太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

フランス 4 ~プロバンス地方 12年ぶりの自転車

2022-06-18 15:59:04 | 旅行

ラコステには3泊。
何をしていたかというと、毎朝8時の朝食のあと

車で20分ほどの、ゴードという街で催される市場(マルシェ)に行ったり


チーズや果物、服からバッグからアクセサリー、食べ物まであらゆるお店がずらりと並んでいて、ひとつひとつをゆっくり見て回る。
オリーブの樹で作った、キッチンで使うヘラとお箸を購入。作った人の顔が見えるというのは、特別な感じがある。
ブレスレットや、ソーセージ、チェリーやアプリコットなども買った。

また、ある日は、街の自転車屋に予約してあったレンタサイクルを運んでもらって、自転車用の道路を10キロ以上も走った。
昔の電車のレールがあった場所をバイクパスにしてあり、のんびりと玉ねぎ畑やオリーブ畑を眺めながら走れて楽しい。
しかし、自転車に乗るのは12年ぶりで、乗れるか不安だったけれど少し練習したらちゃんと乗れて安心。
日本にいた頃は、車もあったけど、夫も私もよく自転車に乗って、図書館や港、隣町にまででかけたものだ。
久しぶりの自転車は、びゅうびゅうと風を切っていくあの感覚が懐かしく、いつまでも乗っていたいぐらい。
ハワイの私が住む地域では、土地の起伏が大きいこともあって、自転車は移動手段ではなくスポーツ。
それに、自転車の存在に慣れていないハワイのドライバーたちの運転は怖い。

また、ある日は、Vau cluseという街に行った。
この街には、かなり透明度の高い川が流れており、上流からカヌー下りをする予定で出かけたのだけれど、マルシェを巡ったりしていたら疲れてしまい、急遽取りやめ。

フランスのどこでも、果物や野菜の美味しいことといったら。
日本がそうであるように、地元で採れた新鮮な果物だから。
ハワイで自足できるものは限られていて、食べ物のほとんどを外から運んでくる。
だから果物は輸送時間を想定して、熟すタイミングのずっと手前で収穫するらしい。
土でしっかり熟した果物と、青いうちに収穫して輸送途中で熟したものとでは、味が違うに決まっている。
イチゴも桃も見た目はきれいでも、味がしなかったりするのは当たり前。
フランスで買ったイチゴの、果肉の芯まで優しく甘いのに感動した。
夏場は夜9時すぎまでたっぷり太陽の光を浴びるから、よけいに美味しいのかもしれない。

川沿いに並ぶカフェのテーブル

日本で住んでいたところの近くにある、柿田川という川を思い出す。
柿田川は富士山の雪解け水が湧き出ている川で、清涼な水がすがすがしく、数えきれないほど出かけた。

ベーカリーにはたくさんのペストリーやケーキが大揃い。
ケーキは日本のケーキ屋みたいに、こぶりで、美しくて繊細だ。ここでルバーブのパイと、イチジクのタルトを買った。
親子水入らずのランチ


日中は暑いので、早朝に行動をして、暑い時間はプールに入ったりゴロゴロして、夕方に動き出す日々。
次はニース、プロバンス地方のこぼれ話など。