イ式の製作をほったらかしていた訳ではないのですが、思わぬトラブルと言うかアクシデントが発生し、その修正に時間が掛かってしまい、更新が暫く途絶えていましたが、やっとの事で三点姿勢まで辿り着きましたので、それまでの経過をアップしたいと思います。完成までもう少し!
主脚の方は車輪も含め既に塗装も終わり、いつでも取り付け出来る状態になっていましたが、尾輪の方の製作がまだでしたので、三点姿勢にすべく組立てを行ないました。
大きな機体を支えるには強度的に少々不安があったので、0.4mmの真鍮パイプを埋め込み、補強しました。センターがずれていますが、大丈夫でしょう。
車輪の取り付けもイモ付け状態で、ここも強度不足は明らかなので、金属線を埋め込み補強しました。車輪は一応回転しますが、あまり意味はありません。(^^;)
塗装して組み上げた状態です。本体への取り付けはもう少し先になります。
垂直尾翼のサポート支柱が、なぜか2本長過ぎてそのままでは取り付け出来ません。修正せずに取り付け出来たのがこの2本で、あとの2本は仕方ないので、カットして修正する事にしました。写真でもお分かりかと思いますが、塗装の艶があり過ぎですよね。これが気になって、あとで予想外のトラブルを招く事になります😱
一旦切断し、約2mmカット後再接着した所です。長さ調整は現物合わせですが、何とか無事に取り付け出来ました。
そして、気になっていた艶の状態を修正しようと思い、クレオスの水性プレミアム半光沢と、同じく艶消しの缶スプレーを用意し、それらを混合すれば75%艶消しになるだろうと安直単純に考えて、ビンに取り出す事にしました。(瓶入りを買いに行ったのですが、なぜか艶消しの瓶入りがどの店でも在庫切れで、ひょっとして生産休止なんでしょうか?)
ビンに取り出しました。ガス分が多くて、ガス抜きにかなり時間が掛かりました。エアブラシで吹くためには希釈する必要があるのは言うまでもありませんが、その希釈用の薄め液はクレオス製を持っていない為、以前、互換があると聞いていたタミヤの薄め液が残っていたので、それを使用する事にしました。(これを使い切ってしまいたかったと言う思いもありました。) これら全てを混合し、試し吹きした結果、艶消し度も自分が描いていた艶消し度で、良いじゃん良いじゃん!てな感じで、全く問題は発生していなかったのですが・・・。
本番塗装には、自作したクリアの量が足りないのでは?と、一瞬思ったのが運の尽き。量を増やすために、もう少し薄め液を加えれば良いだろうとなったのですが、手元には元々クレオス製はないし、タミヤの薄め液も使い切ってしまっていたし、だったら、同じ水性のライフカラーの薄め液でも良いんじゃねえのとなってしまいました。この選択が大きな誤りで、結果、下の写真のような状態になってしまったのです。
ガーン😨 試し吹きでは問題なかったのですが、乾燥したら艶消し剤だけが残ってしまい、粉を噴いてしまったのです。天気が悪かったと言う事もあるかもしれないですし、希釈し過ぎと言う事も考えられますが、やはり異なるメーカー(海外製品も含まれる)の薄め液を混合してしまったと言うのが、一番の原因かもしれません。自分の貧乏性が招いてしまった事ですが、これを見て、もうこのキットもここまでだなと頭をよぎったのも事実です。艶の状態はいい感じなんですけどね。
このショックから立ち直るにはちょっと時間を要しましたが、オイやん(和歌山弁でオッサンの事)がんばるでぇ! で、どうすればこの粉噴きを修正出来るだろうかと考え、まず思いついたのが強目のウォッシングでした。いつもAFVキットで行うのと同じ、タミヤエナメルのレッドブラウンとフラットアースを適当に混合し、やや濃い目に希釈したものでウォッシングしてみました。結果は、一部分は多少誤魔化す事が出来ましたが、満足出来る状態には程遠いものでした。ウォッシング後に、エナメルシンナーで拭き取り中、マスバランスを吹っ飛ばしてしまい、自作を強いられることにもなるし、ホント厄介モノですわ! 笑うしかない😢
もうこうなりゃ塗装し直すしかなく、筆塗りで目立つ部分を塗装し直しました。日の丸の赤部分もタッチアップしましたが、赤は重ね塗りすると黒っぽくなると言う性質が如実に表れてしまいました。まぁ、不幸中の幸いと言えるかどうかは分かりませんが、下面は大丈夫だったのがせめてもの救いだったかもしれません。
そんな厄介モノ扱いに成り下がってしまったキットですが、めげずに修正を施し、再度半艶クリアを吹き、ようやく三点姿勢となる日を迎えました。👏
ジャーン!これが現在の状態です。アップには耐えられそうにないので、遠目でご覧下さい。見た目では粉噴きはなくなっているように見えませんか! 垂直尾翼のサポート支柱もちゃんと取り付け出来ているのがお分かり頂けると思います。
写真はありませんが、機首と胴体後部の銃座部分の組立てもほぼ終わっているし、あとはアンテナ支柱などを取り付ければ、全体の形としては完了となります。墨入れなどの仕上げを経て完成にしようと思っていますが、もうアクシデントが発生しない事を願いたいですね。 今回のアクシデントを今後の教訓として活かして行きたいと思っています。
このトラブル以外にもミスを連発している部分があるのですが、それに関しては次回報告させて頂くと言う事にして、今回はここまでとします。
年内完成が見えて来た、その16に続く。(完成報告出来るかな?)
主脚の方は車輪も含め既に塗装も終わり、いつでも取り付け出来る状態になっていましたが、尾輪の方の製作がまだでしたので、三点姿勢にすべく組立てを行ないました。
大きな機体を支えるには強度的に少々不安があったので、0.4mmの真鍮パイプを埋め込み、補強しました。センターがずれていますが、大丈夫でしょう。
車輪の取り付けもイモ付け状態で、ここも強度不足は明らかなので、金属線を埋め込み補強しました。車輪は一応回転しますが、あまり意味はありません。(^^;)
塗装して組み上げた状態です。本体への取り付けはもう少し先になります。
垂直尾翼のサポート支柱が、なぜか2本長過ぎてそのままでは取り付け出来ません。修正せずに取り付け出来たのがこの2本で、あとの2本は仕方ないので、カットして修正する事にしました。写真でもお分かりかと思いますが、塗装の艶があり過ぎですよね。これが気になって、あとで予想外のトラブルを招く事になります😱
一旦切断し、約2mmカット後再接着した所です。長さ調整は現物合わせですが、何とか無事に取り付け出来ました。
そして、気になっていた艶の状態を修正しようと思い、クレオスの水性プレミアム半光沢と、同じく艶消しの缶スプレーを用意し、それらを混合すれば75%艶消しになるだろうと安直単純に考えて、ビンに取り出す事にしました。(瓶入りを買いに行ったのですが、なぜか艶消しの瓶入りがどの店でも在庫切れで、ひょっとして生産休止なんでしょうか?)
ビンに取り出しました。ガス分が多くて、ガス抜きにかなり時間が掛かりました。エアブラシで吹くためには希釈する必要があるのは言うまでもありませんが、その希釈用の薄め液はクレオス製を持っていない為、以前、互換があると聞いていたタミヤの薄め液が残っていたので、それを使用する事にしました。(これを使い切ってしまいたかったと言う思いもありました。) これら全てを混合し、試し吹きした結果、艶消し度も自分が描いていた艶消し度で、良いじゃん良いじゃん!てな感じで、全く問題は発生していなかったのですが・・・。
本番塗装には、自作したクリアの量が足りないのでは?と、一瞬思ったのが運の尽き。量を増やすために、もう少し薄め液を加えれば良いだろうとなったのですが、手元には元々クレオス製はないし、タミヤの薄め液も使い切ってしまっていたし、だったら、同じ水性のライフカラーの薄め液でも良いんじゃねえのとなってしまいました。この選択が大きな誤りで、結果、下の写真のような状態になってしまったのです。
ガーン😨 試し吹きでは問題なかったのですが、乾燥したら艶消し剤だけが残ってしまい、粉を噴いてしまったのです。天気が悪かったと言う事もあるかもしれないですし、希釈し過ぎと言う事も考えられますが、やはり異なるメーカー(海外製品も含まれる)の薄め液を混合してしまったと言うのが、一番の原因かもしれません。自分の貧乏性が招いてしまった事ですが、これを見て、もうこのキットもここまでだなと頭をよぎったのも事実です。艶の状態はいい感じなんですけどね。
このショックから立ち直るにはちょっと時間を要しましたが、オイやん(和歌山弁でオッサンの事)がんばるでぇ! で、どうすればこの粉噴きを修正出来るだろうかと考え、まず思いついたのが強目のウォッシングでした。いつもAFVキットで行うのと同じ、タミヤエナメルのレッドブラウンとフラットアースを適当に混合し、やや濃い目に希釈したものでウォッシングしてみました。結果は、一部分は多少誤魔化す事が出来ましたが、満足出来る状態には程遠いものでした。ウォッシング後に、エナメルシンナーで拭き取り中、マスバランスを吹っ飛ばしてしまい、自作を強いられることにもなるし、ホント厄介モノですわ! 笑うしかない😢
もうこうなりゃ塗装し直すしかなく、筆塗りで目立つ部分を塗装し直しました。日の丸の赤部分もタッチアップしましたが、赤は重ね塗りすると黒っぽくなると言う性質が如実に表れてしまいました。まぁ、不幸中の幸いと言えるかどうかは分かりませんが、下面は大丈夫だったのがせめてもの救いだったかもしれません。
そんな厄介モノ扱いに成り下がってしまったキットですが、めげずに修正を施し、再度半艶クリアを吹き、ようやく三点姿勢となる日を迎えました。👏
ジャーン!これが現在の状態です。アップには耐えられそうにないので、遠目でご覧下さい。見た目では粉噴きはなくなっているように見えませんか! 垂直尾翼のサポート支柱もちゃんと取り付け出来ているのがお分かり頂けると思います。
写真はありませんが、機首と胴体後部の銃座部分の組立てもほぼ終わっているし、あとはアンテナ支柱などを取り付ければ、全体の形としては完了となります。墨入れなどの仕上げを経て完成にしようと思っていますが、もうアクシデントが発生しない事を願いたいですね。 今回のアクシデントを今後の教訓として活かして行きたいと思っています。
このトラブル以外にもミスを連発している部分があるのですが、それに関しては次回報告させて頂くと言う事にして、今回はここまでとします。
年内完成が見えて来た、その16に続く。(完成報告出来るかな?)
ハセガワ 1/72 日本陸軍 三菱 キ67 四式重爆撃機 飛龍 イ号一型甲 誘導弾搭載機 プラモデル 02298 | |
ハセガワ | |
ハセガワ |
おっと~っ!!
クリアーが「粉」になってしまったのですね。
何とかリカバリーできて良かったです。
塗料を混ぜるのは同系でないと心配です。
同じラッカー系でも「相性」みたいなのがあって、上手く混ざらない時がありますね。
3点姿勢も決まったし、小物パーツもほとんど揃ったし、いよいよ「完成」に向けてのスパーツをかけますか?
頑張って下さい。
ピンチでしたねぇ~、底辺の私が言うのもなんですが、これもよく有る「あるある」ですね。
クリアだったらテカテカにすればいいのですが、艶消しは完全~クリアの間であらゆる段階があり、そこは塗装する人間が考えて調整するしかないので本当に苦労します。
機体が重いので補強もしっかりしなければいけませんね、縦と横、完璧ではないでしょうか。
それにしてもこの時代の機体、尾翼周りに支柱が多いですね。
そういえばBf109もE型までは付いていたし、何が改善されて不要になったのか興味が湧きます。
では、「目指せ元年内完成!(^^)」頑張ってください。
「え!どうするの?これでもう終わり?」と思いましたが流石です。
画像で見る分には全く分かりません。
やはり違うメーカーの薄め液のチャンポンは気を付けないといけないですね。
私はクリアーのオーバーコートに水性は使わないのですが、最近は各メーカーから色々出ているので薄め液もそれに合ったものを使わないといけないですね。
そういえばクレオスの水性塗料もリニューアルされてかなり良くなったらしくちょっと興味あります(笑)
塗料のチャンポンは用心せねばと、肝に銘じさせていただきました。おっかないですねぇ。
尾翼支柱は私が作った時も寸法が合わずに苦労しましたが、どうやって辻褄合わせたのか憶えておりません(笑)。所詮はカンイなので、あちこち合わないのは致し方なしですね。
当方新年に向けて何を作ろうかと、積みキットの箱を開けたり閉めたりを繰り返しております。
貴ブログへのコメントでトラブル発生をお伝えしていましたが、そのトラブルと言うのが、粉噴きです。😢
一瞬、プラゴミと化すのかと思いましたが、ここまで来て諦めるのもなぁと思い留まり、気を取り直して修正に着手しました。(仕事中にもどうするべきかと考えながら仕事していました。)全てを塗り直すのは今からでは大変なので、結局、筆塗りで修正しましたが、水性塗料と言うのが寧ろ助かり、ムラも目立たず修正する事が出来ました。半光沢はやや艶あり傾向にあるようで、今後はビン入りを調整してエアブラシで吹く事にします。(まだ缶スプレーが残っているんですけどね。) 年内完成に向けて製作を続けます。
自分の貧乏性が引き起こしたミスですので、自分で解決するしかないのですが、何とか見られる状態には戻す事が出来ました。某模型誌で、クレオスとタミヤの薄め液は互換ありと書かれていたので、そこまでは問題なかったと思います(思いたい)が、最後のライフカラーの薄め液を投入したのがまずかったようです。(試し吹きした時は問題なかったんですけどね。う~ん?)
本体塗装に水性塗料を使用したと言う事もあり、油性クリアは吹けなかったので、水性クリアにしたのですが、半艶クリアの艶状態と言うのは、その時の湿度に大きく影響されるように思いました。今後の教訓として活かしたいですね。
>それにしてもこの時代の機体、尾翼周りに支柱が多いですね。
そういえばBf109もE型までは付いていたし、何が改善されて不要になったのか興味が湧きます。⇒これは技術の進歩でしょうね。複葉機から単葉機になったように、日々の進歩が今も続いています。自分は進歩していませんが…(笑)
年内には何とか完成すると思います。
仰る通り、私も廃プラ化が一瞬頭をよぎりましたが、最終的に筆塗りで塗装し直して、まぁまぁ見られる状態にはなりました。あと少しで全体の組立ても終了となります。パーツとして残っているのは、翼端及び後部ライトの透明パーツとアンテナ支柱のパーツだけです。あとは各部(銃座など)を取り付ければ形としては完成となります。アンテナ線張りなどがありますが、墨入れ後に行なう事にしています。このままスンナリと完成となれば良いのですが、どうなる事やら…。アクシデントが起こらない事を願いたいですね。
リニューアルされたクレオスの水性塗料、旧製品の欠点(乾かない、塗膜が弱いなど)はかなり解消されているみたいです。YouTubeで香坂嬢(私は好きではありません)が絶賛していますね。
だんだん(「有難う」の意に非ず)厄介モノ扱いになって来た感がするこのキットですが、幾多の困難を乗り越え、完成が見えて来た矢先に、今回のようなアクシデントが発生し、意気消沈以下の状態に陥りましたが、気持ちを奮い立たせ(ちょっとオーバー)、何とか修正(誤魔化すとも言う)出来ました。
今回のミスは教訓として、今後の製作に活かして行きたいと思います。
>尾翼支柱は私が作った時も寸法が合わずに苦労しましたが、どうやって辻褄合わせたのか憶えておりません(笑)。所詮はカンイなので、あちこち合わないのは致し方なしですね。⇒やはりそうでしたか。私の作り方が下手なだけかと思っていましたが、少しホッとしました(笑)
>当方新年に向けて何を作ろうかと、積みキットの箱を開けたり閉めたりを繰り返しております。⇒この時が一番楽しい時かもしれませんね。私もこのイ式を年内には完成させて、次は何を作ろうか思案中です。ドイツ機1/72と言う事だけは決まっているのですが、具体的な機種選択まではまだ決まっていません。ササっと完成させられるキットにしようと思っています。
違うメーカーの塗料や薄め液を混ぜて使ったり上塗りしたりするのはリスクが伴うので、必ずテストした方が安全という事ですね。
でも何とかリカバリーできて本当に良かったです。
無事、完成をお祈りしています。
貴殿も同じような経験をお持ちだと言う事ですが、今回は良い教訓になったと思って、今後に活かして行こうと思います。使い切らなきゃ勿体無いと言う気持ちが、寧ろ無駄な時間や労力を生んでしまいました。😓
見た目はリカバリー出来たように見えますが、近くで見るとアラが目立ちますね。とにかく、まずは完成を目指そうと思っています。せかっく保管場所を確保しているのに、そこに何もないと言うのは避けたいですからね。応援に応えられるべく、年内完成を目指します。