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(開設2015年1月1日)

クラシックエアフレーム1/48 イ式重爆撃機製作記 その13 塗装編❸塗装は完了したけれど…

2019年11月05日 20時30分00秒 | クラシックエアフレーム1/48イ式重爆製作記
陽の短さと共に、季節の移ろいを感じずにはいられません。もう直ぐ立冬、季節は冬に向かっています。

桜の季節から製作を開始したイ式ですが、もう紅葉の季節となってしまいました。我ながら随分と時間がかかっているなと思っていますが、まぁ、そこはいつもの事ですので、別に焦ってはいませんが、出来れば年内に完成させたいと思っています。

そんな訳で、ようやく本体の塗装が終わりました。が…?

本体の塗装に入る前に、プロペラ裏面をフラットブラックで塗装し直しました。シルバーだと思っていたのですが、実機の写真やoni殿の作例を拝見して、黒が正解だと分かりました。シャドウ吹きの時に同時に行ないました。

そして本体の塗装開始です。今回、秘密兵器を導入しました。

これが今回使用した、タミヤスプレーワークベーシックエアブラシです。以前からサフ吹きやクリア吹きの時に、シングルアクションのエアブラシが欲しいと思っていたのですが、高価なものは必要ないと思い、数年振りの購入となりました。旅客機に嵌っていた時にいつも使っていたエアブラシでしたが、いつの間にか壊れてしまい、そのまま使用しなくなっていました。昔は箱に入っていたと思うのですが、現在は写真のような袋入りになっています。コンプレッサー接続用のジョイントも同時に購入しました。接続した状態が下の写真です。

イ式の大きな機体をダブルアクションのエアブラシで塗装するのは大変だろうなとの思いもあって、こちらを使用する事にしたのですが、結果的に大正解となりました。

ライフカラー[UA113]LIGHT BLUEGREY 1で下面を塗装しました。ライフカラーを使用するのは今回が初めてで、希釈率やらエア圧の調整に苦労しました。最初、いつも使っているダブルアクション(0.3mm)で吹こうとしたのですが、塗料(顔料)の粒子が粗いのか、それとも艶消し剤のせいなのか、頻繁にノズル詰まりが発生して、正直使い辛い塗料と言うのが第一印象です。容器の縁で乾いてしまった塗料は乾いていない塗料容器に戻しても溶けず、これがそのままエアブラシのカップに混入するとエアブラシ内で詰まってしまい、分解してラッカーシンナーで洗浄する場面も何度か発生しました。思ったのは、エア圧をやや高目にして、シングルアクションのエアブラシで吹くのが良いみたいです。なので、今回購入したタミヤスプレーワークベーシックエアブラシが大いに役に立つ結果となりました(^_-)-☆ ただ、問題はまだ全て解決した訳ではありません。(後述)

下面の塗装が終わり、上面の塗装に備えてマスキングを行ないました。全てマスキングテープ使用ではテープの使用量も増えてしまうし、時間も無駄になるので、ここは紙を使ってのハイブリマスキングとしました。紙は仕事で使った仕様書のコピー用紙で、メモ用紙に再利用しているのを使っています。

上面は、ライフカラー[UA080]ITALIAN YELLOW 3を吹きました。学校で使っていた水性絵の具の黄土色に近い感じの色調です。

キットに入っている塗装図を信じて、迷彩用のマスキングを行ないましたが、これが正しいかどうか分かりません。箱絵のパターンとも違っているし、oni殿の作例ともパターンは異なります。この塗装図に従ってマスキングを進めると、ある部分で辻褄が合わなくなる箇所が生じるのですが、そこは適当にごまかしました😅

迷彩2色目はマスキングの事を考えて、緑色を吹く事にしました。使用したのは、ライフカラー[UA008]MEDIUM GREEN 42です。Mr.カラー129番濃緑色に近いように思います。

最後に茶色を吹きます。その為のマスキングを行ないました。この時はまだミスに気付いていません。

そして、ミスに気付かないまま3色目の茶色を吹きました。塗料は、ライフカラー[LC16]Matt Raw Siennaです。Mr.カラーの旧レッドブラウンに近いと思います。現在のレッドブラウンとでは色調が異なります。

これで塗装は一応完了となりました。先にも書きましたが、初めて使用するライフカラーに戸惑う事も多かったですが、何とか迷彩塗装が終わりました。完全艶消しですし、水性と言う事もあり乾燥時間が遅く、1色吹いては一晩乾燥して次の塗装と言う事で進めましたが、その間にマスキングもあり、思った以上に時間が掛かりました。そしてついに運命のドキドキ💓タイムです。


一部を残していますが、殆どのマスキングを除去しました。この画像からでも完全艶消しと言うのがお分かり頂けると思います。それよりも問題なのが赤丸部分です。マスキングテープを剥がすと、塗料も一緒に剥がれてしまい、塗料の食い付きの悪さが露呈しました。塗り分けラインは比較的綺麗に仕上がり、吹きこぼれや滲みは殆どないのが救いかもしれません。ここで、ようやくミスに気付きました。右側水平尾翼の赤丸部分が塗装図では茶色になっているので、マスキングして塗装しましたが、なんと、先にマスキングテープを貼っていた上に更にマスキングテープを貼ってしまっていました。😓 ですので、塗装出来ていません。

現在はこんな感じとなっています。次は塗装の不備部分の修正を行なう事になりますが、筆で行ける所は筆塗りでタッチアップしようと思っています。どうしてもエアブラシでないと修正出来ない部分だけエアブラシで修正する事にしています。幸い、筆塗りでは乾燥時間が長い事もあってかムラは発生しません。まだ日の丸やカウリング先端の赤色部分、それに胴体後部の白帯のマスキングが残ったままですが、最終的には水性の半艶クリアを吹いて塗膜保護を行なうことにしています。このままではデカールも貼り難いでしょうしね。

次回、デカール貼り完了まで行ければと思っています。たった2枚ですが…。

ちょとずつ完成が近付きつつあるかもしれない、その14に続く。


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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (日の丸航空隊)
2019-11-05 21:05:52
こんばんは。
マスキングミスですね。
良くやってしまうんです。
自分が悪いのに、「イラッ」となってしまう自分がそこに居ます。(>_<)
艶消しの具合は、タミヤのアクリル塗料みたいな感じですね。
タッチアップが上手くいきますように。
返信する
マスキングはあるあるです (黒猫2号)
2019-11-05 21:37:35
今晩は、0-sen様。
とうとう機体塗装に突入ですね、ここに来るとモチベがぐっと上がるのではないでしょうか?。
ラッカー系ですと、乾燥して硬くなった破片を元の塗料ビンに入れると戻るんですけどね。
アクリルはエナメルと同じような特性が有るという事なのでしょうか。
ところで、改めて拝見してみると凄い?塗装パターンと色ですね。
抽象画のようなパターンと、逆に目立つ事を考えたような色の組み合わせに思えてしまいました。
もうちょっとですね、完成を目指して私も頑張ります、次回も楽しみにしています。
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Unknown (0-sen(零銭))
2019-11-05 21:46:22
日ノ丸航空隊殿、早速のコメント有難うございます。
昨日の内に塗装は終わっていましたが、塗料が乾燥しないので、今日仕事から帰ってからマスキングを除去しました。食い付きの悪さはあるものの、これは水性塗料の特徴なのかもしれないですね。塗り分けは大きな破綻もなく仕上がったので、あとは修正をこなせば何とかなるでしょう。残りのマスキングを剥がせば、雰囲気も変わると思います。尾翼部分は、テープを貼ってるのを忘れていました😓 何とか修正出来ると思います。
返信する
Re:マスキングはあるあるです (0-sen(零銭))
2019-11-05 21:55:42
黒猫殿、今晩は。
塗装が終わればグッと完成が近付くのですが、今回は初めての塗料と言う事もあり、修正箇所が多く存在します。一応下面の方は筆塗りタッチアップで修正しました。今後、この塗料を使う機会があるかは分かりませんが、AFVにも使えそうな気がしないでもありません。水性塗料って、乾燥すると戻しても溶けないんですね。
迷彩はイタリアで塗装されたもので、日本で塗り直したものではないと思います。何だか不思議な迷彩ですよね。
残っているのは、キャノピーの塗装がうまく行ってるかですね。塗装が完了したら、小物の取り付けになりますが、結構な数があります。何とか年内(出来れば今月中)に完成させたいと思っています。
コメント有難うございました。
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Unknown (ヒロシ)
2019-11-06 15:57:35
マスキングのミスは私もときどきやってしまいます。
特に2色や3色迷彩の時は一部の色を取り違えたり、塗装が抜けていたり・・・
一番ひどかったのは2色迷彩で両方の色を入違って塗ってしまったことで、流石にこのときはガックリきました(笑)
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Unknown (クラキン)
2019-11-06 19:32:42
迷彩のマスキングミスは私も何度か経験しています。
一番笑った(酷かった)のはドイツ機の2色幾何学迷彩を全て逆の色で塗ってしまった時です。
教訓のためにそのまま完成させて、未だにあります。(笑)
しかも3色ですから頭が混乱しますね。
それにしても面白い迷彩です。
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いよいよですね (oni)
2019-11-06 20:10:24
こんばんは。いよいよ本塗装ですね。おめでとうございます(^^)。ここまで来ると、あとは一気に・・・ってトコでしょうか。

迷彩パターンは私も悩みました。図面によって違ってたり、左右の辻褄が合わなかったりとかで、結局テキトーに塗りました(笑)。色目も白黒写真しか有りませんし、今となっては誰も生きておらず不明なので、ここは塗った者勝ちだと思います。

水性カラーは昔使った事がありますが、延々乾かなかったので、それに懲りてまったく使っておりません。最近のは改善されてるんでしょうかね?ラッカーの毒々しい香りが好いております(笑)。

マスキングにミスは付き物です。私もよく「あいたたた・・・どうしよう」って事があります。タッチアップが上手く行くとイイですね。今後の展開に期待です。
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Unknown (あきみず)
2019-11-06 20:13:54
水性塗料はうすめ液の臭いが、いやだったので、水性に切り替えましたが、実際作業
環境は良くなったのですが、筆塗りには
素直では、なかって苦戦したのでラッカーに
変えました。水性の剥がれやすさは、ありました。キャノピー枠のはみだしに、つまようじでさっさと綺麗に取れました。
マスキングを剥がす時に、剥がれると
つらいですね。
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Unknown (0-sen(零銭))
2019-11-06 21:59:44
ヒロシ殿、コメント有難うございます。
初めて使用する塗料だったので、最初は戸惑いましたが、新調したタミヤのエアブラシのお蔭で何とか塗装出来ました。塗装図に書かれているFSナンバーだけではどんな色調なのかすら分からなかったので、FSナンバー通りの塗料が揃っているライフカラーを使用する事にしました。使用感は本編に書いた通りですが、やはり水性塗料には馴染めないように思います。
迷彩塗装の色間違いは私も経験していて、その完成機が今も残っています。
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Unknown (0-sen(零銭))
2019-11-06 22:05:40
クラキン殿、コメント有難うございます。
>ドイツ機の2色幾何学迷彩を全て逆の色で塗ってしまった時です。
教訓のためにそのまま完成させて、未だにあります。⇒ん~、皆さんやはり同じようなミスを侵していらっしゃるみたいですね。私もFw190D-9の迷彩を逆に塗装してしまった事があります。その完成品は今も残っています。
水平尾翼の塗装ミスは、塗装を忘れた訳ではなく、マスキングテープを貼っているのを知らないまま、その上に迷彩の為のマスキングをしてしまったと言う事で、テープを剥がしている時に気付きました😅
今日から塗装の修正を開始しましたが、完了までは少々時間がかかりそうです。
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