Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

安養寺(2020年12月19日参拝)

2021年02月20日 | 仏閣
今日は快慶仏が特別拝観している奈良の安養寺を参拝です。

奈良県磯城郡に快慶仏が安置されているとは知らなかったけど、
たまたま情報をキャッチできたので安養寺に飛んでいった次第。

車が20台ぐらい停めれる無料駐車場があり、
拝観料は志納でした。


所在地:奈良県磯城郡田原本町大字八尾40
宗派:浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:寛永10年(1633)
開山:源蓮社宝誉上人
札所:田原本御佛三十三ヶ所巡礼


【縁起】
正式名称は法性山・専求院・安養寺。

当寺は八尾集落の北東にあたり門前に面する道路は中街道です。
かつては下ツ道と称し飛鳥と平城京を結ぶ官道でした。

行基開山とも伝わりますが、
浄土宗の寺院としては寛永10年(1633)に創建されました。
第一世・源蓮社宝誉上人。

御本尊は安土桃山時代作と伝わる阿弥陀如来坐像。
境内には天文2年(1533)銘の阿弥陀如来坐像や天文19年(1550)銘の石仏が祀られ、
五代友厚の妻豊子の生家「萱野家」先祖代々のお墓もあります。


【山門】




小さなお寺です。
こちらに快慶仏があるとは驚きです。


【本堂】


宝永三年(1706)第八世・得蓮社忍誉上人の代に建立され、
後代に増改築がされているそうです。

ちょうど法要が営まれていて、
残念ながら本堂に入れませんでした。

本堂の御本尊も直接拝みたかったが仕方ない。


【六体地蔵】



【阿阿弥陀如来】





【石仏】



【地蔵堂】


享保17年(1733)建立されたもの。


【阿弥陀如来】


安養寺の客仏として安置されている阿弥陀如来立像は、
鎌倉時代の高名な仏師・快慶の作で秘仏とされている。
昭和60年に重要文化財に指定された。
材質はヒノキで像高は81.4cm。快慶の壮年期の作品で全体に成熟した感じがあふれ、
頬のふくらみは表情にふくよかさを漂わせている。
衣文線の特徴や粉溜技法など随所に快慶の特徴がみられる。
足ほぞには墨書銘があり巧匠安阿弥陀佛と記されている。
この安阿弥陀佛は快慶の別称である。


【阿弥陀堂】


こちらに快慶作が安置されている収蔵庫です。
この日は決められた拝観日だったので早速中へ。


本物は写真と違って光背があって、
快慶仏らしい流麗で男前かつ威厳のある仏様です。

見惚れるとはまさにこのことで、
本当に美しくて感動しました。

まったく写真映り悪いわ。(笑)

脇侍の二体も素晴らしい菩薩様で、
快慶作かと見間違えるほどでしたが、
こちらは江戸時代に造られたものとか。

とにかく感動。


3月13日から23日まで予約不要で開帳されますので、
是非見仏していただきたい。

https://anyouji.jp/202103_kaikei/


【鐘楼堂】



【御朱印】


御住職が法要中でしたので、
書置き対応でした。