マイタのブログ

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シンプルがBEST。

2009年04月08日 | 日記・エッセイ・コラム

店舗入り口の袖ガラスに、カッティングシートで切り抜いたお酒の銘柄を貼りつけていたんですが、だいぶヨレヨレになってきました。剥がしてしまうのは簡単なんですけども、代わりに何かしないと見た目が淋しくなりますからねぇ… なかなか名案が浮かばず数日が過ぎてしまいました。

結局は またカッティングシートを切り抜いて貼ろうということに落ち着いたものの、さてどんな文字にしようか… これまた難問でして、さんざん悩んだ挙句に行きついたのが、

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「酒」の一文字。 これが一番分かり易くていいですわ、酒屋なんだし。ちなみに書体は大昔の中国の書人のものを模写させていただきました。私のイタズラ書きでは このような良い字には成りませんからね。

Photo ウチが改装した時に、ご近所のD原さんからいただいた書道字典に載っている様々な書体の「酒」という文字の中から、ウチのイメージにピッタリな、というか私の好みに合致したのがこれ。うーん、いいねぇ…D原さん ありがとうございます。

画数が少ないのでカッティングシートを切り抜くのも容易に出来ましたわ。日中だと周囲との色あいのバランスで見え難いのが玉にキズですが、暗くなればこの通り、浮かび上がって見えるのですよ。

この字典を見ていると、「これって何と読むんだろ?」 てな具合に、文字というより殆んどアートの部類に入るようなモノも結構あるんですが、それが書かれたころの人たちにはちゃんと読めたんでしょうな。考えてみれば、もともと物の形を現したのが文字ですから、基になった品物を連想すれば読めるはず。そう思うとこの字典、書体を見るだけでなく、想像力の強化にも活用出来ますね。こりゃアナログの脳トレですわ。

コメント (2)
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