで、冬はものすごーーーく寒いらしい。

メキシコ人のミレナには厳しい気候だけど、きっと彼女ならそれも楽しんでしまえるはず。




ミレナとケリー。

撮った写真を、ヴィッキがアプリケーションを使って加工した。

アートになってて、ちょっと素敵。




私(左)とミレナとヴィッキ



いつもミレナには、ハッピーでいることの楽しさを教えてもらってきた。

ミレナに会えば、体の余分な力が抜けた。

私達みんな50をとっくに過ぎて、これからもっと友達が大切になってくるのに。

離れていても、心を通じ合うことはできるけど、

それでもやはり友との別れは私の心を寂しくする。












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