自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

日本のへそ、西脇へ

2006-05-22 | 旅・おでかけ
西脇へはJRを乗り継いで行きました。

一番前の車両が好きなおばはんです。この日、隣りには小さな男の子が2人、前を見つめていました。

加古川に向かう新快速は直線部分では120km/hぐらい出ていて、運転士はひっきりなしに指差し確認をしています。


加古川から単線の加古川線に乗り換えます。
粟生では北条鉄道に接続しています。

私はそのまま加古川線で西脇市駅で下車しました。加古川から約50分です。


モラ展を観たあと寄った日本へそ公園内の小道です。
へその由来は西脇市に東経135度、北緯35度の交差点があるからです。

目にしみるような緑。ここを通っているうちに洗車ならぬ、洗体されそうです。


公園を通り抜けて向かった西脇市岡之山美術館です。
西脇市出身のグラフィックデザイナー、横尾忠則さんの作品を収蔵・展示しています。

美術館は磯崎新さんの設計。
目の前にJR加古川線の日本へそ公園駅があって、その西側を加古川が流れています。


加古川線は西脇市より先は、あまり電車の本数がありません。
たっぷりあった待ち時間を川沿いを歩いて、過ごしました。

日本へそ公園は無人駅ですから、整理券を取って乗車、加古川駅で作ってもらった乗車券を記念に持ち帰りました。



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92歳、情熱「モラ展」

2006-05-22 | 展覧会
西脇市に住む92歳の武田八重さんという女性が、約30年前から独学で始めたモラ手芸の作品展を開くということを、ひょんなことから知って、最終日に出かけてきました。


モラというのは、中米パナマの先住民の民族衣装を起源とした布の手芸で、刺しゅう、パッチワーク、アップリケなどを総合したような手仕事ででき上がります。

展覧会は武田さんの娘さんたちや、知人の方のものも少し加えて約50点、素晴らしい作品が並んでいました。


インターネットで見つけたデザインや身の回りにあるモチーフに、ご自身のアイデアを足して仕上げた作品は本場パナマ独特の絵柄以上に、私には身近に温かく感じました。

嬉しいことに作品や作り方なども武田さんご本人が説明してくださいました。
布の重ね具合で、仕上がりがガラリと違ってきますから、想像力と創造力を駆使しますし、なにより作品を仕上げるには根気がいります。


ご高齢なのにもかかわらず、1日5時間ほど創作に集中されるそうです。
(ぐうたらな自分が恥ずかしいです)

ガンがある以外にはどこも悪いところがないからという医師の診断で、今年の1月、消化器系のガンの手術をされたとは思えないほどお元気です。

作品の素晴らしさはもちろんですが、私は武田さんの生き方にも大いに刺激を受けました。


ガラスの入った額は照明が写って撮りにくかったこともあって、ここに載せた作品はほんの一部です。素敵でしょう。

作品を拝見したあと、同じ西脇市にある、横尾忠則さんの作品を展示している岡之山美術館までの行き方をたずねたところ、武田さんの娘さんがクルマで送ってくださいました。

お世話になりました。重ねがさねありがとうございました。


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