11月3日(火・祝) 神戸学院大学でグリーンフェスティバル 海老彰子ピアノ・リサイタル
曲目は―
バッハ◆半音階的幻想曲とフーガ
ベートーヴェン◆ピアノ・ソナタ第32番 「熱情」
ショパン◆即興曲第1番、即興曲第3番、バラード4番
ラヴェル◆夜のガスパール 木の精/絞首台/スカルボ
アンコールで―
スカルラッティ◆ソナタ
プーランク◆即興曲
ショパン◆ノクターン変ニ長調
春季のグリーンフェスティバルの予定だったリサイタルです。
あの5月の新型インフル騒動で延期になりました。
海老彰子さんは大阪生まれ、広島育ち。
もう30年以上、フランスと日本、両方に拠点をおいて演奏活動を続けています。
年齢的にはお若くはありませんが、パワフルにダイナミックに指が鍵盤の上を動き回ります。
この日のインタビューコーナーで、親交の深いピアニスト、マルタ・アルゲリッチさんの肺がんの手術にサンタ・モニカの病院まで付き添い、1ヵ月半看病した話を伺えました。
もっともアルゲリッチさんが入院したのは4日間。アメリカの医療費の高額さに長期間入院はできなかったことと、輝くような美しさで手術室を出てきたほどの生命力があったからこそ、すぐ退院できたのだそうです。
海老さんとアルゲリッチさんは昨年10月、リヨンで2台のピアノによるコンサートを行い、成功をおさめました。
演奏のあと、CDにサインをいただいたりして遅くなったものですから、明石行きのSKバスの乗客はまばらでした。ところが、駅までの30分近くずっと、運転席近くで口笛のような警報音が鳴っていたのです。
運転手のそばにベテランの指導員らしき方も乗っていて、音を止めようと努力はしていましたが、気持ちのいいものではありませんでした。
いったい何だったんでしょうね、あの音。狭い道でカーブ、下り坂もありますからねぇ。
口笛は吹いたけれど、火は噴かなかったからよかったです。