なにやら辻元清美さんか大阪市助役の大平光代さんの本のタイトルにでもなりそうな……。
7月20日から24日まで、神戸で「2004年世界行動療法認知療法会議」が開催されていました。
最終日の24日は「21世紀の特別支援教育のあり方――ひとりひとりのニーズをみたすために私たちのできること」というテーマで市民公開講座となっていましたので出かけてみました。
会場は歩いて10分ほどの神戸国際会議場メインホールです。
講演の内容は
特別支援教育への期待と不安―親の立場から―
高機能自閉症について
学習障害について
ADHD(注意欠陥/多動性障害)について
医療が果たす役割
でした。
自分の子どもはもう直接関係はありませんが、子どもがこれから就くかもしれない仕事、子どもの子ども、親類や地域の子どもたちのことを考えたら見過ごすことのできないテーマばかりです。
私のように全くの一般市民は少ないみたいですが、教員らしき方々、学生さんなどで会場の座席は結構埋まっていました。
講演はあらかじめ用意されたレジュメやプロジェクターを使って、分かり易く発表されました。
少し前までは勉強の遅れがちな子、親や先生の言うことが聞けない子として「お荷物」になりがちだった子どもが、教室の座席、指導の仕方、特別支援担当教員や補助員の配置、投薬(さじ加減が難しいようです)によって、快復や効果が表れてきているようです。
最後に登壇したSさん(女性)は和歌山県臨床心理士会に所属して、実際に子どもたちの支援に当たっている方でした。ご自身がADHDの薬を服んでいる方です。
終業式の時期ですが、小学校で受け取った18回の通知票の所見欄には必ず「落ち着きがない、忘れ物が多い」と記載され、5・6年生ではそれに「協調性がない」が加わったそうです。
彼女は大学に入って、海外の文献などを見るうちに初めて自分がADHDであることを認識しました。そしてそこからご自身自ら迷いながらも自分の行く道を拓いてきました。
同じような悩みを持つ子どもや親御さんにとってこれほど頼もしい助言者はいないでしょう。
はからずも発達障害を背負ってしまった子どもたちが、見捨てられても、諦められてもいないことを知ることができたのが何よりうれしい講演会でした。
7月20日から24日まで、神戸で「2004年世界行動療法認知療法会議」が開催されていました。
最終日の24日は「21世紀の特別支援教育のあり方――ひとりひとりのニーズをみたすために私たちのできること」というテーマで市民公開講座となっていましたので出かけてみました。
会場は歩いて10分ほどの神戸国際会議場メインホールです。
講演の内容は
特別支援教育への期待と不安―親の立場から―
高機能自閉症について
学習障害について
ADHD(注意欠陥/多動性障害)について
医療が果たす役割
でした。
自分の子どもはもう直接関係はありませんが、子どもがこれから就くかもしれない仕事、子どもの子ども、親類や地域の子どもたちのことを考えたら見過ごすことのできないテーマばかりです。
私のように全くの一般市民は少ないみたいですが、教員らしき方々、学生さんなどで会場の座席は結構埋まっていました。
講演はあらかじめ用意されたレジュメやプロジェクターを使って、分かり易く発表されました。
少し前までは勉強の遅れがちな子、親や先生の言うことが聞けない子として「お荷物」になりがちだった子どもが、教室の座席、指導の仕方、特別支援担当教員や補助員の配置、投薬(さじ加減が難しいようです)によって、快復や効果が表れてきているようです。
最後に登壇したSさん(女性)は和歌山県臨床心理士会に所属して、実際に子どもたちの支援に当たっている方でした。ご自身がADHDの薬を服んでいる方です。
終業式の時期ですが、小学校で受け取った18回の通知票の所見欄には必ず「落ち着きがない、忘れ物が多い」と記載され、5・6年生ではそれに「協調性がない」が加わったそうです。
彼女は大学に入って、海外の文献などを見るうちに初めて自分がADHDであることを認識しました。そしてそこからご自身自ら迷いながらも自分の行く道を拓いてきました。
同じような悩みを持つ子どもや親御さんにとってこれほど頼もしい助言者はいないでしょう。
はからずも発達障害を背負ってしまった子どもたちが、見捨てられても、諦められてもいないことを知ることができたのが何よりうれしい講演会でした。