3月21日(金・祝) ザ・フェニックスホールでクドウ・シゲノリ・ウインド・アンサンブル
曲目は―
モーツァルト(ロットラー編)◆五重奏曲第2番(木管五重奏)
ベートーヴェン◆セレナーデ(フルート&ピアノ)
ドビュッシー◆「子供の領分」よりゴリウォッグのケークウォーク(木管五重奏)
フランセ◆木管五重奏とピアノのための「恋人たちの時間(木管五重奏&ピアノ)
プーランク◆六重奏曲(木管五重奏&ピアノ)
アンコールで―
フランセ◆「恋人たちの時間」の3曲目〈せっかちな若者たち〉
フルート/工藤重典さん
オーボエ/古部賢一さん
ホルン/日橋辰朗さん
ファゴット/吉田将さん
クラリネット/赤坂達三さん
ピアノ/長崎麻里香さん
客席300ほどの小さなホールで木管とピアノのコンサートを聴いてきました。
日本フルート界の第一人者、工藤重典さんのもとに、木管の名手が集まったグループです。
冒頭で工藤さんが説明されましたが、年齢も、出身校も、留学先も共通点がありません。
まだお若いホルンの日橋さんを除いて、ソリストとして実績充分だし、すでに後進の指導にも力を注いでいる方たちばかりです。
プログラムの解説を読むと、弦楽器や金管楽器は大きさや形が違っても、音の出る原理は同じなので、アンサンブルをすれば、音色が自然に混じりやすいのですが、木管五重奏はオーボエとファゴット以外は発音の原理が違うので、調和を図るのは難しいのだそうです。
木管五重奏と聞くと静かで、ゆ~ったりといったイメージがわきます。
ところがところが、思いのほかアップテンポでパワフルな演奏に引き込まれました。
もちろん、演奏曲目にもよりますがね。