太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

マギーなハワイ

2014-05-22 14:38:55 | ハワイの自然
ハワイは乾燥しているから、あまり汗をかかないんだよねー

って言ってたのは誰だ。


私だ・・・・


ここ数日の蒸し暑さはどうだ。

こういう、湿気を含んだ暑さのことを マギー という。

マギーという音からして、いかにもねっとりと蒸し暑そうではないか。



気温はたいしたことはない。26,7度だと思う。

でも、冬が終わったというのに雨が多くて、ハワイの十八番である風が微風。

雨も、ずーっと降っているのではなく、サーッと降っては晴れ、晴れては降り。

おかげで虹はたくさん出るけれども、

その虹さえ暑苦しくみえるぐらい、むしむしする。



今日は休みで、家中の窓を開け放ち、天井扇をまわし(エアコンないし)絵を描いていた。

途中で銀行にいき、ついでにカイルアに寄ってランチを食べ、戻ってきて

雨ついでに車を洗ったら、もう全身汗まみれ。

シャワーを浴びて、濡れた髪を乾かすときに、日本の夏を思い出した。

日本の夏は、ドライヤーを使うのが嫌だったなあ。

汗を流したところなのに、ドライヤーの熱でまた汗をじっとりとかいてしまうのがうっとうしい。

ハワイで、ドライヤーを使いたくないと思ったのは今日が初めてだ。



そういえば、夫が日本に行って初めての夏。

立っているだけで汗が出てきて、これはどこか体の具合が悪いに違いないと本気で心配したと言っていた。

さすがに立っているだけで汗が出るほどではないにしろ、

すがすがしい気候に慣れた身には、この湿気はきついヮ・・・・・



今、ハワイに旅行に来ている人達には気の毒な、とってもマギーなハワイなのである。






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4SHOW

2014-05-22 07:30:51 | 絵とか、いろいろ
コラージュのワークショップをやる、ホオマルヒア ボタニカルガーデンで

急遽、展覧会をやっている。

メンターであるスーザンから、エキサイティングなメールがきたのは先週の頭。

ふたつあるギャラリーのうち、小さいほうにキャンセルが入って、

6月の末まで使えることになったという。

さっそく手持ちの作品をいくつか持って行った。




4人が出品するので、 4SHOW。

他の3人は、美術を教えていたとかいうような人達ばかりで、

ちょい気が引けるんだけども・・





私の作ったツインのテーブルもある。














こんな初期の作品も持って行った。




これは私が尊敬する、JOYの作品。DAIBUSTU





作品を制作していると、時間をたつのを忘れる。

思ったようにならなくて、時間がかかるし難しいんだけれど、1日中でもやっていられる。






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ウミガメの伝説

2014-05-19 06:54:28 | 不思議なはなし
夫の同僚に、トンガ出身の人がいる。

彼の話だと、トンガでは、ウミガメを指差してはいけないのだそうだ。

彼らは指さされるのを大変嫌うのだという。

さっそく試してみた。


いつものビーチで、割とよくウミガメを見かける。

たまに手が届きそうな場所で、頭を海面に出したりひっこめたりして泳いでいる。

海に浮かびながら、見つけたウミガメを指差してみる。



あ、消えた。



普通なら、数回同じ場所で頭の先をみかけるのだけれど

指さした途端、ぷっつり見えなくなった。

この伝説は真実か??

次のウミガメをさがす。

今度は夫が指差してみる。



あ、また消えた。



と思ったら再び浮上・・・・・



なんだ、いつもと変わらん。


きっとこれはトンガに住むウミガメだけの伝説。

ハワイのウミガメは指差されてもどーってこたぁない。


という、くだらない実験。






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VOG

2014-05-16 07:34:00 | 日記
VOG(ヴォグ)なんか、気にしたこともなかった。

VOGというのはハワイ特有の造成語で、ボルケーノ(火山)の VO と、

フォグ(霧)のGで、VOG。


ハワイ島の火山が噴火して、その灰がオアフ島にも舞ってくる。

その灰でできた霧が停滞して、霞のようにみえる。

アレルギーのある人は、そしてそうでなくても、頭が痛かったり、

喉を痛めたりする。

新聞でもニュースでも、VOG予報があるぐらいだ。


3週間ほど前、風邪をひいた。

喉が腫れて、咳が続き、それでも2週間ほどで収まった。

やっと治ったかと思った矢先、咳がぶり返した。


まだ風邪が治りきっていないのだろうと、風邪薬を飲んだり、いろいろしたものの

よくなるどころか、咳はひどくなるばかり。

夜はぐっすり眠れないし、仕事にも差し障るで、とうとう病院に行ったのだ。



「うーん、これはVOGね、間違いなく」


ひととおり診察した医者はそう言って、ちょっと気の毒そうな顔をした。

「自然現象ってこと?」

「そう。日本だと一過性喘息っていわれているけどね。

インヘイラーを処方するから、それで効果がなかったら電話ちょうだい」




インヘイラーというのは、喘息の子供がポケットにいれて持ち歩いている、手のひらにおさまる小さなガスで

咳き込んだときに口の中にシュシュっとやる。


まず肺の中の空気を全部出してから、インヘイラーをよく振って、口に入れ

唇をしっかりと閉じ、シュっとやってすぐにそれを肺に吸い込む。

処方箋がいるだけあって、強い薬なので、1日に4,5回程度、しかも次に使うまでに

4時間はあけないといけない。



これが、効いているんだかいないんだかはっきりしない。

シュっとやったあとでも咳は出るし、咳込んだときにはナシのつぶてだ。

仕事で咳をしていると、風邪だと思われてまわりは不愉快だろうと思うのだけれど、

今インヘイラーを使ってしまうと、あと4時間使えなくなるわけで

もっと苦しくなってから使おうと思ったりして、なかなか使えない。



夜は、念をいれて1度に3回ぐらいシュシュっとやる。

インヘイラーを使わないときよりは、眠れるようになったようにも思うけど、やっぱりそれでも

咳は出る。



ハワイに来て3年になるが、VOGに反応したのは初めて。

花粉なら、その花の季節が終われば解決するのに、火山灰となるとそうもいかん。

キラウェア火山の機嫌にかかっていて、それは1年中だ。


医者が気の毒そうな顔をしたのはそういうわけか。


出かける時に持って行く最小必要限の持ち物は


財布と携帯電話だったのに、インヘイラーが加わった。


一体いつまで続くのか。ヤレヤレ。












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日本むかしばなし オマケ

2014-05-15 09:20:51 | 日記
昔話のあらすじを話す羽目になった記事のオマケ。(その記事はコチラ


あらすじを忘れてしまって、適当にごまかした 花咲かじいさん 

気になって、さっき調べてみた。



江戸時代の、5大御伽噺のうちの一つらしいから、相当古い。

それも「隣の爺型」とよばれるストーリー展開。

心正しい老夫婦と、欲深老夫婦が出てくるやつね。

たぶん、舌きりすずめとかこぶとりじいさんも、そんな典型。


花咲かじいさんの基本的なあらすじは以下のとおり。




心正しい夫婦は、白い犬を拾って子供のようにかわいがっていた。

その犬がワンワンと指し示す場所を掘ると、お宝が出てきたので、近所にふるまった。

それを妬んだ隣の老夫婦が、犬を連れ去った。犬が示す場所を掘ると、ガラクタばかりが出てきて

怒った夫欲深婦は犬を殴り殺す。

心正しい夫婦は、泣く泣く犬の死骸を引き取り、庭に埋め、そのそばに木を植えた。

その木は短い期間で大木となった。犬が夢に出てきて、その木で臼を作れという。

作った臼で餅をつくと、お宝がざくざくと出てきた。

それを妬んだ欲深夫婦が、臼を持ち去り、餅をつくが、出てくるのはガラクタばかり。

怒った夫婦は臼を壊し、燃してしまう。

心正しい夫婦は、臼の灰を引き取った。

また犬が夢に出てきて、その灰を桜の枯れ木に蒔くように、という。

そうすると、枯れ木に桜の花が咲いた。

通りがかった大名がそれを見て喜び、心正しい老夫婦に褒美を与える。

それを妬んだ欲深夫婦も、まねをして灰を蒔くが、花は咲かず、その灰が大名の目に入って怒りをかい

罰せられてしまう。





こんなお話だったっけ・・・・・・?????

なんともえぐい話。

解説には、心正しい夫婦が、犬を惨殺されても文句ひとつ言わないのは不自然だが、

善と悪の対比をする上では、それが必要であったのと、

昔の農村では近所で助けあわなくては生活が成り立たなかったため、我慢したのではと書いている。

欲深夫婦がどんなお咎めを受けたかわからないけど、このむごさからいくと死刑ぐらいにはなったのかも。



かごめかごめ の歌も、実は暗い真実が隠されているというし、

暴力や裏の部分を見せずに育てたいという保護者に守られて育つ現代の子供たちに比べて

昔の子供たちは、現実を当然のこととして突きつけられながら大人になったのだろうか。

そうしなければ生きぬいてゆけない時代だった、といえばそうなんだろうけど。



それにしても。


昔話に出てくるのはどうしていつも おじいさんとおばあさん なんだろう?

と不思議に思ったことがあった。

あるところに、若い夫婦がいました、では何か都合が悪いんだろうか。

しかし後に、サザエさん を見て思い当たることがあった。


絵本の挿絵の夫婦は、髪が真っ白の、いわゆる老夫婦だが、

実はこの時代の老夫婦とは、現在の三十代ぐらいなんじゃないかと思う。

私が子供の頃、サザエさんを読んでも、登場人物の年齢を気にしたことがなかった。

子供にとって大人の年齢はどうでもいいことなのだ。

おねえさん か、 おばさん か、 おばあさん。その3種類しかないといっていい。



しかし二十代も後半になって、実はサザエさんが24歳で、自分よりもずっと若かったことに驚き、

四十代になって、実はフネさんが、自分とたいして変わらぬ45歳ぐらいであることに恐れを感じた。

ということは、ハゲ茶瓶の波平さんだって50そこそこなんだろう。



私の母が子供の頃の歌に『ことし50のおばあさん』という歌詞があったという。

それが65年ぐらい昔のことであれば、御伽噺の作られた時代には、

30代で立派なおばあさんであってもおかしくはない。


いやぁーーーー、よかった。ほんとに。現代に生まれて。









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