6月に入りあまりスッキリしない天気が続いていますが、関東方面はまだ梅雨入りしていないんですよね? こちらは観測史上最速の梅雨入りでしたが、今年の梅雨は何だか変則的な梅雨のようです。
抜歯の方も無事終わり、気分一新で新たなキットの製作に入りました。(歯医者通いはまだ当分続きます。)
今年は”作った事のないメーカーのキットを優先して製作する”と言う年頭の目標に則り、ペガサスホビー、アミュージングホビー、ブレンガンと来て、前作だけマイローテーションでタミヤとなってしまいましたが、今作から再び初体験となるメーカーのキットに復帰です。AFVキットの次は飛行機キットと決めているので、そこから選択したのが「AZモデル1/72 川崎 Ki-78 研三」です。(飛行機キットの製作ローテは、1/72の次は1/48クラス、日本機⇒ドイツ機⇒それ以外の順番となっています。)
いつ購入したのか覚えていない古いAZモデルのキットです。何度か再販されているし、if仕様のキットもありましたが、現在は入手困難になっているようです。 パッケージに2in1と表記されているように、2キット分のパーツが入っています。
「研三」について、私があれこれ言う必要はないと思いますが、簡単に紹介すると、東京帝国大学航空研究所(航研)が基本設計し、川崎航空機が製造した日本陸軍の高速研究機で、最高速度700km/hに挑んだ飛行機です。テスト飛行で699.9km/hを達成しています。(⇩にテスト飛行時の映像が残っています。)
同じパーツとデカールが2キット分入っています。キャノピーはインジェクションパーツで、透明度も良好です。
マーキングは2種類。動画にあるのが左側のものですね。右のオレンジ色ですが、これが本当かどうかは疑問が残ります。近年発売されたプラッツのレジン製キット(未入手)では、オレンジではなくグレーとなっています。⇩の動画に登場する白黒画像からではグレーと言われてもそうかも?と思わなくもないのですが、今作はキットの指定通り、シルバーとオレンジの2種類で仕上げます。
主翼は一枚物のムクとなっています。簡イキットですので、合わせに問題がないか確認してみましたが、主翼と胴体との接合部は少々隙間が生じるので、パテの使用は避けられそうにありません。
飛行機キットのセオリー通り、コクピットから製作開始です。コクピットは床とシートだけしか用意されていなくて、操縦桿は自作しろと書かれているので、真鍮パイプでそれらしく自作してセットしました。クリップで挟んでいるのがコクピットパーツです。コクピット内は青竹色指定ですが、正しいのかどうかの判断は分かりません。シートベルトの形状も不明ですが、シートにはシートベルトを取り付けようと思いストックから適当に見繕う事にしています。川崎系のシートベルトで良いんですかね?
こちらが説明書。簡イキット然とした内容の説明書ですが、ちゃんと塗装指示が表記されているのは嬉しいですね。それが合っているかどうかは別ですが…😅
研三のインジェクションキットとしてはこのキットが初キットで、その後、少々期間を経てプラッツから1/72のフルレジンキットが登場しましたが、レジンキットと言うこともあってかあまり一般には受け入れられなかったように思います。過去には同じようなレジン製キット(ガレージキット)もあり、私もどこかに積んでいる可能性もあるのですが、所在は不明です。1/48キットもあったようななかったような…? この辺、もなたろう氏がお詳しいかと…。 蛇足ではありますが、ネットで「研三」で検索するとRSモデルのキットが存在しているかのような画像がヒットする事がありますが、恐らくAZモデルと混同されているものと思います。RSモデルからは研三のキットは出ていません。(出てたら買ってたでしょうしね。)
それでは今日はこれで…。
抜歯の方も無事終わり、気分一新で新たなキットの製作に入りました。(歯医者通いはまだ当分続きます。)
今年は”作った事のないメーカーのキットを優先して製作する”と言う年頭の目標に則り、ペガサスホビー、アミュージングホビー、ブレンガンと来て、前作だけマイローテーションでタミヤとなってしまいましたが、今作から再び初体験となるメーカーのキットに復帰です。AFVキットの次は飛行機キットと決めているので、そこから選択したのが「AZモデル1/72 川崎 Ki-78 研三」です。(飛行機キットの製作ローテは、1/72の次は1/48クラス、日本機⇒ドイツ機⇒それ以外の順番となっています。)
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「研三」について、私があれこれ言う必要はないと思いますが、簡単に紹介すると、東京帝国大学航空研究所(航研)が基本設計し、川崎航空機が製造した日本陸軍の高速研究機で、最高速度700km/hに挑んだ飛行機です。テスト飛行で699.9km/hを達成しています。(⇩にテスト飛行時の映像が残っています。)
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研三のインジェクションキットとしてはこのキットが初キットで、その後、少々期間を経てプラッツから1/72のフルレジンキットが登場しましたが、レジンキットと言うこともあってかあまり一般には受け入れられなかったように思います。過去には同じようなレジン製キット(ガレージキット)もあり、私もどこかに積んでいる可能性もあるのですが、所在は不明です。1/48キットもあったようななかったような…? この辺、もなたろう氏がお詳しいかと…。 蛇足ではありますが、ネットで「研三」で検索するとRSモデルのキットが存在しているかのような画像がヒットする事がありますが、恐らくAZモデルと混同されているものと思います。RSモデルからは研三のキットは出ていません。(出てたら買ってたでしょうしね。)
それでは今日はこれで…。
十字から士の字を目指して、その2に続きます。
こんな研究機を作っていたというのは初めて知りました。
エンジンはダイムラーベンツ601のチューンアップ版だったようで、機首周りは109Gと似ていて、ちょっと日本離れした感じです。
2パターンの塗装も楽しみです。
ブレンガンキャリヤーの次に何を作るかちょっと迷いましたが、手の届く所にこのキットがあったと言うのが製作する事になった理由です。今年の目標にも該当するし、日本機の1/72と言う事で条件もバッチリですしね。初のAZモデル製作となります。
研三は速度記録に特化したテスト機で、Me209を模倣して作られた飛行機です。エンジンはかなり弄り倒したようですが、Me209と同じDB601を使用していますので、機体形状もどことなく似通っていますね。戦況悪化で開発が進まなくなり、最後はブルドーザーでスクラップ化されると言う悲しい運命となってしまった飛行機ですが、当時は日本最高速度の699.9km/hを記録(僅か10秒間足らずですが)した飛行機でもあります。
キットは簡イキットなので、それなりの補強や追加工作は必要でしょうが、パーツ数も少なく、製作は難しくないと思います。
珍しい機体のご紹介、ありがとうございます。知りませんでした。
思わずWikipediaで検索してしまいました。
開発開始時点ではまだ開戦に至ってなかったというタイミングから考えると、相当に先進的な機体だった事が伺えますね。
飛燕をエアレーサー化したような雰囲気もありますが(順序が逆?)、日本機にしては異様に小さい翼面積が超スパルタンでカッコイイ・・・上昇力が半端なく良さそうです。
もしも量産化されたりしていたらB29の迎撃に活躍したかもなんて妄想が・・・いかがでしょうそんな妄想ジオラマは・・・って、おねだり?(笑)。
またちょっと別の妄想も広がります。
次作は「研3」でありますか。シブいチョイスですね。まぁAZというのが引っ掛かりますが、形状とかどんな感じでしょう?ヨンパチで欲しいキットではありますが、期待薄でしょうね~。仮に出たとしても東欧カンイでしょう。
実機は699.9キロという速度記録を持ちますが、なんでもうちょっと頑張って700キロにしなかったのか?と、戦史の謎でございます。
これから塗装に辛いシーズンとなりますが、進捗を楽しみにしております。
研三は高速記録に特化した機体で、武装などは一切ありません。この辺、Wikipediaをご覧になられたと言う事なので、既にお分かりだと思います。元々量産化を目指した飛行機ではないし、戦闘機化することは無かったと思います。次期戦闘機に活かすための速度テスト機と言った所ですかね。メジャーな機体も良いですが、こう言う試作機や計画機に当時の研究者のロマンのようなものを感じるのは私だけでしょうか? 上からの命令で無理矢理開発された飛行機もありますが、その目標に向かって夢を追いかけるなんて素敵だと思いませんか? ただ、それらの殆どは戦争に使われる兵器となり得るものと言うのは悲しいですけどね。
機体形状からあれこれ妄想するのは楽しいですよね。Me209を目指して開発された機体なのでMe209にクリソツ(死語)ですが、主翼だけを見るとHe112の楕円翼にも見えなくもないですね。
やっと日本機の番が来ましたが、今回は1/72ですので、貴殿には門外漢ですみません。でも、コメント頂けて嬉しいです。貴ブログはほぼ毎日チェックさせて頂いていますが、難物旅客機キットを見事なまでに料理されているその手腕に敬服しております。日本機の登場も期待しています。
積みプラを整理していて偶然研三のキットを見付けたので、天からのお告げだと思い、製作決定となりました。AZモデルの中でも初期に発売されたキットで、かなりアバウト感満載のキットですが、あれこれ考えていたらキリがないので、適当に完成させてさっさと次のキットに移りたいと思っています。資料も殆どないし、不明な個所も多いですが、ネットで資料を探しながらの製作となりそうです。オレンジ色が正しいのかも分かりませんし、オレンジ色の機体には防眩塗装はされていないのかと言うのも分かりませんが、YouTubeの白黒動画では、グレーで防眩塗装ありのように見えるのですが、ここはオレンジで仕上げようと思っています。
>実機は699.9キロという速度記録を持ちますが、なんでもうちょっと頑張って700キロにしなかったのか?と、戦史の謎でございます。⇒仰る通り、私も699.9なんて中途半端なって思っていました。700でも良かったんじゃないの?って思っちゃいますよね。この辺は日本人の真面目さが出たんでしょうか? とにかく、エンジンの冷却方法に苦労した機体のようで、戦況悪化が無ければMe209の記録更新もあり得たかもしれませんね。
>これから塗装に辛いシーズンとなりますが、進捗を楽しみにしております。⇒梅雨から夏場にかけては塗装には辛いシーズンになりますが、天候を見て塗装したいと思います。
きらら殿の毒舌にもめげずにつれコンに毎回参加されていて、お疲れ様でした。もう続きはないと言う事なので、彼女の毒舌に触れる機会も減りそうですが、ちょっと淋しさもありますね。彼女はやはり♂なんですかね(笑)
今回から、研三だそうで、あまり拝見できないキットなので、とても楽しみです。
0-sen様が仰るように、1/48ではラクーンモデルのレジンキットの研三持っています。でも途中まで作っていますが、完成しませんでした。それは、当時、まだ今より実機写真が少なく機体の形がつかみきれなかったからです。このキット、今のキットと比べると形がきびしいです。何しろ機首の断面が丸すぎて太くてハ40が入っているというには形が違いすぎました。直したいのですが、資料がなく、止まってしまいました。また脚がホワイトメタルではなく、真鍮線を入れたレジンだったので現実には使い物にならなかったのもmotivationを落とす原因でした。
1/48では謎のチェコ製キットが発売されていましたが、これはプラネットモデルと同じ内容のキットのようです。
1/72では、大分の模型屋さんのメカドールさんから、出ていたと思います。他に烈風、天雷、キ83、キ87、キ94Ⅱなども発売されていました。その後の日本の模型メーカーが思ってるほど、これら試作機を出してくれなかったので今さらですが買うべきでしたね。
最近、プラッツからも発売され、形の違いに驚きました。でも実物大模型などを見ると、プラッツ、いいですね。
http://koyama-s.air-nifty.com/kasmv_repo/2020/02/post-76ce5b.html
それにアンリミが作っているようなので安心できそうです。
一方、AZの方は昔、皆が思っていたイメージに似ていますね。
資料が少なかったからもあるのでしょうか、かなり大雑把な作りに思えますが、昔のフロッグのキットを開封したみたいで、私には好きなできです。最近のタミヤみたいに細かすぎると、私のような下手っぴーモデラーには作りこめば作りこむほど汚く見えるという事態になるので、自分で部品を自作するところが多い、このような作りのキットは楽しいですね。
ところで、塗色についてですが、土井武夫さんがグレーだったと言っていたそうですし、各務原でもグレーということになったみたいです。
http://koyama-s.air-nifty.com/kasmv_repo/2020/02/post-4df383.html
コックピットの色は昔の陸軍機標準の 灰藍色 みたいです。それで灰藍色って、塗料発売されていないなぁと思っていたら、AKインタラクティブから出ているみたいですョ。
https://www.passion132.com/gb/laque/132575-ak-intaeractive-rc329-ija-3-hairanshoku-grey-indigo-10ml-8436564929747.html
速度記録機ということで、0-sen様もスペホのMe209と並べると思うのでとても楽しみです。表面冷却器つきということで、He100とのコラボもいいですね…
プラッツ(アンリミ)のは知ってましたがAZから出ていたとは知りませんでした。
因みにアンリミからはほかにリノのエアレーサーが数種出ていますが、どれも出来が良くてお勧めです。でも最近では入手困難ですね。
当時の動画を見ると、翼端に白と赤と思われるストライプが入っていますね。
キットの塗装図には描かれていないようですがどうされます?
オレンジの機体はどうなんでしょう?
なんとなく架空マーキングっぽい気もしますが。
抜歯後の具合はいかがですか?
歯が痛いのは我慢できませんからね~。
お大事になさって下さい。
ー閑話休題ー
「研三」は、アンリミのものしか知りませんでした。
プラッツのは、最近アナウンスがあったので知っていました。
画像を見る限りでは、AZも良さそうな感じですね。
オレンジ塗装は「白黒写真」だと「グレー」っぽく見えるときがあるので悩み所ですね。
土井技師が「グレー」と仰っていたなら「グレー」が正解でしょうか。(^^)