ホリエモンさんの小説第1作。
フィクションをうたっているけれど読めば、あ~あのことね、と察しがつきます。
堀江さんが実権を握っていたころ、ライブドアの資産は5000億円あったそうですから、個人のものではないとしても、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグに驚いてはいられません。
金もうけの手法や、資金を後ろ盾にした傲慢さ、ビジネスマナーを無視した言動が、保守的な大人たちをいたく怒らせて、私もその1人といえます。
だからといって、まったく無視するわけではありません。
彼のブログを読んでいて、こういう行動力を持った若い人の芽を摘んではいけないと思ったし、示唆に富む発言や、正鵠を射た大人批判も多いのです。
ところが、おもしろい情報は有料メルマガのほうに移って、彼の「いま」を知る機会は減ってしまいました。
メルマガ買ってまで読みませんから。
このメルマガ、1と月840円で、購読者が10000人を越えたそうですが、この金額は関係者でどう按分されるのでしょうね。
この小説のこととは逸れるのですが、堀江さんは拘置所に入っているとき、人生で初めて小説の類に接するようになって、渡辺淳一さんの『花埋み』を読んで、官能小説家だと思っていた認識を改めたそうです。・・・と、以前、ブログで読みました。
私なんかは『失楽園』で、渡辺さんがポルノ小説家になっちゃったよー、と思ったんだけど。
堀江さん、今度は『成金』という小説を来月出すそうです。