横尾忠則さんのカラっと明るい不思議さが、面白可笑しくて、だんだん作品の不思議さも面白く受け入れられるようになった私です。
その横尾さん、一昨年古稀を迎え、―とても70歳過ぎには見えないのですが・・・―隠居宣言をしたのに、なぜか精力的に活動しています。
隠居だから「締めきりなしで、ほんとに好きなことしかしない」と言って書き出したのが小説で、「文學界」に連載した4作品が単行本にまとめられました。
この世の話しではありません。
あの世にはこの世とまったく同じ空間があって、家具やペットまで一緒です。
ただ、時間は直線的には流れません。
4作品の主人公は横尾さんの分身で、あり得ない場面が続くのですが、仕方がないなぁ、横尾さんだから、と思えてしまいます。
会話の部分が多い文章で、その会話がまた、現実とはちょっと離れているのです。
つじつまのあう展開が好きな人には向かないかもしれません。
不思議な世界です。
私はあの世がこんな風だったら、行くのも恐くないなぁと思いました。
その横尾さん、一昨年古稀を迎え、―とても70歳過ぎには見えないのですが・・・―隠居宣言をしたのに、なぜか精力的に活動しています。
隠居だから「締めきりなしで、ほんとに好きなことしかしない」と言って書き出したのが小説で、「文學界」に連載した4作品が単行本にまとめられました。
この世の話しではありません。
あの世にはこの世とまったく同じ空間があって、家具やペットまで一緒です。
ただ、時間は直線的には流れません。
4作品の主人公は横尾さんの分身で、あり得ない場面が続くのですが、仕方がないなぁ、横尾さんだから、と思えてしまいます。
会話の部分が多い文章で、その会話がまた、現実とはちょっと離れているのです。
つじつまのあう展開が好きな人には向かないかもしれません。
不思議な世界です。
私はあの世がこんな風だったら、行くのも恐くないなぁと思いました。