関東地方に遅れをとりましたが、近畿地方も昨日梅雨明けとなり、今日は朝からドピーカンの夏空が広がりました。気温も上昇して暑い1日となっています。改めまして、暑中お見舞い申し上げます。
随分お待たせした感がありますが、研三がやっと完成しました。まずは完成までの様子をご覧下さい。
全体の塗装が終わり、デカール貼りからのスタートとなります。
デカールを貼り終えた状態です。シルバー機の方は日の丸6枚だけですが、オレンジ機の方は日の丸以外にポーランドの国旗のような赤白のデカールがあります。このデカール、なぜか赤白が2枚上下に繋がった状態で印刷されていて、真ん中のニス部分から半分にカットする必要があります。オレンジ機は実際はグレーだと言うのが本当の所のようですが、グレーで塗装するとこの赤白部分が黒白になり、キットのデカールが使えません。デカールのストックから黒と白のデカールを探すか、或いは塗装するしかなくなるので、面倒臭い事になりかねないと思い、キットの指定通りオレンジでの塗装としました。ただ、翼端にある赤白の帯は用意されていなくて、キットのデカール(同じデカールが2キット分入っています)の余剰分を使用しました。この後、ミスが発覚(^^;
デカール貼りが終わったので、クリア吹きする為のマスキングをシルバー機の方に施しました。オレンジ機はマスキングの必要はありません。ただ、この時点でまだミスに気付いていません。(早く気付け!)
今回参考にしたプラッツのキットの塗装図です。これを見て、上のデカール貼り後の写真と塗装図とで異なる部分があるのですが、お分かりでしょうか?(赤白が黒白と言うのではないですよ。)
間違っている部分を修正しました。キットのデカールの余分はないので、ストックから色合いの似ていそうなデカールを探して切り貼りしました。
使用したデカールはこちら。イ式重爆のデカールです。AZモデルのデカールと赤の色合いが若干異なるのですが、これ以外に良いのが見付からず、白と赤部分をカットして使用しました。ミスッてる部分のデカールを剥がそうかとも思ったのですが、クリア吹きしているので、うまく剥がせる自信がなく、元のデカールの上に重ね貼りしました。デカールの厚味がどうかなと思いましたが、再度クリア掛けして、それ程目立つ事もなくて良かったです。この辺、さすがカルトグラフ製って所でしょうか? クリアはクレオスの水性半艶クリアプレミアム(缶スプレー)を吹いています。
プロペラは、AZモデルの塗装図では茶色となっていますが、ここは実機の画像を見てもシルバーが正解のようなので、表をシルバー、裏面をフラットブラックで塗装しました。先端に赤の二重線が入っていますが、デカール貼りを1枚失敗したので、ストックから見付けて来たデカールで代用しています。(ハセガワ1/48五式戦の”フムナ”の枠線) デカール乾燥後、Mr.カラー155番スーパークリア(欠番品)を吹きました。
デカール貼りが終わり、次に脚回りの取り付けを行ないましたが、ホゾ穴が浅く、位置決めも難しくて苦労しました。(ハセガワ1/72の零戦を思い出しました。)最終的には瞬間接着剤で固定しています。主脚の引き込みアームを延ばしランナーで自作して取り付けました。
プロペラの抜け落ち防止の為のストッパーをプラ板を加工して取り付けました。プロペラは息をフッとするだけで回転しますが、スピナと機首の繋がりが非常に悪いのはいただけませんね。(後の写真を見て下さい。) シルバー機の防眩塗装のラインは、AZモデルの塗装図を参考に塗装しましたが、黒で書き込んだ状態が正しいようです。修正するのが面倒だったので、そのままにしています。
両方とも全ての組み立てが完了しました。シルバー機の機首とスピナの繋がりが悪いです。(ペラを回転するようにしたと言うのもありますが…。)
ウェザリングをするかしないかで迷いましたが、結局、墨入れすらしない状態で完成と言う事にしました。ウェザリングの類いは今回一切行なっていません。色々突っ込み所満載の完成となりましたが、今年の6・7キット目の完成となりました。それでは、完成写真の羅列となります。
まずはオレンジ機から…。
画像サイズを800×600ピクセルにリサイズしています。照明を変更したので、少し色合いも正確になったように思いますが、相変わらずの画質ですね。それはともかく、スピナの段差はこちらもちょっと目立ちます。キャノピーになにかゴミのようなものが付着していますが、そのままです。😅
続いてシルバー機です。
オレンジ機と全く統一感のないアングルの並びですが、こちらもやはりスピナが…。無理にペラ回転としたのが悪かったのかもしれないですが、やはりレシプロ機はペラを回したいですもんね。(モーター可動させるだけの気力やスキルを持ち合わせていないので、これくらいが関の山・・・。)
最後にツーショット。2キット同時製作の証明用?
2010年登場のAZモデル初期のキットですが、1/72のインジェクションキットとしてはこのキット以外に存在しません。(レジンキットは何度も登場しているプラッツのキットや他のレジンキットがあります。)簡イキットと言う事を差し引いても、考証不足がやや目立つキットだと思います。尾輪の脚の長さが不足していて、尾翼が地面スレスレになるのも修正したい所です。省略された部分(ピトー管やマスバランス)も多く、今回ピトー管とマスバランスなどを追加しています。国内メーカーからは今後も恐らくインジェクションキットとして登場する事のない機種だと思いますので、ある意味貴重なキットと言えるかもしれませんが、お金に余裕のある方は、プラッツのキットの方をお薦めします。と言う事で、次は何を作ろうかな…?
それでは、恒例の最後の纏めです。
AZモデル1/72 川崎Ki-78 研三
製作開始:2021年(令和3年)6月3日
完 成:2021年(令和3年)7月18日
キット購入日:不明
購入価格:不明
シートベルト:エデュアルド1/72日本陸軍機塗装済みエッチングシートベルト(適当)
参考資料:各PCサイト様、プラッツのキットの塗装図等
完成キット撮影カメラ:SONY DSC-HX50V
随分お待たせした感がありますが、研三がやっと完成しました。まずは完成までの様子をご覧下さい。
全体の塗装が終わり、デカール貼りからのスタートとなります。
デカール貼りが終わったので、クリア吹きする為のマスキングをシルバー機の方に施しました。オレンジ機はマスキングの必要はありません。ただ、この時点でまだミスに気付いていません。(早く気付け!)
今回参考にしたプラッツのキットの塗装図です。これを見て、上のデカール貼り後の写真と塗装図とで異なる部分があるのですが、お分かりでしょうか?(赤白が黒白と言うのではないですよ。)
間違っている部分を修正しました。キットのデカールの余分はないので、ストックから色合いの似ていそうなデカールを探して切り貼りしました。
使用したデカールはこちら。イ式重爆のデカールです。AZモデルのデカールと赤の色合いが若干異なるのですが、これ以外に良いのが見付からず、白と赤部分をカットして使用しました。ミスッてる部分のデカールを剥がそうかとも思ったのですが、クリア吹きしているので、うまく剥がせる自信がなく、元のデカールの上に重ね貼りしました。デカールの厚味がどうかなと思いましたが、再度クリア掛けして、それ程目立つ事もなくて良かったです。この辺、さすがカルトグラフ製って所でしょうか? クリアはクレオスの水性半艶クリアプレミアム(缶スプレー)を吹いています。
プロペラは、AZモデルの塗装図では茶色となっていますが、ここは実機の画像を見てもシルバーが正解のようなので、表をシルバー、裏面をフラットブラックで塗装しました。先端に赤の二重線が入っていますが、デカール貼りを1枚失敗したので、ストックから見付けて来たデカールで代用しています。(ハセガワ1/48五式戦の”フムナ”の枠線) デカール乾燥後、Mr.カラー155番スーパークリア(欠番品)を吹きました。
デカール貼りが終わり、次に脚回りの取り付けを行ないましたが、ホゾ穴が浅く、位置決めも難しくて苦労しました。(ハセガワ1/72の零戦を思い出しました。)最終的には瞬間接着剤で固定しています。主脚の引き込みアームを延ばしランナーで自作して取り付けました。
プロペラの抜け落ち防止の為のストッパーをプラ板を加工して取り付けました。プロペラは息をフッとするだけで回転しますが、スピナと機首の繋がりが非常に悪いのはいただけませんね。(後の写真を見て下さい。) シルバー機の防眩塗装のラインは、AZモデルの塗装図を参考に塗装しましたが、黒で書き込んだ状態が正しいようです。修正するのが面倒だったので、そのままにしています。
両方とも全ての組み立てが完了しました。シルバー機の機首とスピナの繋がりが悪いです。(ペラを回転するようにしたと言うのもありますが…。)
ウェザリングをするかしないかで迷いましたが、結局、墨入れすらしない状態で完成と言う事にしました。ウェザリングの類いは今回一切行なっていません。色々突っ込み所満載の完成となりましたが、今年の6・7キット目の完成となりました。それでは、完成写真の羅列となります。
まずはオレンジ機から…。
続いてシルバー機です。
最後にツーショット。2キット同時製作の証明用?
2010年登場のAZモデル初期のキットですが、1/72のインジェクションキットとしてはこのキット以外に存在しません。(レジンキットは何度も登場しているプラッツのキットや他のレジンキットがあります。)簡イキットと言う事を差し引いても、考証不足がやや目立つキットだと思います。尾輪の脚の長さが不足していて、尾翼が地面スレスレになるのも修正したい所です。省略された部分(ピトー管やマスバランス)も多く、今回ピトー管とマスバランスなどを追加しています。国内メーカーからは今後も恐らくインジェクションキットとして登場する事のない機種だと思いますので、ある意味貴重なキットと言えるかもしれませんが、お金に余裕のある方は、プラッツのキットの方をお薦めします。と言う事で、次は何を作ろうかな…?
それでは、恒例の最後の纏めです。
AZモデル1/72 川崎Ki-78 研三
製作開始:2021年(令和3年)6月3日
完 成:2021年(令和3年)7月18日
キット購入日:不明
購入価格:不明
シートベルト:エデュアルド1/72日本陸軍機塗装済みエッチングシートベルト(適当)
参考資料:各PCサイト様、プラッツのキットの塗装図等
完成キット撮影カメラ:SONY DSC-HX50V
AZモデル1/72 川崎Ki-78 研三 製作記 :完
初期のAZとか、もう箱を開ける気もしませんが(笑)、見事に片付けられましたね。さすがでございます。オレンジ色の機体、もあったかどうかは別にして、新鮮でイイですね。ここら辺も模型の楽しさだと思います。
研3はヨンパチで出たら少々お高くても飛びつきますが、国内からは絶望的だし、やはり東欧カンイに頼るしかないのでしょうね。そのうちどっかの酔狂なメーカーからアナウンスされることを祈っております。
次作は何をお考えでしょうか?楽しみにしております。
高速研究機と言うのを、調べて初めて
どんな機体か知りました。キット化するの
は難しい機種ですが、Me209と同じ
コンセプトで作られたのでしょう。
果敢に挑戦されたキットでしょう
完成品の中で 輝くことでしょう。
オレンジ色のほうが存在感ありますね。
操縦が難しそうな機体ですが、武装して高速迎撃機に・・一撃離脱戦法なら・・
ま、無理でしょうねえ(笑)
そんなお遊びも楽しいかも?
次作も楽しみにしています。
私の製作部屋(と言うより小屋?)にもエアコンはありませんし、トイレもありません。ですので、冬場はトイレの頻度が増えて、モチベ維持が難しいです。夏場は夏場で扇風機で凌いでいますが、汗だく覚悟で製作しています。💦
それはともかく、研三、完成となりました。稚拙なデキですが、ご笑覧頂き有難うございます。オレンジ色はAZモデルが実機の白黒写真を読み間違いした結果でしょうが、そのままオレンジで塗装しました。シルバー機の防眩塗装のラインもちょっと疑問が残りますね。
貴殿もお書きですが、1/48のまともなキットが欲しいですね。私も期待したい所です。
次作はAFVキットになりますが、何になるかは決まっていません。ササっと作れるキットが良いのですが、そう言うキットがないので悩んでいるんですが…😅
貴殿の日の丸キットの製作記、お待ちしております。
>川崎Ki-78 完成おめでとうございます。⇒有難うございます。簡イキットですので、それなりのデキですが、何とか形になりました。
>高速研究機と言うのを、調べて初めてどんな機体か知りました。キット化するのは難しい機種ですが、Me209と同じコンセプトで作られたのでしょう。⇒Me209を模倣した飛行機ですので、雰囲気は209に良く似ていますね。その内、209と並べてみたいと思っていますが、209の1/72キット、蜜柑山から探す方が大変かも😅 1/48なら目の前にあるんですけどね。1/48の研三のキットが欲しいですね。
オレンジ塗装は、実際存在したかどうかは不明ですが、恐らくはグレーが正解だと思います。ただ、AZモデルではオレンジ塗装になっているので、ここはオレンジで塗装しました。駐機場の中で、オレンジ色はかなり目立ちますね。
オレンジ塗装機って存在したかどうかは分かりませんが、模型として組み立てた場合、結構目立ちますね。もう一つオレンジ塗装した機体(立川九九式高練)が駐機しているんですが、これで2キットとなりました。
>操縦が難しそうな機体ですが、武装して高速迎撃機に・・一撃離脱戦法なら・・
ま、無理でしょうねえ(笑)
そんなお遊びも楽しいかも?⇒冷却にかなり苦労した飛行機のようで、速度アップの為に、極力突起物をなくし、主翼外板を表面冷却器としたものの、その冷却機能が芳しくなかったようです。胴体後部側面のラジエーターが特徴的ですね。最初から武装化する計画はなく、ただ速度記録のためだけに作られた飛行機ですが、仮に武装化したとしたら高速迎撃機として機能したんでしょうか? そんな事、考えるのも楽しいですね。
次作はAFVキットの製作となりますが、キットは決まっていません。ちょっと悩み中です。
猛暑の中、ご苦労様でした。
今回も通好みのキットですね。
墨入れしたいところですが、そうしないところが潔いのかも。。。。
簡易キットということでいろいろ手を焼かれたようですが、完成してしまえばこっちのものですね(笑)
高速研究機ということで、この飛行機がのちの日本の航空技術の発展に一役買ったのでしょう。
ちゃんとしたインジェクションキットとして日本のメーカーから出して欲しいです。
ちょっと日本離れした雰囲気の機体が、いかにも高速研究機という感じで良いです。
こういう飛行機は汚さずに格納庫に大切にしまわれて、テストの時だけ外に出すという事で綺麗なのがいいです。
オレンジの発色も良いですし、銀も綺麗です。
ミスというのは右翼端のストライプの色の順番ですね。
大抵、左右対称だと思いますもんね・・・。
お疲れ様でした。
プロペラは回るようにしときたい!、全く同感でございます。
塗装違いとは言え、2機を同じように仕上げるのって結構難しそうです。
今回は知らなかった機体を教えていただき、ありがとうございました。
研究機とは言え、こんなエアレーサーのようなじゃじゃ馬なスタイルの機体が日本にもあったというのを知って楽しくなりました。
余談ですがお手本したMe209を検索してみると・・・更にアバンギャルドなスタイルでした(笑)。