今日の「マイタのブログ」は過去記事を編集したものに今日の話題をつけ足して書いてます。
杉玉(すぎだま)
または酒林(さかばやし)とも呼ばれるオブジェです。
青々した杉の葉をたくさん挿しこんでから丸く刈り込んで作り、酒蔵さんが軒に吊るして新酒が出来たことをお客さんに知らせる目印にしたと言われております。
杉玉の起源は諸説ありますが、調べるにつれ日本びいきの私でも 中国から渡ってきた文化らしいという説もあり得ない話ではないと思ってしまうのですよ。
そして当初は丸くなくて杉の葉を束ねただけのものだったとか… 古い資料の挿絵ではこのように描かれてます。これが一般的な姿だったとしたらそのままの形で伝わっていれば蜂の巣と間違われることはなかったでしょう。
それがいつから丸い形になったのか定かではありません。
そして明和元年(1764)に書かれた資料には
『昔は酒屋の軒に、杉の葉にて毬のごとくこしらへたる酒林といふ物あり』
とあります。『昔は…』ということはそのころ(徳川10代将軍・家治のころ)には「杉玉(酒林)」はあまり見られなくなったのでしょうね。枯れた杉の葉は燃えやすいので火災予防の意味で「軒になど吊るしておくな!」とお上から沙汰が出ていたとも考えられます。
そんなふうに「もしかしたらこうだったのかも・・・」なんて考えると楽しいですよね?想像するのは自由ですし、絶対違うとは誰にも断言できないはずですから。
・・・と、3年くらい前のブログに書いていたのを今日の地元新聞の写真を見て思い出したりして。
全量佐渡産米使用蔵・金鶴の加藤酒造店さんの杉玉が写っていたものですから。
新酒もいいですし、熟してこそ味わえる旨味もまた 日本酒の醍醐味。その奥深さがいいんですよねぇ~♪
それでは皆さん、本日も日本酒で乾杯!(^o^)丿
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