神戸市立博物館でターナー展を観てきました。
会期は4月6日(日)までです。
風景画家として、西洋美術史に大きな足跡を残し、英国最高の巨匠と称賛される(とはリーフレットからの受け売り^^)ターナーの作品113点が展示されている大回顧展です。
全体的にはイギリスらしい尖ったところのない、穏やかな風景画だと感じました。
彼にかかると、古代の物語も、歴史上の人物も風景の中の一部として表現されています。
俄然身近に感じたのは、夏目漱石が「坊ちゃん」の中で、ターナーの描く松に似た木の生える島を「ターナー島」と名付けたという逸話が紹介されていたからです。本は読みましたが全然記憶に残っていませんでした。
ターナーの絵は強烈な印象を残さなくても、静かに心にしみてきます。