3月1日、宝塚大劇場で雪組公演「るろうに剣心」を観てきました。
観劇したのは、1日2回公演の午後の部。
お昼のニュースでは宝塚音楽学校102期生の卒業式を報道していました。
宝塚版るろうに剣心の原作はシリーズ累計5900万部を超える大ヒットコミックです。
テレビアニメ、劇場映画、ゲーム、オーディオブックなどにもなっていて超露出度の高い作品です。
私は、佐藤健さん演じる劇場映画版の予告編でしか、るろうに剣心を知りませんが、
あの立ち回りを宝塚でどう表現するんだろうと思っていました。
緋村剣心役、トップの早霧せいなさんは「映画版を最初は意識したが、歌った時点でもう別物だろうと吹っ切れた」と語っていますが、まさにその通りの舞台でした。
男役2番手の望海風斗さんは宝塚版で初めて誕生したキャラクターです。
娘役トップの咲妃みゆさんは道場の師範代、竹刀を振るう場面もあって、男役っぽい演技をこなしていました。
もともとチャーミングな雰囲気を持った方です。
時は幕末から明治初期。
ちょうどNHK朝ドラと同じ時代なんですねぇ。
横浜にできた商館での舞踏会シーンもあって、宝塚的な^^衣装やダンスも見られます。
プログラムは右開きの縦組み。なかなか立派な仕上がりです。
原作者が描き、コメントする、キャラクター紹介も載っています。
さすがに宝塚版オリジナルキャラクターの加納惣三郎はいないんですけどね。
私は幕間によくロビーや武庫川に面したデッキに出るのですが、ちょうど卒業式を終えた新ジェンヌさんたちがロビーに何人かいました。
少し離れたところで、劇場関係者とご挨拶をしている方がいました。
なんと、君島十和子さんとご主人の誉幸さんでした。
卒業生が周りにいたので、お嬢さんの憂樹さんもいらしたと思われます。
私の立っていたすぐそばを通って、劇場から出て行かれました。
無断で写真を撮るのははばかられましたので、さりげなく^^見送りました。
とても感じのいいご夫婦でしたよ。いろいろあったご夫婦でしたけどね。
宝塚の華やかな舞台が大好きですが、熱狂的ではない私です。
100周年を過ぎ、蘭寿とむさんが、柚希礼音さんが去った宝塚ですから、大劇場通いを止めてもいいかなと思った時に、君島さんのデビューの舞台を観るのもいいなあと理由をつけて、相変わらず続く宝塚通いです。
コミックや映画経由で入ってきたのか、男性や若い人たちも目立つ客席でした。