10月25日(日)、御影公会堂に出前・田辺寄席を見に行きました。
田辺寄席は1974(昭和49)年から始まった地域寄席(大阪市阿倍野区の市立阿部野青年センターが拠点)です。
神戸への出前は阪神・淡路大震災の直後3月に、被災地の避難所で第1回がスタートして、今回で12回になります。
会場は震災に持ちこたえた御影公会堂です。
この日のプログラムは、
開口0番★桂文太さん
1.道具屋★桂雀太さん
2.昭和任侠伝★(春菜改め)桂春蝶さん
3.曲独楽★桂米八さん
4.寝床★桂文太さん
私はまくら^^好き。噺本題にどうやって入っていくのかを聞くのがいつも楽しみです。
今年、父親春蝶の名を継いだ桂春菜改め三代目桂春蝶さんは、先輩噺家へ襲名の挨拶に行ったときのことや父親の遺品を車上荒らしに盗まれた話から、「昭和任侠伝」に入っていきました。
「昭和任侠伝」は父春蝶さんの作です。昭和は、はるか昔になりましたから、Vシネマの竹内力さんを組み込んだりしていました。
三代目春蝶さんは今風の風貌で、美声。ラジオのパーソナリティなんかにも向きそうです。
開口0番で桂文太さんが落語を聞くにあたってのあいうえおを、おもしろおかしく語ってくれました。
あ・・・あくびをしない。
い・・・いねむりしない。
う・・・うろうろしない。
え・・・え顔で聞く。
お・・・おならをしない。もとい、(客席で)オチを先に言わない。
と、年配者の多い会場を笑わせてくれました。
にもかかわらず、オオトリの文太さんの「寝床」の時に、後に座ったおばちゃん2人が、プログラムにはさんであったクイズの答えを相談しだしたのです。
お年寄りはどうしても声が大きくなりがちで、まいったな~もうっ!でした。