太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

携帯電話

2015-10-18 16:46:36 | 日記
先週、携帯電話をなくした。

その記事はコチラ


車のタイヤの空気圧がさがっているという表示が出たので、

休日に夫と一緒にガソリンスタンドに行った。

空気を入れる機械の隣に、車用の掃除機がある。

掃除機なら家でも使えるのに、夫が思いついたように

「せっかくだから掃除機かけてこうか」といい、1ドルを投入した。

私がやると、サーっと表面だけなでて終わるのだが、

夫は何につけ丁寧で、運転席の背もたれのクッションをはずし、

その奥まで念入りに掃除機をかける。


「ほら」


夫が、背もたれと座面の隙間の奥から、私の携帯電話を引っ張り出した。


「あったーーー!!!!」


なぜそこにあったかはわからない。

座席の左右の隙間なら、まだわかる。

クッションの後ろの、座面と背もたれの隙間の奥に、どうしたら入るのか。


とにかく、みつかったので、その足で電話会社に行った。

用件を伝えてから40分待たされた挙句、

ファミリー契約の代表者であるシュートメが立ち会わないと、回線を繋げられない、とにべもなく言った。

そのシュートメが立ち会わずに回線を断つことができて、なぜ繋げられないのかは不明。

今回は夫も簡単に引き下がった。

話すだけ無駄。



両親が旅行から戻るまでは結局使えない。

新しい電話を買わずに済んでよかったけど。





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ねんがらねんじゅう雨季

2015-10-16 21:10:09 | 日記
ハワイは、夏は乾季で冬は雨季。

それはお決まりのことだったはずなのに、今年はどうだ。

ねんがらねんじゅう雨季じゃないか?



今年の夏は、雨が多かった。

トロピカルストームがたくさん来たのもある。

エルニーニョだかの影響という話もある。



ダイヤモンドヘッドも、いつもの夏は乾いて全体が茶色になるのに、

今年の夏は、少しだけ茶色になっただけで、

けっこう緑の姿を見せていた。



このところ、毎日毎日雨である。

1日中、どんよりと降りこめることはあまりないとはいえ、

降るときには、その量が半端じゃない。

昨日の朝、夫を送り出したときには普通の雨だったのが、

私が出かける時には、玄関を出たところの階段の下は池状になっており、

踏み石も完全に4センチは水に浸かっていた。

大股のつま先立ちで車まで行っただけで、スニーカーには水が染みてきた。



さらには、車まで行ったところで、ガレージが全開になっていることに気づく。



私の車はガレージの前に停めるので、ガレージ開閉のリモコンは持っていない。

なんとか濡れないでガレージを閉める方法を考える。

ガレージから建物の中に入って壁のボタンを押すとする。

押してからダッシュで車に戻ったとしても、ガレージドアは駆け抜ける私を障害物とみなし、

降りてきたものの、自動的に開いてしまう。(これは以前に体験済み)


雨が小降りになるのを待つにしても、地面の水がはけるまでは待てない。


仕方がないので、再び池状になった地面を大股で歩いて家に戻り、

玄関にあった開閉リモコンを持って、乾いたスニーカーに履き替えて車に戻った。



車に入ってからリモコンを押す。

ガラガラとガレージが閉まり、地面に着いたと思ったとたん、

またガラガラと上がっていく。


「?」


もう一度、押す。

ガラガラと閉まり、またガラガラと開く。

何か障害物でもあるのかと思い、その辺のものをすべてよけてから、再び押す。

今度こそ。

「神、おねがい!!」

ガラガラと閉まり、またガラガラと開く・・・・



どうして家に戻ったときに、壁のスイッチで操作しなかったかと悔やまれる。

たぶんリモコンのせいだ。



そろそろ出かけないと、仕事に間に合わなくなる。

何度目かで、私は半ばキレていた。


「今度閉まらなかったら、もう絶対に信じないからねッ!」


と、神や天使や、その他もろもろの存在に悪態をつき、リモコンを押す。


ガラガラと閉まり、地面に着くと、静かになった。



やれやれ・・・



雨が多いのは、べつにいい。

今年、カリフォルニアは日照りでとても困っていたことだし、雨が降るのはいいことだ。

ただ、私が住む地域だけ雨が降るのが気に入らない。



土砂降りの中を、ワイパー全開にして職場に向かう。

トンネルを過ぎると、道は嘘のように乾いていて、青空が広がっている。

職場に近くなる頃には、濡れているのは私の車だけ。

通勤途中のラジオで地元のパーソナリティが

「ねえ、信じられないかもしれないけど、○○地方じゃ大雨なんだってよー」

と、きもちはしゃぎ気分で言われると「舐めんなぁー」と思う。




やっとガレージを閉めて職場に行った。

スニーカーはすっかり水が入って、歩くたびにクチュ クチュ と音をたてる。

靴を履き替えたのに、意味なし。

ビーチサンダルにして、ソックスと靴を手に持ってくればよかったと後悔する。


「雨、降ってたっけ?」

タオルで足を拭いている私に、同僚が言った。

ふん。ホノルルに住んでいる人にはわからんでしょうよ。

「あなたたちが安心して豊富に水が使えるのは、わたしたちのおかげなんだからね!感謝してよ」

と、恩着せがましく言ってみる。








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アロハに謝罪

2015-10-14 10:00:55 | 食べ物とか
アロハ納豆を食べたら美味しくなかった、と以前に記事にした(その記事はコチラ

その記事の中で、『アロハという名前がそもそも怪しげ』的なことを書いたが、

今、ここに深く謝罪を入れたいと思う。



ハワイには、アロハ豆腐という豆腐がある。

アロハ納豆の体験があってから、これもきっとその仲間なんだろうという

浅はかな思い込みから、いつもハウス食品の豆腐を買っていた。

ハウス食品の豆腐が、だいたい250円から300円なのに比べて、

アロハ豆腐は500円ぐらいする。

地元で作っていて、ハウスより高いってどういうことよと思っていた。


ところが、ハワイで買える日本食品をまったく信じていない、味に厳しい友人が

「アロハ豆腐はおいしいと思う」

とさらりと言ったのだ。

まさかそんなことが、とは思ったが、買ってみた。





まさかの美味しさであった。





ハウスの豆腐も悪くはないけれど、

アロハ豆腐は、もっと味に深みがあって、舌触りもよくて、

冷奴にすると、豆腐の味がひきたつ。

もうこれを食べたら、ハウスには戻れない。

と思うのだけれど、悔しいかな、我が家の近くでこれを扱っているスーパーは1つだけで

500円ぐらいする(2回も言った。しつこい)のに比べ、

ホノルルにある日本食スーパーに行くと、同じものが200円ぐらいで買える。

どうせほかで無駄遣いしているんだから、500円の豆腐ぐらい買えばいいんだろうが、

1000円近いキューピーマヨネーズを迷うのと同じで、なんとなく買いにくい。

毎週、日本食スーパーに行くわけではないので、

アロハが切れたときには、妥協してハウスを買う。



アロハ豆腐を買う時は、必ず青シソを一緒に買って、

シソと生姜を乗せた冷奴を堪能する。ああ、この旨さ・・・・・・至福。

青シソは、地元のスーパーでは手に入らないものな。




というわけで、

アロハという名前だけで偏見を持っていたことをお詫びし(誰に?)

アロハ豆腐を作ってくれている人たちに感謝を述べたい。








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水の泡

2015-10-11 09:42:50 | 食べ物とか
ズッキーニは日本では食べたことがなかったけれど、ハワイに来て食べるようになった。

私にとって普通のキュウリが、日本ほど美味しくないというのもあるし、

ズッキーニが意外と美味しかったというのもある。

ズッキーニはキュウリのでかいやつだという認識を持っていた時は、美味しいとは思えなかったけれど

キュウリとは別物だと気づいた時点で、ズッキーニは美味しいかも、と思うようになった。

火を通すと、あまくとろけて、ほんの少し冬瓜のような。

トマトソースにもよくあうし、てんぷらにしてもいい。



休日、ちょっと凝った料理をしようと思い立った。

ここでいう「凝った料理」は私を基準としているので、

たぶん一般の人にとっては、なんでもない料理である。



イタリアンの料理本をめくっていて目がとまったのはズッキーニ料理。

ズッキーニの種の部分をスプーンでこそげとり、

そこに、ハンバーグ種を詰めて焼き、トマトソースで食べるというもの。



買ってきたのは25センチぐらいの、まるまるとしたズッキーニ2本。

縦に切って、スプーンで中身をこそげる。

大量に出た中身の部分は、フライパンで乾煎りして水気を飛ばし、ハンバーグ種に混ぜた。

ボート状になったズッキーニには塩を振っておき、水分をふき取る。

そこに小麦粉をまぶしてから、ハンバーグ種をこんもりと詰める。

詰め終わった上に、さらに小麦粉をまぶしてフライパンで肉側から焼く。

トマトソースを入れ、白ワインを注いでフライパンごとオーブンに入れる。


盛り付けるときに、フライパンに残ったソースにブイヨンなどを加える。



そこに夫が帰宅した。

こんな緻密な(だから私的には、だけど)料理をしたという達成感があり、

「今日はごちそうだよ」と鼻の穴を膨らませた。



フライパンの中のズッキーニはしっかりとしていたのに、

盛り付けようと取り出したとたん、それはナヨナヨと膝から崩れるような感じで

皿の上に乗ったときには、もうアラレもない姿であった。

ズッキーニとひき肉は完全に関係を絶ち、まるで他人同士のように横たわっている。

なんとかハンバーグ状のものをズッキーニに戻そうとするが不自然で、

それを隠すようにトマトソースをドボドボとかけた。


「わー。ミートボールとズッキーニのシチュウだ!」


シチュウではない。

ミートボールでもない。

これはズッキーニにひき肉を詰めて焼いた料理なのだ。

しかし現実に皿の上にあるのは、焼きものというよりは煮物である。

それもやけに長いズッキーニと、細長いままのミートボールの・・・


味は悪くない。

ズッキーニの種部分を混ぜたからか、ハンバーグはしっとりとしていたし、

美味しいトマトソースを使ったから(そう、出来合いの瓶入りのやつ)。

ズッキーニはとろりとして、ソースによくあっていた。


「元の形を生かしたシチュウも新鮮でいいね」


ああそうだね。

私もそう思う。



2本も使ったので、翌日の夕飯もズッキーニを食べることになった。

翌日、私が帰宅すると既に夫がそれを温めなおしてくれていた。

深めの鍋の中で、一口大になったズッキーニとハンバーグが、ぐつぐつと煮えている。

「オリーブが残っていたから足してみた」


これが焼き物だということを知らない夫を責められまいよ。


何が悪かったのだろう。

さっぱりわからないまま、数々の手間隙の行程だけがむなしく脳裏によみがえるのであった。










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ボヘミアン 後編

2015-10-09 19:03:51 | 日記
ボヘミアン 前編



私がかけたい種類のパーマを扱っている店を見つけた私は、

さっそく予約をとって出かけた。



お店はオープンしてまもなくということもあって、とてもきれいだった。

鏡と椅子が5つ、日本人ヘアスタイリストが3,4人。

今日担当してくれる人が、最初にカウンセリングをする。

カウンセリングのあと、料金の説明をするのはわかりやすくていい。

カットやパーマの料金はかなり安いけれど、それにトリートメントなどを

選んでゆくと、まあまあの金額になる。

人によっては、今日の予算を聞いて、その中で選んでゆくということもしているようだ。

パーマをかけることだし、トリートメントをプラスした。

カットパーマ、トリートメントで210ドル。それにチップを加えて約250ドル(2万8千円ぐらい)。

高いんだか安いんだか、もうわからん。

チップは好きになれない。




美容師さんは、無口なほうがいい。

と思うのは私だけだろうか。


東京青山のサロンは友人だから、話したいことが盛りだくさんだったけれど、

ほかのサロンであれば、私はなるべく放っておいてくれるほうがうれしい。

このサロンの美容師さんたちは、声が大きくておしゃべりだ。

ドライヤーの音などがあるので、大きな声で、と教育されているのか、

お客を飽きさせないようにと言われているのか、

特に隣の美容師さんは、声が高くてテンションが高すぎる。


「お荷物、小さいですねー、その棚に乗っちゃいますもんねー」

「大きいの好きじゃないの。これも持ちたくないぐらい」

「あっははーーー!手ぶらが好きなんですねー、そっかあー、そのほうがいいですもんねー」



「ぼくね、髪がめっちゃ黒くてストレートなんスよー、何度も色をいれて

パーマかけて、めっちゃ時間かけてこうなったんスよー。あっはー!」



いちいちこんなふうに「あっははーー!」とはしゃぎながら応対していたら、

一日の終わりには疲労困憊だろうなあと思う。

私の担当の人も、おしゃべりは好きそうではあるけれど、

やたらテンションが高いわけでもなく、こちらが話しかければテンポよく返すが

黙っていれば話しかけてこない。ありがたい。

美容院が決まって、やれやれだ。

指名すると5ドルかかるけど、ハイテンションの人になると困るので

次回は今日の人を指名するとしよう。




それにしても。

どうして日本の男の美容師さんって、帽子をかぶってるの?







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